マレー鉄道の謎 の商品レビュー

有栖川有栖(著者)

2016/11/05

休暇でマレーシアに行った2人が出くわした殺人事件。
まったく予想がつかなくてモヤモヤしていた所でまさかの謎解き結果。
そう来たか、火村先生。
He doesn't miss a trick！
Picture star！

2018/03/05

昔の友人を訪ねて行った先で、遭遇した殺人事件。

人が大量に出てきますが、名字が違うので分かりやすいｗ
しかし密室なのには変わりなく…。
中から目張りしたトレーラーで、どうやって
殺人が行われたのか。

あちらこちらで聞いて回って行きますが
彼らともう一人の作家と、やたらに扱いが違う。
どこまで強引に話をしてきたのか、が分かる感じです。
彼が考えた推理内容も問題アリですが
推理作家はもしかして…と思ってしまったのは
我らがワトソンの存在のせい？ｗ

トレーラーの殺人については、確かに！　な
納得内容でした。
全然そこに気が付きませんで…。
目の前に答えが転がっている、と言っても
過言ではなかったのに！！ｗ

2016/03/28

火村&アリスコンビ。蛍を見ながらの、2人のボートでの対話が印象的。悪は個性、多様性にすぎないって話。なるほどねえ。
長編なので事件絡み以外の色々な話が出てきて面白かった。ただ、基本的にこの2人って、アリスが思いつくことを喋って喋って、ことごとく火村センセに切り捨てられて、最後の最後に黙ってた火村センセがやーっと答えを提示するってスタイルなのが、何だかなあ〜火村センセも途中途中でもっと考えを述べてよ〜というか、もうちょっと助手も活躍させてよ〜というか笑。
最後、危険を顧みず全力で犯人を糾弾するのが、ああ火村だって思いました。

2014/09/27

食べるシーンが多いなと感じた。
あと、推理パートが読んでもわからなかったので、機会があったら読み返します……。

2014/04/12

火村と有栖川コンビの事件簿で、今回は密室が事件のテーマ。そのトリック自体がクレーンを使ってバンガローを傾けてドアを内側から目張りした、というのは現実的ではないような気がするけど、それはそれでいい。
犯人は意外性はさほどないけど、一応登場人物全員がそれなりに怪しいしラストまで読めた。
しかし違和感が…。それは無駄な文章や会話が多い事。無駄なエピソードやコメディタッチの会話が全く面白くない。
致命的なのがワトソン役の有栖川が英会話が堪能ではないという設定のため、会話の一部が××表示になるのには呆れた。そんな必要が全くない。しかもありえないほど文語調の会話。わずか10年前の作品なのに。
同じ本格物で同じ作者ならば、江神次郎シリーズの方がずっとおもしろい。

2013/12/20

再読。作家アリスシリーズ12作目/国名シリーズ6作目。
実際の発売まで凄く待たされた記憶のある作品です。
異国の地マレーシアに行ってまでも事件に巻き込まれる二人。
アリスは他国でも妙ちくりんな推理を披露してしまいましたね。
恐るべし強心臓。
でも今回の妙ちくりん推理大賞はアランに捧げたいと思います。

このシリーズでは珍しくタイムリミットのある設定で、読み手のこちらも手に汗握ってしまう。
疾走感ある終盤の展開は心地好かったです。
大筋からはそれますが、虫御一行様の虫尽くしカラオケは私も怖いもの見たさで付き合ってみたい(笑)

2013/07/28

面白い。
色々な作品の書き方、トリック、考え方を使っていて、私的には結構好き。
ただ最後の種明かし？は日本人にはわからないですw

2013/05/20

シリーズを追って借りた本。

長編だけあって色々盛りだくさんの濃いお話だった。本筋の事件もさることながら、脱線(？)した話や外国の描写なども多くあり、読みごたえがあった。

2012/11/13

久々の作家アリスシリーズ。本当に読むのが久々。

「こいつが犯人なんだろうなぁ…」と思ったら、全く別の人物が真犯人だという種明かしに、まぁ「えぇぇぇ！！」と叫んでしまった位、意外な人物が犯人だったのが印象的だった。いや、彼が犯人だったからこそのこのタイトルなのか…と思うと、有栖川さんも考えるなぁと。

2012/09/23

マレー鉄道に興味があって読んだのだが、舞台はキャメロンハイランドだた。マレー鉄道は事故で死亡という設定でしか出てこない。隙間をテープで封印するという密室のトリックをどのように暴くかが焦点だったが、見破った方法がはたして可能なのか疑問？カバーの裏に「鉄道ミステリーではありませんので、ご了承ください」を見逃していた。