戦略的思考の技術 の商品レビュー
単位を取り終える間近になって、経済学の面白さが分かってきたので、そのきっかけとなったゲーム理論を扱っているこの本を読む。 ゲーム理論を数式や図ではなく、文字による説明でたくさんの例とともに紹介している。囚人のジレンマなど有名なものは省かれており、あくまで入門書。とはいってもまっ...
単位を取り終える間近になって、経済学の面白さが分かってきたので、そのきっかけとなったゲーム理論を扱っているこの本を読む。 ゲーム理論を数式や図ではなく、文字による説明でたくさんの例とともに紹介している。囚人のジレンマなど有名なものは省かれており、あくまで入門書。とはいってもまったく経済学の知識がない人には難しく感じるかも…… 入門書ということで、おさらいのつもりで読んでいたのだが、改めて一から説明されると新たな発見があることが嬉しい。 次は興味がある行動経済学の本を読む。
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確かに仕事や日常生活にゲーム理論を持ち込み、より戦略立てて対応するのは理想ですが、ボクは、そんなことは現実には無理と決めつけていたような気がしました。 ゲーム理論を意識しなくても、ボクはいつも戦略を立てて、先を読んだり、リスクを勘案したりしていることに気づきました。 しかし、...
確かに仕事や日常生活にゲーム理論を持ち込み、より戦略立てて対応するのは理想ですが、ボクは、そんなことは現実には無理と決めつけていたような気がしました。 ゲーム理論を意識しなくても、ボクはいつも戦略を立てて、先を読んだり、リスクを勘案したりしていることに気づきました。 しかし、やはり集団の中から抜け出る上でゲーム理論は武器であり、実践は無理でも意識しておくことの重要性を感じました。 インセンティブを与える方法として、一旦多めに預かっておいて、行動後に返還するのは参考になりました。
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戦略的思考というよりも、ゲーム理論の基本と実践編といった本。 戦略論をいろいろ学んで、ゲーム理論の入門書だと思う。
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すごく文体が好き。 専門的なことでもスラスラ読める。 恋愛から企業・政府の行動までゲーム理論的な解釈ができることを説明している。
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面白く無いので途中で読むのを止めた 途中で止めるのも大事だと思う 決断できない人は戦略がいくつかあって選択できないか、戦略がないかのかの2種類 大学の出席率が悪いのが問題であれば、授業料を上乗せして出席者にお土産を配ればよい セキュリティシステムや猛犬注意の張り紙は貼るだけで効果がある 実際に猛犬やセキュリティシステムが存在する必要はない
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2012/11/14 ミクロ経済学やな。事例がいっぱいあって理解しやすいけど、体系的まとまってはいない。
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日経のお勧め経済本の中に、本書が含まれていました。 ゲーム理論入門の、その前段階においてこの本を 絶対読んでおくべきだと思う。 コミットメント、シグナリング、インセンティブなどゲームを 解かり易く、解説している、ただの入門にはとどまらない本書。
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インセンティブやコミットメントなどのキーワードを中心に、他者との関係に基づいた意思決定について論じています。新書なので内容は簡潔で、現実の事例を多く用いて説明されています。様々な制度の意図をインセンティブの視点から捉えるきっかけになると思います。ゲーム理論とありますが具体的な理論や数式はでてきません。
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第4章インセンティブと第9章モラル・ハザードが中でも興味深かった。 本書では日常生活を題材にした説明が随所にあり、戦略的な思考が関わる場面を様々に示してくれる。その中でも一番印象強かったのがインセンティブの話。 インセンティブは、人を一般的に望ましい行動に導くもののほか望ましく...
第4章インセンティブと第9章モラル・ハザードが中でも興味深かった。 本書では日常生活を題材にした説明が随所にあり、戦略的な思考が関わる場面を様々に示してくれる。その中でも一番印象強かったのがインセンティブの話。 インセンティブは、人を一般的に望ましい行動に導くもののほか望ましくない行動に導くものもある。 例えば、不法投棄の問題。発露しづらかったり罰則が厳しくなかったりして不法投棄のコストが低い場合は、それが廃棄物を不法に処分するインセンティブになる。もし合法的に処分するインセンティブに勝れば、不法投棄は消えない。…なるほど、と思った。 日頃、なんとなくフィーリングで行動していることが多いように感じていたけれど、意外とインセンティブのせめぎあいによって動いているかもしれない。 第1章の戦略的思考の話、第2章の先読みと均衡の話は、物事を仮想空間でいじくる感じで、「確かにそうかもしれないけど実際はそんなうまくいかないんじゃないの?」という思いで読んでいたが、第4章は納得できた。 モラル・ハザードは「聞いたことはあるがよくわかっていない言葉」だった。 行動が観測できない恐れがあるために、非効率な状態になってしまう。人に物を頼みたいけれど、本当にやってくれるかわからないから頼めない、というようなことはよく起こる。モラル・ハザードの定義は諸説あるようだが、これはその一つ。 行動の観測ができないことが問題なので、大きなインセンティブを与えればよいという話ではない。成果報酬型のシステムも同じようなことで、モラル・ハザードの問題を孕む。初めて知った。 こういうモラル・ハザードみたいに、なんとなく存在は知っているけれど全体像が見えていなかったものが説明されるのはすごく気持ちがいい。 この本はとにかく例が多い。戦略的な考え方について読者がとっつきやすいように説明されている(唐突に男女交際の話が出てきたり、会社員の話が出てきたり、ん?というところもあったけれど)。 僕がこの本を買った時には、「もっと早く知りたかった」と書いた帯がついていた。 ほんとに、もっと早く知りたかったなあ。
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"この本はタイの古本屋で100円で買ったものです。 2002年9月に発売されたものですが、内容的には 全く古さも感じないものです。皆さんにもお勧めの1冊です。 様々な交渉時、勝負。駆け引きを戦略的にどのように行っていくのか? 非常に理論整然と科学的に分かりやすく...
"この本はタイの古本屋で100円で買ったものです。 2002年9月に発売されたものですが、内容的には 全く古さも感じないものです。皆さんにもお勧めの1冊です。 様々な交渉時、勝負。駆け引きを戦略的にどのように行っていくのか? 非常に理論整然と科学的に分かりやすく説明をしてくれています。 非常に説得力のある手法です。 インターネットビジネスにも実は非常に活用できる点が多い視点だと思いますね。。 後半ではネットオークションについても書かれています。内容的には2002年ですのでちょっと古いのですが。"
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