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夜と霧 新版 の商品レビュー

4.4

1257件のお客様レビュー

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2025/01/01

生きることに必要な要素を教えてくれる。 絶望的に悲惨な状況も、決して悲観的な描き方ではないところが良い。 人生で大切なのは、ポジティブとユーモアと愛。

Posted byブクログ

2024/12/18

中学生の時に読書感想文を書くために読んだ。アウシュヴィッツのことは知ってたけど、実際に中にいた人の記録は凄まじい

Posted byブクログ

2024/12/16

人間は、「負の遺産」から何を学べるのか。 人はなぜ生き、人を殺し、祈るのか。 壮絶、のひとこと。 淡々と記されている強制収容での暮らしから、絶望的状況と当時の凄惨さが嫌というほど垣間見える。想像できない、したくない。フィクションかと思う話がすべて現実であることの絶望。 人間が生...

人間は、「負の遺産」から何を学べるのか。 人はなぜ生き、人を殺し、祈るのか。 壮絶、のひとこと。 淡々と記されている強制収容での暮らしから、絶望的状況と当時の凄惨さが嫌というほど垣間見える。想像できない、したくない。フィクションかと思う話がすべて現実であることの絶望。 人間が生きるために必要なのは、希望。愛されている意識。自分がかけがえのない存在だという認識。未来への意志。 うすっぺらい使い方をしようと思えばいくらでもそうできるこの言葉たちが、この本を読むと、本当に本当に本当にそうなんだと思った。 わたしたちはためらわずに言うことができる。いい人は帰ってこなかった、と。 医長によるよ、この収容所は一九四四年のクリスマスと一九四五年の新年のあいだの週に、かつてないほど大量の死者を出したのだ。これは、医長の見解によると、過酷さを増した労働条件からも、悪化した食糧事情からも、気候の変化からも、あるいは新たにひろまった伝染性の疾患からも説明がつかない。むしろこの大量死の原因は、多くの被収容者が、クリスマスには家に帰れるという、ありきたりの素朴な希望にすがっていたことに求められる、というのだ。 強制収容所の人間を精神的に奮い立たせるには、まず未来に目的をもたせなければならなかった。 ひとりひとりの人間にそなわっているかけがえのなさは、意識されたとたん、人間が生きるということ、生きつづけるということにたいして担っている責任の重さを、そっくりと、まざまざと気づかせる。自分を守っている仕事や愛する人間にたいする責任を自覚した人間は、生きることから降りられない。

Posted byブクログ

2024/12/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今まで収容所関連の本はかなり読んだけれど、その中でもダントツで精神がやられた作品。 体験と言うより、作者自身が心理学者なこともあり心理的にどんな風なことがあった、という形で書かれていたので余計に抉られた。最後の方、解放される直前に、亡くなった友人の遺体を喜びでぶん投げたシーンは本当に唖然と、というか絶句するしか無かった。 もうそこまで壊れてしまうのか、人間って案外生きていられるんだな、とか色々考えた

Posted byブクログ

2024/12/10

きっと悲しい本だから、あまり読みたくなかったけど、あまりに評価がいいので手に取った。 前半はやはり読まなければよかったかなと思った。でも後半は前半の壮絶な経験に沿った、生きるヒントを教えてくれた。 今の苦悩に耐える、生きる意味を改めて考えさせられた。

Posted byブクログ

2024/12/09

事実だけじゃなく、心理学的な解説があったのが良かった。しかも読みやすい。悪夢の中にも幸せを感じる瞬間があったことには驚いた。どこに居ても希望を持ち続けたいと思った。

Posted byブクログ

2025/01/03

想像を絶する過酷な環境の中、常に希望を忘れず、されたことより人がしてくれたこと良いことに目を向ける力。見習いたいです

Posted byブクログ

2024/12/07

全くの無知だったので歴史の勉強のために読んだが良すぎた。人間とは何かを考えさせられる。愛すること、苦しむこと、死ぬこともひとりの人間の人生の一部。 定期的に読み返したいと思ったバイブル的本。

Posted byブクログ

2024/12/06

心理学者がナチスの強制収容所での生活を振り返る 極限状態で人間はどうなってしまうのか、気力が失われた時にどうなってしまうのか。 筆者が生き残れたのは運でしかなくて、それくらい人間1人の存在が軽く扱われていたのだと思った

Posted byブクログ

2025/01/23

尊敬する先輩に教えていただいた本。歴史のお勉強に読ませていただきましたが、強い心のあり方や人間の尊厳についても考えさせられる本でした。人間の愛する心は誰にも奪えない。

Posted byブクログ