檀流クッキング の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
名前のとおり、檀さん流の料理本。やっぱりレシピ本は写真が生命だと思う。それに附随してレシピが書いてあるような感じが使いやすいと再認識。書かれている内容は悪くないんだけど、料理のタイトルがどれもあまりそそられない。レシピ本だからあくまで読んだ後は作りたい。写真のある本なら写真を見て食欲がわき、そのイメージを実際に再現してみようということでキッチンに足が向く。写真がないなら、タイトルを見ただけでどういうものなのかを想像できなければならないのだけど、この本の料理のタイトルはなんなのかわからないものが多い。カレー(インド風)と言われてもいろいろありすぎでしょ!と思ってしまう。読んでみたらわかるんだろうけど、読ませてくれる本ではない。というわけでパラ読みで終了
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写真もなければ、分量すら書かれていない。なのに、とても好きな料理本。試行錯誤の余地は、果てしなく広く残されている。それが食べたことのない異国の料理なら、なおのこと。
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風雅かつ豪快な男の料理。 文字だけで、ここまで想像力をかきたてられるなんて、そして楽しめるなんて、なかなかない。 母親の出奔により、やむなく料理をすることになった経緯があるのに、手を抜かず楽しんでおり、読んでいてひきこまれる。 興味の幅も広く、各国の料理を取り入れており、昭和44...
風雅かつ豪快な男の料理。 文字だけで、ここまで想像力をかきたてられるなんて、そして楽しめるなんて、なかなかない。 母親の出奔により、やむなく料理をすることになった経緯があるのに、手を抜かず楽しんでおり、読んでいてひきこまれる。 興味の幅も広く、各国の料理を取り入れており、昭和44年に連載していた内容なのに、当時としてはハイカラな食材も登場する。 食通ぶってなく、なのに “梅干しだの、ラッキョウだの、何だか、むずかしい、七めんどうくさい、神々しい、神がかりでなくっちゃとてもできそうにない、とうようなことを勿体ぶって申し述べる先生方のいうことを一切聞くな。壇のいうことを聞け。” なんて言ってしまうところも面白い。 モツやどじょうなど、ハードルの高そうな料理も多いけれど、それでも試してみたいと思わせられるのはさすが。 毎年食べているはずのおそうめんでさえ、色彩鮮やかでおいしそう。青しその千枚漬けと柿の葉すしは、ぜひつくってみたい。
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面白い!料理したくなるレシピがたくさん。なかなか再現するのは大変そうなのが多いけど、好奇心が刺激される。
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食べ物系のエッセイは好きなのに、これを読んでいなかった。ずっと積んどくだったのですが、、、実に良いですね。
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本当の意味では再現できない料理のレシピ本です。男の料理の元祖のような印象を受けました。調味料や食材の分量が一切書いてないわけですが、きっとこの通りに作ったら美味しいだろうと思う品ばかり。粗いけど旨さが約束されているに違いない、と思わせてくれます。当時の食材の流通事情を考えたら、き...
本当の意味では再現できない料理のレシピ本です。男の料理の元祖のような印象を受けました。調味料や食材の分量が一切書いてないわけですが、きっとこの通りに作ったら美味しいだろうと思う品ばかり。粗いけど旨さが約束されているに違いない、と思わせてくれます。当時の食材の流通事情を考えたら、きっと地産地消が主なので、どの一品も素材の美味しさが必ず伝わるものだったろうと想像します。自分の味を創っていくことを薦めてくれる指南書としての性格も持っていて、料理好きなら読んでおきたい本ではないかと思います。おススメです。
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もう何度も読み返してます。料理本なんだけど写真が無い。細かな料理の説明は無いんだけど、文章力の素晴らしさに想像をかき立てられます。丁寧な料理がしたくなります。
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ブッタ切ったり、猛烈な火勢だったり、何でもよろしかったり、洗面器でもなんでも活用したり、いろいろ大雑把な檀流クッキング。真似したらまず失敗するだろうと思うが、それも面白そう。やってみたい。ツユク、ヒヤッ汁、タケノコの竹林焼き・・・
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壇一雄さんという、料理好きな作家の料理エッセイ いかにもなレシピ的ではない、ざっくり、これぞ男の料理。 壇さんのユニークで、独特の文章が大変に和ませてくれる。レシピはもとより、壇さん自体が素敵すぎ!
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想像していたよりもずっと実用的であった。40年ぐらい前の書だが食材の価格以外は古くなっていないのではないか。現役で使える。
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