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神様 の商品レビュー

4.2

276件のお客様レビュー

  1. 5つ

    103

  2. 4つ

    96

  3. 3つ

    43

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    4

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2017/10/27

読みながら、一つ一つの作品が繋がっていることに気づいた。 大人の寓話というような感じでしょうか。 花野は、泣いた。

Posted byブクログ

2017/10/13

おとぎ話のような夢のようなふわふわした空気感だけど、そこにある感情はとてもリアルで 切なかったりする。 死んでも切ない想いを抱えて生きてる?コスミスミコが出てくる「クリスマス」がキュートで印象的。

Posted byブクログ

2017/08/27

【次男蔵書】表題から想像していたのとは違ったファンタジーだった。くま、叔父さんの幽霊、河童など〝わたし〟の周りは人間も含めて摩訶不思議だ。中でも「クリスマス」に登場する壺の精(?)コスミスミコは印象深い。あとがきが簡潔で良かったのに、解説が冗長で独り相撲の感があり残念だった。

Posted byブクログ

2017/07/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

役名:エノモトさん『離さない』 コーヒーを入れるシーンあるし、最後の方の「魅入られたね」というセリフを言ってもらいたい。

Posted byブクログ

2017/06/27

人外のモノについて考えることがあって、急に昨日この本を買ってきて読み終えた。くま、毛玉、死んだ叔父、河童、壷に住む女、えびの好きな男の子、神隠しにあう女、人魚、そしてくま。人ではないものになったとしたら、こんな風に生きていくのかと思う。人はひとでしかなくて、だから、想像力を持ち、...

人外のモノについて考えることがあって、急に昨日この本を買ってきて読み終えた。くま、毛玉、死んだ叔父、河童、壷に住む女、えびの好きな男の子、神隠しにあう女、人魚、そしてくま。人ではないものになったとしたら、こんな風に生きていくのかと思う。人はひとでしかなくて、だから、想像力を持ち、明日を思う。誰かを求めてもきっとひっそりとひとりなんだと、なぜか強く思った。

Posted byブクログ

2017/06/13

ドゥマゴ文学賞、紫式部文学賞受賞短編集。 高校の国語の教科書に載っていた「離さない」に衝撃を受けて以来、折に触れ何度もあの人魚を思い出していた。どうしてもまた読みたくなって探して、行き着いた本。 「離さない」は勿論良かった。魅せられる静かな狂気。ぞっとするんだけど、最初に読ん...

ドゥマゴ文学賞、紫式部文学賞受賞短編集。 高校の国語の教科書に載っていた「離さない」に衝撃を受けて以来、折に触れ何度もあの人魚を思い出していた。どうしてもまた読みたくなって探して、行き着いた本。 「離さない」は勿論良かった。魅せられる静かな狂気。ぞっとするんだけど、最初に読んだ日以来私の心を「離さない」物語。 人魚が人魚姫みたいな美少女じゃないのに魅せられるっているのがいい。狂気の描写が心情描写を延々書き連ねる、という風じゃないのがいい。あっさり描かれていて、だからぞっとする。 人魚のお話は数多くあれど、私の中でのナンバーワン人魚。 で、今回他の収録作も初めて読んだ。知らなかった、「神様」が川上弘美のデビュー作だったんですね。 このお話含め、どれもこれものんびりぽかぽかしてでもどこか切なさを感じる。寂しさとかも。この小説を読み終わった今も、とても寂しい。 いいな、私もそんなくまに会いたいなあ。熊、じゃないのがいいね。 それから「花野」はもうドストレートに泣ける。人に勧めるならまずこのお話からにすると思う。でも変に泣かせようと肩肘張ってない、あっさりとした文章なんだよね。 そら豆嫌いなのに、食べたくなった。 あとがきも面白かった。オチが(笑)。

Posted byブクログ

2017/05/11

軽い女性作家の純文学読みたくて古本屋で買ったやつ。軽かった。新幹線の中で読んじゃった。普通の短編かと思ったら連作短編(?)だった。『やしやし』もそうだけど、この人こういう雰囲気のふわふわした不思議な感じが好きなのかな。 「花野」とか「春立つ」とか「離さない」らへんが好みでした。

Posted byブクログ

2017/05/07

神様って、もっと崇高で近寄りがたいイメージを持っていたのに、この本に出てくる不思議たちは、決して見た目ではなく、優しくて暖かいものばかり。 現実に起こってほしいような、ほしくないような。 どのお話も、童話のような気軽さで楽しめました。

Posted byブクログ

2017/04/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全体的に不思議な印象をうける読み物です。 ストーリーの設定は奇妙なのに、日常的・生活感がある(?)みたいな。 ちょうど、世の中が少し春めいてきた頃に読むといいかもしれません。 私は「神様」「夏休み」「花野」「春立つ」・・・・大体全部好きでした。 (「河童玉」だけちょっとニガテかな。) 「神様」は「私」とくまがピクニックに出かけるお話で、森のくまがあまりにも紳士的で礼儀正しいとこが好感をもてますし 「夏休み」はあの夏のへばるような昼の暑さと、じっとりとしたでも悪くない夜の雰囲気が伝わって心地よく、 「花野」はおじさんと毎晩会う花野での舞台をよく想像できますし、 「クリスマス」に出てくるコスミスミコは嫌いになれないし、 「春立つ」も深い雪と愛の壮大なお話しのような気もするし、、、 あと「離さない」は最後ちょっとゾッとしました。(人魚のイメージは彫刻作家の土屋仁応さんの人魚です) どれもこれも少し変わったお話しですが、おすすめします!                         春の海にて 2017年4月9日

Posted byブクログ

2017/02/01

2017/1/31 すごく好きな話ばっかりでした! 設定はすごくファンタジーなのにふわふわしてない。生活感があるのに夢がある。 自分のまわりにもなんか変なものが突然現れたりしないかなあって期待してしまう。 おもしろかった!!

Posted byブクログ