片想い の商品レビュー
男女の性別について・・・同一性障害が題材で実に考えさせられる部分が多々あり 良かったと思います。 ではなぜ☆3つなのかと言うと 主人公の哲朗と話のきっかけ(と言うかそのもの)の美月があまり好きになれなかった。 これを云うとネタばれなりますが 最後のオチで美月は女でも男でもない...
男女の性別について・・・同一性障害が題材で実に考えさせられる部分が多々あり 良かったと思います。 ではなぜ☆3つなのかと言うと 主人公の哲朗と話のきっかけ(と言うかそのもの)の美月があまり好きになれなかった。 これを云うとネタばれなりますが 最後のオチで美月は女でも男でもない50%の真ん中にいる。と説明しており ただ自分の前では「女」だったよ。 との事ですが あの本読んでいる限りでは美月の男の部分てどこにあった?と言う感じ。 かなり女女した人物にしか見えなかった。(しかも女に嫌われるタイプの女だと思った) だったらまだ理沙子の方が男らしく見えた。 あと哲朗もなぁ・・・第三者からと言う書き方をしたかったから 当事者である中尾や記者で追う立場にある早川では書けないのだろうけど 友人を心配すると言うより野次馬ぽく見えるし話の中でも自分が目が不自由である事で悲劇のヒーローに酔っていたと書いてましたが この事件に関わる事で同じように酔っているだけだ。にしか見えなかった。 だってこの話で一番何も知らなかったのはこの主人公だもの。 と言う事で☆3つ。 なので多分、主人公がこういう人物でなければ星は4つだった。 内容的には考えさせられるしね。 自分の体と心が合致しないとはどんな感情になるんだろうと・・・ それで戸籍や今までの生い立ちや自分を捨ててまで「性別」に拘るとは? 家族や友人や今までの自分を捨てるのに天秤にかけ、それでも性別の方が上に なるのだろうか? そこまで追いつめられる物なのだろうか?と考えさせられたから。
Posted by
2011.2.20 読み始めてから終わるまで一番時間がかかった 今ひとつ面白くないというか引き込まれなかった
Posted by
サスペンスとして読んでしまうと「こんなことありえないでしょ」っていう突っ込みどころがいっぱいありますが、性同一性障害という言葉に真正面からぶつかって考える機会を与えてくれる1冊。 まるで女性の心の持ち主が書いたのでは!?と思ってしまうようなストーリーに、東野圭吾の多彩ぶりがうかが...
サスペンスとして読んでしまうと「こんなことありえないでしょ」っていう突っ込みどころがいっぱいありますが、性同一性障害という言葉に真正面からぶつかって考える機会を与えてくれる1冊。 まるで女性の心の持ち主が書いたのでは!?と思ってしまうようなストーリーに、東野圭吾の多彩ぶりがうかがえます。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「どうして人間ってのは変わってしまうのかねえ。しかも悪いほうにさ。成功すれば傲慢になり、失敗すれば卑屈になる。俺は昔、こんな大人になりたかったわけじゃない。」 この台詞がすごく印象に残った。 環境によって、無条件に認めてもらえない人間が存在し、彼らは社会に受け入れてもらいたいと“片想い”をし続ける。 性別というものがあやふやに思えた。
Posted by
大学のアメフト同窓会に出席した西脇。その後思わぬ人物が登場して・・・QBがかなり切れる人物という事なんだろうが、全然駄目な人物に思えたのだが・・・刑事の捜査はどうなってんだ?
Posted by
ネタバレ含みます。 熱い想いを持っている人、冷めている人、 悩んでいる人、悩んでいない人、悩みたくない人、悩みたい人 3回読んでください。
Posted by
内容(「BOOK」データベースより) 十年ぶりに再会した美月は、男の姿をしていた。彼女から、殺人を告白された哲朗は、美月の親友である妻とともに、彼女をかくまうが…。十年という歳月は、かつての仲間たちを、そして自分を、変えてしまったのだろうか。過ぎ去った青春の日々を裏切るまいとする...
内容(「BOOK」データベースより) 十年ぶりに再会した美月は、男の姿をしていた。彼女から、殺人を告白された哲朗は、美月の親友である妻とともに、彼女をかくまうが…。十年という歳月は、かつての仲間たちを、そして自分を、変えてしまったのだろうか。過ぎ去った青春の日々を裏切るまいとする仲間たちを描いた、傑作長篇ミステリー。
Posted by
久々に図書館で本を借りたが、あまりに面白くて一気に読んでしまった。 性同一性障害について、登場人物の巧みな心理描写、ミステリー要素、アメフト部の個性、友情、恋愛を絡ませながら描いている作品。 あまりに完璧なプロットに、最後思わず身震いしてしまった。 早田からもらった西脇家の...
久々に図書館で本を借りたが、あまりに面白くて一気に読んでしまった。 性同一性障害について、登場人物の巧みな心理描写、ミステリー要素、アメフト部の個性、友情、恋愛を絡ませながら描いている作品。 あまりに完璧なプロットに、最後思わず身震いしてしまった。 早田からもらった西脇家の高級カップとか、中尾の車の凹みとか、忘れた頃に生きてくる伏線も好き。 数ある東野圭吾の中でも一番好きな小説でした。
Posted by
今まで男女を二項対立でしか捉えてなかったけれど 本当はその境はもっと曖昧なものかもしれない。 トランスジェンダーについて。 サスペンスとしても楽しめます。
Posted by
ようやく読み終わった。 登場人物がどれも好きになれず、あまり感情移入できないために読むのに時間がかかった。 でも勉強になる本でした。
Posted by