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模倣犯(上) の商品レビュー

4.2

362件のお客様レビュー

  1. 5つ

    153

  2. 4つ

    122

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    2

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2017/11/09

15年ぶりくらいの再読です。 18歳くらいの時に初読みをしたが、その時は若さ故かそんなに恐怖感は感じず、ただ好奇心でいっぱいで一気読みでした。 で、大人になって再読してみたら、なんとまあ戦慄もの! 行為そのものよりも、宮部さんの作品は心情にスポットを当ててあるものが多く、ただこの...

15年ぶりくらいの再読です。 18歳くらいの時に初読みをしたが、その時は若さ故かそんなに恐怖感は感じず、ただ好奇心でいっぱいで一気読みでした。 で、大人になって再読してみたら、なんとまあ戦慄もの! 行為そのものよりも、宮部さんの作品は心情にスポットを当ててあるものが多く、ただこの本は犯人の生い立ちや殺された遺族や本人の心情は引き裂かれるように悲しく、痛く突き刺さる。 だけど、行為の時の考えてること、気持ちがとてつもなく恐ろしく、悪魔だと思いました。 当然、一気読みでした。

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2016/12/29

登場人物の人物像と背景が細かく描写されていて、物語の中に入り込んでいるみたいになる。 とにかく長くて、読み進めるのが一苦労だが、面白い。

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2016/12/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

スペシャルドラマと映画を見て、興味を持ったので読んだ。一人一人の焦点の当て方、主観性が細かく、嫌な感情も自分の中にありそうに描かれていた。ピースとヒロミの関係は、ドラマより映画に近いのかなと感じた。全てがピースの計画通りではない、完璧人間ではないという印象が原作ではより感じられた。

Posted byブクログ

2016/12/01

きつい。 思ったより進まなかったのは、残虐事件の本好きな私でもきつい内容だったからなのか。 結末が気になるので下巻も読みたいが、今すぐは手が出ない。 貸出中にホッとした自分がいた。

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2016/09/26

劇場型犯罪。 犯人の自己顕示欲が強く、読んでる側は犯人ってわかっているのに 犯人の傍若無人な態度にいらいら、憤りを感じ、早く捕まえて!と 思わずにはいられない。そんなんで、どんどん読みたくなる物語。

Posted byブクログ

2016/09/25

再再読(くらいかな?)。日本でドラマ化されると知り(とはいえ、時間差でしか見られないのですが)、読みたくなりました。海外暮らしを始めた年に、仕事の行き帰りの地下鉄の中、休み時間などちょっとした時間でも本を広げていた記憶があります。宮部さん作品が初めてだったのと、ストーリーの面白さ...

再再読(くらいかな?)。日本でドラマ化されると知り(とはいえ、時間差でしか見られないのですが)、読みたくなりました。海外暮らしを始めた年に、仕事の行き帰りの地下鉄の中、休み時間などちょっとした時間でも本を広げていた記憶があります。宮部さん作品が初めてだったのと、ストーリーの面白さにひきつけられました。あらすじは覚えていても、再読するたびに登場人物の様々な感情の膨らませかたに魅せられます。下巻に続きます。

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2016/07/19

2016.7.19 読了 今さらですが、どんな話か 全く知りません。 今さらですが、読み始めました。 長い!! けど、面白い~ 続きが かなり気になります!!

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2016/04/06

2016.4.5 再読 模倣犯。これほど濃厚で読み応えのある本はなかなかない。 犯人、被害者、遺族、様々な立場の心理描写が緻密。とてもひとりの人間が書いたとは思えない。 宮部さんの特徴でもあるけど、視点がサクサク変わっても全然違和感がなく読み進められる。 他の作家だと、ん?という...

2016.4.5 再読 模倣犯。これほど濃厚で読み応えのある本はなかなかない。 犯人、被害者、遺族、様々な立場の心理描写が緻密。とてもひとりの人間が書いたとは思えない。 宮部さんの特徴でもあるけど、視点がサクサク変わっても全然違和感がなく読み進められる。 他の作家だと、ん?という言い回しや、この書き方はなんだかおかしい、雑、と感じることも多いけれど、全くない。

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2015/12/14

実は宮部みゆき作品はあまり読んでいなくて、長編は3作目くらい。代表作のひとつでもあるし、これは読んでおくべきかなあと考えて。 上下巻の分冊。上巻では、本書の根幹となる事件の発端と展開が描かれる。群像劇的で、エピソードごとに視点の主が変わることにはなるが、第1部はおもに事件の被害...

実は宮部みゆき作品はあまり読んでいなくて、長編は3作目くらい。代表作のひとつでもあるし、これは読んでおくべきかなあと考えて。 上下巻の分冊。上巻では、本書の根幹となる事件の発端と展開が描かれる。群像劇的で、エピソードごとに視点の主が変わることにはなるが、第1部はおもに事件の被害者側、捜査(調査)側の立場から連続女性殺人事件が描かれる。最初に死体の一部を発見した高校生は、また別の強盗殺人事件の生き残りという設定だけど、これが後半の伏線になるのかどうかは不明。これが鍵にならなかったら肩透かしだなあ。 マスコミを利用した不可解な劇場型犯罪だが、第1部はなんと容疑者と思しき2人の男性の事故死?で終わる。 第2部はおもに容疑者とその周辺からの視点。被害者側の視点もあるので“当事者視点“というべきか。犯人のひとりは複雑な生育歴から、病的な性格が形成されたと思われる記述がある。関係する人物の述懐という形をとり、事件のからくりがさまざまな角度から(第1部のちょうど裏側を明かすように)描写される。こちらでは容疑者の1人で、第1部ラストで死んだ男の姿が見えてくる。自分は頭がいいと買い被っている男。奇妙な魅力と独善的な自己中心思考の主、時に襲ってくるトラウマのためにアンバランスなパーソナリティを持つ男。しかしここでは、自らの賢さを過信するこの男もまた、自分より頭の切れる誰かに利用されていることが暗示されて第2部は終わる。 多様に張り巡らされた伏線がどれだけ回収されるのか、第1部で出てきたルポライター志望の女性がキーパーソンになりそうだが彼女が今後のストーリーにどう絡んでくるのか、下巻の展開を楽しみにしたい。 群像劇は好きなのだが初期作品だからかやや散漫な印象は否めないというのが正直な感想。あと、なぜタイトルが「模倣犯」なのかもまだ上巻の段階ではわからない。

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2015/08/02

宮部みゆき、初作品。 人の心理描写をこう細かく描き出すというのは東野圭吾以来ぶりですな。はまるはまる。

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