パレード の商品レビュー
不思議な感じで面白いのだが、終わり2人には共感できなくて、意味がわからない。終わり方も、何これ、で終わった。
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最後まで読んだけど… ほかの作品のほうがおもしろかったな。 東京で友達ごっこのようにつかず離れずのシェアする若者の話。 自分が知っているその人しか自分は知らない。 相手に合わせて自分も変形していく。 特に目新しいテーマでもなく、隣室の占いや、先輩の彼女との浮気や、物語が動くの...
最後まで読んだけど… ほかの作品のほうがおもしろかったな。 東京で友達ごっこのようにつかず離れずのシェアする若者の話。 自分が知っているその人しか自分は知らない。 相手に合わせて自分も変形していく。 特に目新しいテーマでもなく、隣室の占いや、先輩の彼女との浮気や、物語が動くのかと見せかけてたいして盛り上がりもせずだらだらと終わっていく。 人には見せてないそれぞれの残酷さ、奇形性、過去。 でも日常てそんなもんかも。
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2016年の一冊目。今年こそマメに記録して目標達成させよう…。 闇深い内容でしたが(後半につれて重みが増す…)目の前の世界を脱却しても更に大きな世界がある感じとか、本当の自分を疑う感じとかに同調。シェアハウスしている一見平和的集まりにみえて、どこに真実があるかわからない様子が怖い...
2016年の一冊目。今年こそマメに記録して目標達成させよう…。 闇深い内容でしたが(後半につれて重みが増す…)目の前の世界を脱却しても更に大きな世界がある感じとか、本当の自分を疑う感じとかに同調。シェアハウスしている一見平和的集まりにみえて、どこに真実があるかわからない様子が怖いなと思いました。
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64 吉田修一いい。面白センスの高さ。 最後のオチにびっくり。読後の重たさ。面白さの裏にある影、暗さ。際立つ自意識。いい。
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初の吉田修一作品。先に映画を観てしまってて、それからの読了なんだが、やはり原作を読んでから映画を観るべきだった。 読んでいても映画の中の出演者の顔が浮かんできてしまい、文章と記憶の中の映像が上手くマッチ出来ない部分も・・・。 さすがに映画では描ききれてなかった描写も小説では丁寧に...
初の吉田修一作品。先に映画を観てしまってて、それからの読了なんだが、やはり原作を読んでから映画を観るべきだった。 読んでいても映画の中の出演者の顔が浮かんできてしまい、文章と記憶の中の映像が上手くマッチ出来ない部分も・・・。 さすがに映画では描ききれてなかった描写も小説では丁寧に描かれているけど、いかんせん出演者の顔が浮かんでくるだけに、イメージの自由度が制限されているような感じ。 先に原作を読めば、変な先入観無しでイメージ出来たと思う。 作品の内容は、盛り上がりに欠けるというか、感情移入しにくい設定。2LDKのマンションでルームシェアしてる男女の物語なのだが、現実味を感じられない。かと言って、彼らの生活スタイルを全否定するのでもなく、ある種の羨ましさを感じる自分も居る・・・なんか不思議な作品。 ☆3個
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若者のシェアハウスの話 mixiのようなお気楽な感じで、取るに足らないことをして そこに合う自分を見つけて、演じている 後味がいいかと言われたら微妙 でも悪くはない
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以前読んだことがあるので二度目になる。 読んでいる時はそれなりに興味を持って読めるのだが、あまり印象に残らない。 2LDKのマンションをシェアして住む5人の男女。特別に異性を意識しないで住んでいる。恋人と別れて、それでも時々会って関係を持つ人。ちょっと売れた俳優を恋人にする人。先...
以前読んだことがあるので二度目になる。 読んでいる時はそれなりに興味を持って読めるのだが、あまり印象に残らない。 2LDKのマンションをシェアして住む5人の男女。特別に異性を意識しないで住んでいる。恋人と別れて、それでも時々会って関係を持つ人。ちょっと売れた俳優を恋人にする人。先輩の恋人に惚れて、その人と関係を持つ人。いまどきの若者たちの屈託が伝わってくる。 最終章の、思いもよらない展開も彼らの屈託を如実に示すものかもしれない。
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初、吉田修一作品。 「悪人」の人、ってイメージで、映画より原作がいいと言われていたのが気になってたんだけど、映画見たものを読み直すのも面倒だから、別作品。 都会の2LDKマンションで不思議な同居生活を行う、様々な男女5名の群像劇。 この部屋には誰も、自分を持ち込まない 誰も「本...
初、吉田修一作品。 「悪人」の人、ってイメージで、映画より原作がいいと言われていたのが気になってたんだけど、映画見たものを読み直すのも面倒だから、別作品。 都会の2LDKマンションで不思議な同居生活を行う、様々な男女5名の群像劇。 この部屋には誰も、自分を持ち込まない 誰も「本当の自分」を知らない 「本当の自分」って何だ…? とそれぞれが思い悩んだ上での、最後の最後で「『実はみんな知らないふりして知っている』ことに気付く怖さ」がすごい。 ストーリー自体には、小波しかないんだけど、読後に残るこの気持ち悪さ?嫌悪感?が何ともいえない。 10年以上前の作品だけど、すごく現代っぽい。 文章が私には読み易くて、話の繋がりもスムーズで、長くもなかったので、眠れない夜にあっという間に読み終わってしまった。 あー、でもそれでもルームシェアしたい。 -- 第15回(2002年) 山本周五郎賞受賞 5人の若者の奇妙な2LDK共同生活を描いた青春小説。いつの時代も現実は厳しい。でもふさわしい自分を演じればそこは、誰もが入れる天国になる。杉本良介21歳、H大学経済学部3年。大垣内琴美23歳、無職。小窪サトル18歳、「夜のお仕事」に勤務。相馬未来24歳、イラストレーター兼雑貨屋店長。伊原直輝28歳、インディペンデントの映画配給会社勤務。5人の生活がオムニバスで綴られる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白おかしなルームシェアだと思っていたら、誰ものが本当の自分を持ち込まない場所だった。でも、考えてみたら引きこもりになっていなければ誰もが他人と一緒にいる空間だらけだ。場合によっては家族ですらそうかもしれないし、住む場所以外の学校や会社も同様なのかもしれない。そんな気付きみたいなものだけを見せて終わる所に何か怖さを覚える。
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2014年10月19日に開催された「全国大学ビブリオバトル2014~京都決戦~いこま予選会」で発表された本です。
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