懲戒の部屋 の商品レビュー
バラエティーに富んだ短編集。 『乗越駅の刑罰』、『懲戒の部屋』、『顔面崩壊』、『蟹甲癬』が印象的。 大槻ケンヂの解説も分かりやすい。
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筒井康隆が大好きなので収録内容は殆ど知っていましたが、何度読みなおしても面白いです。 「顔面崩壊」「蟹甲癬」に関しては後にトラウマになるほどの衝撃を受け、僕の作品に多大な影響を与えてくれました。 小説書いたことないけど。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「走る取的」の、最初から最後までほぼいつもの日常路線にいつつも、 死への恐怖を感じさせるスタイルはすごい。 これで相手がヤクザだったらつまんない話なんだろうなあと思うとまた面白い。 「顔面崩壊」は、グロテスクなんだけど精緻に描写されすぎてて、 グロの域を超えておおーってなっちゃうような作品。 ここまで気持ち悪さを綿密に書いた作品はそうそうないと思う。
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圧力鍋を使う時に、結構思い出します・・・豆を煮るときは必ず思い出します・・・・どうしてくれるんだ!!
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筒井作品でもっとも好きで、中学生のときに読んで「小説の力」を感じた「懲戒の部屋」。載っている作品すべてが素晴らしい。日本に筒井康隆がいてよかった。賛同は得られないだろうけど。
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あー、気持ち悪かった。「顔面崩壊」「蟹甲癬」。 「走る取的」は怖いけど笑った。これぞ筒井の不条理という感じ。 「乗越駅の刑罰」のむちゃくちゃな駅員の論理がキチガイでよかった。
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それぞれの話はとっても奇妙なんだけど。。。。 『笑うセールスマン』とか『世にも奇妙な物語』みたいな感じの短編集です~。 こういう話、実はとーっても好きなのよ~。 10篇の短編は次のとおりです~。 ★走る取的 バーで相撲とりの悪口を言ってたサラリーマン二人が、その場に居合わせた...
それぞれの話はとっても奇妙なんだけど。。。。 『笑うセールスマン』とか『世にも奇妙な物語』みたいな感じの短編集です~。 こういう話、実はとーっても好きなのよ~。 10篇の短編は次のとおりです~。 ★走る取的 バーで相撲とりの悪口を言ってたサラリーマン二人が、その場に居合わせた相撲取りに追いかけまくられる。 ★乗越駅の刑罰 無賃乗車した作家がリンチされる。 ★懲戒の部屋 電車で痴漢してないのにしたと騒がれ、女たちに羽交い絞めにされるサラリーマンの話。 ★熊の木本線 旅の途中に立ち寄った村で村人たちに歓迎されたが、その宴会の席で思わぬ事態を起こす。 ★顔面崩壊 ある星でドド豆を食べるときに注意事項。どんなに危険でその後、どんなことが起こるか。。。 ★近づいてくる時計 いろんな時計を売ってる時計店で手に入れた時計は、自分の寿命が分かるものだった。。。 ★蟹甲せん 蟹の甲羅が顔に張り付き、その内側にある蟹味噌が美味しいと評判になる。でも実は、その蟹味噌は自分の脳味噌だった。。。 ★かくれんぼをした夜 小さいときにかくれんぼをした仲間たち。ひさしぶりの同窓会で顔を逢わせる。しかし、後日気づいたのは、あの日以来一人だけ見かけない友達がいた。。。 ★風 風に乗ってきたのは、子供だったのか。。 ★都市盗掘団 香港で盗掘を計画してた仲間に裏切られたある男の話。 あー、こうして見るとやっぱりホラーなのかなぁ。 私の一番のお気に入りは『顔面崩壊』でした。かな~りグロテスク。
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GUEST 038/タレント・中川翔子:スミスの本棚:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京 http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/blog/smith/2011/07/post115281.html
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走る取的 / 初出 別冊小説新潮 1975年4月号 乗越駅の刑罰 / 初出 小説現代 1972年7月号 懲戒の部屋 / 初出 小説現代 1968年6月号 熊の木本線 / 初出 小説新潮 1974年1月号 顔面崩壊 / 初出 小説現代 1978年3月号 近づいてくる時計 / 初出 ...
走る取的 / 初出 別冊小説新潮 1975年4月号 乗越駅の刑罰 / 初出 小説現代 1972年7月号 懲戒の部屋 / 初出 小説現代 1968年6月号 熊の木本線 / 初出 小説新潮 1974年1月号 顔面崩壊 / 初出 小説現代 1978年3月号 近づいてくる時計 / 初出 小説すばる 1990年6月号 蟹甲癬 / 初出 問題小説 1976年4月号 かくれんぼをした夜 / 初出 SFアドベンチャー 1981年1月号 風 / 初出 小説現代 1984年5月号 都市盗掘団 / 初出 小説すばる 1989年春季特大号 解説 (大槻ケンヂ) カバー装幀 松昭教 デザイン 新潮社装幀室 カバー印刷 錦明印刷 印刷 大日本印刷 製本 憲專堂製本
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ショートSF系の作者の作品の内 若干ホラーちっくな短編を集めたもの。 どの作品も独特の雰囲気を醸しだしており 読んでいる内にひきずりこまれてしまいます。 筒井氏の独特の表現方法を苦手とする方も 多いですがこの作品集は大変読みやすいので おすすめですね。 個人的には ”乗越駅の...
ショートSF系の作者の作品の内 若干ホラーちっくな短編を集めたもの。 どの作品も独特の雰囲気を醸しだしており 読んでいる内にひきずりこまれてしまいます。 筒井氏の独特の表現方法を苦手とする方も 多いですがこの作品集は大変読みやすいので おすすめですね。 個人的には ”乗越駅の刑罰”のむちゃくちゃさ と ”かくれんぼをしたよる”の不気味さが 好きですね。
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