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神様 の商品レビュー

4.1

280件のお客様レビュー

  1. 5つ

    104

  2. 4つ

    98

  3. 3つ

    44

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    4

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2012/10/04

川上弘美さんの文章って、なんかすごく、浸透する。しみこんで、ふわ〜って、体があったかくなる。こんな物語書いてみたいな〜。

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2012/10/03

”くまにさそわれて散歩に出る。” 先日紀伊國屋本店でおこなわれた ほんのまくらフェアにて 書き出しに惹かれて購入した。 川上弘美女史の作品は初読。 手に取ったのはたまたまだったが、 私は運がよかった。 これは、 非日常の世界で起こる日常のできごと。 各々の短編は設定こ...

”くまにさそわれて散歩に出る。” 先日紀伊國屋本店でおこなわれた ほんのまくらフェアにて 書き出しに惹かれて購入した。 川上弘美女史の作品は初読。 手に取ったのはたまたまだったが、 私は運がよかった。 これは、 非日常の世界で起こる日常のできごと。 各々の短編は設定こそ異質だが 語り口はあまりに自然で 全体的になんだか文学らしくない。 だけれども 「離さない」 はダントツで素晴らしかった。 書き出しが気に入って買った身としては 最後がまた○○だったのもじわりと嬉しい。

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2012/09/30

「くまにさそわれて散歩に出る。」 から始まる短編集。 熊とか河童とか亡くなった人とか、常でないものとの交わりを描いたお話。読んでるとなんだかすごく不思議な気分になる。

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2012/09/17

川上弘美の短編集。 どれも素晴らしいけど、2つ目の「夏休み」が特に秀逸。 心には覚えるのだけど言葉にまではしていなかった感情を、ぶれずに文章として表現されてしまった。 私の、今年読んだ本ベスト3に入るかも。

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2012/09/16

ふんわりしてて、うすいきいろとかピンクという色がぴったりなおはなし。 寝る前に読むには最適でした。 他の作家さんが書いたら、怖い!というお話も不思議なお話にしてしまう感じがした。

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2012/11/21

癖になる面白さ! いきなり、くまが出て来て、「わたし」が散歩に誘われるし、普通にくまと会話してるし、不思議な物語だなぁ…と思ってたら…あれよあれよと言う間に物語に引き込まれてしまった。 さいごのくまとのお別れは、切ない。 手紙は、本当にじんわりきます。 このくまが、もしかし...

癖になる面白さ! いきなり、くまが出て来て、「わたし」が散歩に誘われるし、普通にくまと会話してるし、不思議な物語だなぁ…と思ってたら…あれよあれよと言う間に物語に引き込まれてしまった。 さいごのくまとのお別れは、切ない。 手紙は、本当にじんわりきます。 このくまが、もしかしたら、ある人にとっては海外から日本に働きに来た人だったり、ある人にとっては田舎から上京してきた人だったり、に見えるのかもしれない。 でも、くまはくま、なのだけど。 あとは、人魚の話がゾクッとしたが、面白かった。印象に残ってしまう作品だった。

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2012/08/20

くまと過ごす時間が好き。 確かにどの短編もあたたかい雰囲気があるのに、最後は何だか切なくなるんだなあ。 長編とはまた違う川上さんでした。

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2012/08/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・星の光は昔の光 少年えび男くんと、おんなのひと。えび男くん、大人っぽい。 ・離さない 人魚に憑かれたアパートの住人の話。なんか迫力があった。

Posted byブクログ

2012/07/28

9つの物語からなるシリーズ短篇集。 三つ隣の305号室に住むくまにさそわれて散歩に出るという「神様」から始まって、くまにくまの神様についてたずねる「草上の昼食」で綴じられる。かわいくてほほえましい。そして切ない。その中でちょっとした狂気を感じさせるのが「離さない」や「春立つ」。「...

9つの物語からなるシリーズ短篇集。 三つ隣の305号室に住むくまにさそわれて散歩に出るという「神様」から始まって、くまにくまの神様についてたずねる「草上の昼食」で綴じられる。かわいくてほほえましい。そして切ない。その中でちょっとした狂気を感じさせるのが「離さない」や「春立つ」。「離さない」は人魚にとりつかれた私とエノモトさんの、「春立つ」は雪の季節が来る毎に好きな男のもとへ滑り落ちていくカナエさんの物語だ。ふんわりとしたほほえましさや小さな狂気が、次第にこの上ない淋しさを連れてくる、大人の童話である。 ☆パスカル短篇文学新人賞・ドゥマゴ賞・紫式部文学賞

Posted byブクログ

2012/07/21

形ある輪郭をクッキリと表現せずに、読者の想像力を膨らませるお話いっぱい。 好きなのは「くま」さんのお話。 「春立つ」「離さない」 読んでいると高橋留美子さんの「人魚」シリーズを思い出しました。

Posted byブクログ