三国志(三の巻) の商品レビュー
『北方三国志』の魅力…
『北方三国志』の魅力の一つである呂布の最後。曹操や劉備と違って、天下に志を持つわけではない呂布。しかし、大志を抱く武将たちの中にあって、誰よりも強く黒い閃光を放ちます。曹操の命よりも赤兎をとった呂布。李姫をおもいやって呂布が赤い布を受けたときには、呂布の奥底にある細やかなやさしさ...
『北方三国志』の魅力の一つである呂布の最後。曹操や劉備と違って、天下に志を持つわけではない呂布。しかし、大志を抱く武将たちの中にあって、誰よりも強く黒い閃光を放ちます。曹操の命よりも赤兎をとった呂布。李姫をおもいやって呂布が赤い布を受けたときには、呂布の奥底にある細やかなやさしさに触れたように思います。「女は曹操の身の回りの世話だけをしていればよい」と割り切る曹操、妻たちを敵陣に残すことを理性で計算できる劉備。大志の前に私心を殺す彼らの生き方が、男の生き様かもしれません。しかし、呂布の生もまた見事なものだ
文庫OFF
漢中が活発に動く。張…
漢中が活発に動く。張衛が暗躍している。呂布が遂に倒れる。公孫讃も耐えきれずに、遂に袁紹に敗れ去る。劉備は、曹操の元に身を寄せる。孫策は、袁術から離れる。呂布。北方謙三さんの語り口では、呂布を今までのイメージで捉えることはできなくなる。
文庫OFF
曹操に追い込まれ、最…
曹操に追い込まれ、最期の戦いに臨む呂布。陳宮は、曹操を裏切り呂布に仕えてよかったのではないか、と思えるくらい、呂布は魅力的です。赤兎と呂布の絆もいい。あと、孫策ろ周瑜の嫁取りも、若々しさが溢れていて、この二人の魅力を感じました。
文庫OFF
呂布かっこいい。呂布…
呂布かっこいい。呂布と赤兎の絆に感動!孫策と周瑜が二喬を嫁にするために無茶をするところがおもしろい。
文庫OFF
この巻では三国志の中…
この巻では三国志の中でもずば抜けた豪傑である呂布が活躍しています。シリーズ3冊目。
文庫OFF
徐州を制した呂布は、…
徐州を制した呂布は、圧倒的な袁術軍の侵攻を退けて群雄たちを怖れさす。曹操を頼り客将となる道を選ぶ劉備。曹操は万全の大軍を擁して呂布に闘いを挑む。戦乱を駆けぬける男たちの生き様を描く、北方三国志第三巻。
文庫OFF
北方三国志の第三巻。…
北方三国志の第三巻。色仕掛けに騙されて典韋と息子を死なせてしまう人間くさい曹操が良かった。
文庫OFF
呂布に始まり呂布に終わる。何が史実、実態に近いのかはわかりませんが、北方さんの描く呂布は非常に魅力的でした。劉備と呂布が、、とか色々想像を膨らませながら楽しめました。シンプルに面白い、まだ13分の3なのに。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
無敵に思えた呂布の死が思いのほかあっさり書かれていたと感じた。 "北方"呂布の最後としてはこのくらいの方が良いのだろうか。 北方三国志を読んで呂布の印象が大きく変わった。 1巻の頃はイメージ通りの人物であったが、部下や国を持つに従って成長を見せ、大将の器たり得る人物に(違和感なく)変わっていったのはさすが北方!といったところか。 たしかに武勇だけの残忍なサイコパスでは、国(州)を治めることはできないだろうから、北方の解釈もうなずけると思った。
Posted by
呂布の巻だった。赤兎の治療のために曹操と交渉する場面が良かった。 袁紹はうっすら嫌な奴感がずっと出てる。 段々淘汰される勢力が増えてきて、ここからどうなるのか…という感じ。
Posted by