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パーク・ライフ の商品レビュー

3.1

118件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    38

  4. 2つ

    27

  5. 1つ

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2014/05/15

吉田修一作品初読。 パーク・ライフは天然さんと天然くんのほのぼのさがおもしろかったが、flowersの方はちょっと好きになれない。。。

Posted byブクログ

2014/05/09

穏やかな日常を描いた作品。 少し見慣れぬものも、日常には何も影響しないし、日々を過ごす主人公たちには意味はない。 この作品を嫌いな人はあまりいないかもしれないが、好きだと公言できる人もまた少ないかもしれない。頭の片隅に残っていれば、生活する上で公園に行きたくなる人もいるんじゃな...

穏やかな日常を描いた作品。 少し見慣れぬものも、日常には何も影響しないし、日々を過ごす主人公たちには意味はない。 この作品を嫌いな人はあまりいないかもしれないが、好きだと公言できる人もまた少ないかもしれない。頭の片隅に残っていれば、生活する上で公園に行きたくなる人もいるんじゃないだろうか。

Posted byブクログ

2014/05/02

吉田修一二冊目。「悪人」でのエンターテイメントは見られない。芥川賞ならではのぼんやり感が付きまとう二編。邦画のたいていもそうだけど、もうこの「何もない日常に挿入される淡く象徴的なこと共に何気なく揺れ動く人間」っていうやつはほとほと飽きてしまった。そんな物語より現実はもっと多感だし...

吉田修一二冊目。「悪人」でのエンターテイメントは見られない。芥川賞ならではのぼんやり感が付きまとう二編。邦画のたいていもそうだけど、もうこの「何もない日常に挿入される淡く象徴的なこと共に何気なく揺れ動く人間」っていうやつはほとほと飽きてしまった。そんな物語より現実はもっと多感だし、事象もダイナミックだよ。中流以下のグロテスクな日常がお得意らしいが、現実はなお醜悪だし、もちろんときに美しいのではないか。文章は秀逸比喩も独特リズムも軽快プロットも堅牢なので、しばらく読み続けては見るけれど。

Posted byブクログ

2014/03/21

公園にひとりで座っていると、あなたには何が見えますか? スターバックスのコーヒーを片手に、春風に乱れる髪を押さえていたのは、地下鉄でぼくが話しかけてしまった女だった。 なんとなく見えていた景色がせつないほどリアルに動きはじめる。 日比谷公園を舞台に、男と女の微妙な距離感を描く。 ...

公園にひとりで座っていると、あなたには何が見えますか? スターバックスのコーヒーを片手に、春風に乱れる髪を押さえていたのは、地下鉄でぼくが話しかけてしまった女だった。 なんとなく見えていた景色がせつないほどリアルに動きはじめる。 日比谷公園を舞台に、男と女の微妙な距離感を描く。 第127回(平成14年度上半期) 芥川賞受賞 。

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2013/06/12

『パーク・ライフ』と『flowers』の中編二編。『パーク・ライフ』は爽やかな昼下がりの日比谷公園が舞台、だけど読んでて主人公には人には見せない裏の顔があるような気がしたし、「スタバ女」の素性は最後まではっきり分からずじまい。何度も挟まれる「臓器」関係の話がものすごく気になったん...

『パーク・ライフ』と『flowers』の中編二編。『パーク・ライフ』は爽やかな昼下がりの日比谷公園が舞台、だけど読んでて主人公には人には見せない裏の顔があるような気がしたし、「スタバ女」の素性は最後まではっきり分からずじまい。何度も挟まれる「臓器」関係の話がものすごく気になったんだけど・・。後は読み手の想像力で補うしかないのだろうか。『flowers』は淡々とした生活の中の鬱屈とバイオレンスの物語。生け花がとても官能的に見えてくる。こういうのが芥川賞っぽいといえば「っぽい」かも。

Posted byブクログ

2012/12/15

人生二度目の読了。 やっぱあまり入り込めなかった。 これが芥川賞を取った理由ってなんなんだろう。 スタバ女はきっと私の想像をはるかに超えた何かを決めたんだろうな。ぜーんぜん思いつかないや。 二つ目に載ってる作品の主人公が元旦を蹴った時、ぐしゃって音が聴こえた。とても暑苦しいシ...

人生二度目の読了。 やっぱあまり入り込めなかった。 これが芥川賞を取った理由ってなんなんだろう。 スタバ女はきっと私の想像をはるかに超えた何かを決めたんだろうな。ぜーんぜん思いつかないや。 二つ目に載ってる作品の主人公が元旦を蹴った時、ぐしゃって音が聴こえた。とても暑苦しいシャワールームの風景が目に浮かんだ。 まぁ、面白かったです。自分はこれくらいの中編小説、短編か、はちょっと物足りないすね。

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2012/10/29

芥川受賞作。 吉田修一を読むたび、「なんか…乾いてんなぁ」という印象を受ける。 それが確信的で、乾ききった世界を描こうとしているのだとしても、どうしても途中でつまらなく感じてしまうのは私の感受性不足でしょうか。 本作もまた然り。 台詞や心情に可愛さ・深さを持たせているシーンが多...

芥川受賞作。 吉田修一を読むたび、「なんか…乾いてんなぁ」という印象を受ける。 それが確信的で、乾ききった世界を描こうとしているのだとしても、どうしても途中でつまらなく感じてしまうのは私の感受性不足でしょうか。 本作もまた然り。 台詞や心情に可愛さ・深さを持たせているシーンが多く含まれていて、ふっと考えさせるのは上手いなぁと思います。 ただやっぱり小説を読んでいる以上、ある程度ストーリーにのめり込みたい気持ちがあるので、続きが気にならない、ってのはどうしてもいただけない。 ただ良い言葉を感じたいだけなのであれば、それこそ名言集買っちゃえば済む話ですし・・・ 「ゆとりってのは、無駄のことさ」 「鞠子といると、ときどきふっと力が抜ける。他の誰と居ても味わえない不思議な感じで、軌道を離れた人工衛星の、やる気のない後ろ姿が目に浮かぶ。」

Posted byブクログ

2012/09/24

「熱帯魚」を読んで以来、とるぞ、とるぞ、と密かに予想していた通り、ついに芥川賞をとった。喜ばしい。 失礼ながら、タイトルからホームレスの話かと思っていたのだがそうではなく、都会のど真ん中の公園で繰り広げられるラブストーリーだ。といっても甘い雰囲気なんてかけらもなく、淡々としていて...

「熱帯魚」を読んで以来、とるぞ、とるぞ、と密かに予想していた通り、ついに芥川賞をとった。喜ばしい。 失礼ながら、タイトルからホームレスの話かと思っていたのだがそうではなく、都会のど真ん中の公園で繰り広げられるラブストーリーだ。といっても甘い雰囲気なんてかけらもなく、淡々としていてつかみ所がない。ミニシアター系の映画とでもいおうか。(実際そういうものを見たことがないので、単なるイメージで言っています。すみません。)印象的という観点でいうなら併録の「flowers」の方が勝っている気がする。こういう小気味いい作風が好き。 ☆芥川賞

Posted byブクログ

2012/09/02

パークライフは日比谷公園を舞台にした話。なぞの女性と主人公や主人公の母との日常な感じ Flowersは私にはちょっとよくわかんないかも。でも活け花はなんかいいなと思った

Posted byブクログ

2012/08/23

どちらも展開が気になる話ではあったが、結局読み終えて少しもやもやする感じ…良さがよく分からなかった。

Posted byブクログ