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三月は深き紅の淵を の商品レビュー

3.8

685件のお客様レビュー

  1. 5つ

    165

  2. 4つ

    227

  3. 3つ

    195

  4. 2つ

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「三月は深き紅の淵を…

「三月は深き紅の淵を」という1冊の本を様々な面からとらえ、描写した4部作です。全体的に不思議な雰囲気が漂っていて、恩田さんらしい作品になっています。ここから派生した小説(麦の海に沈む果実など)もありますので、併せて読むとさらに楽しめます。

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「三月は深き紅の淵を…

「三月は深き紅の淵を」という謎の本を追う人たちの4つの短編。この本の構成が謎の本の構成と酷似しているという洒落た仕掛け。幅広い作風の作家だけに短編すべて雰囲気が違い、読ませる。

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たった一人に一晩しか…

たった一人に一晩しか貸すことが出来ない「三月は深き紅の淵を」という本を巡る4つのお話。本好きにはたまらない物語だと思います。「待っている人々」がお気に入り。

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恩田氏の傑作本格ミス…

恩田氏の傑作本格ミステリ。読み応えあり、です。

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四部作でそれぞれまっ…

四部作でそれぞれまったく違う話なのですが、どの話も『三月は深き紅の淵を』という謎の本を巡って語られるという点で繋がっています。恩田陸の世界に満ちています。おすすめです。

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実に巧妙な作品。叙述…

実に巧妙な作品。叙述トリックはかくあるべし。短編連作形式だが、全体として一つの作品にもなっている。折原一のような叙述トリックのための叙述トリクもあれはあれでありだが、こっちの方が普通は良い。

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処女作は作家の文学的…

処女作は作家の文学的テーマを内包・概括するいわば芽で、以後の作風に見られる志向や傾向はそこから発達した幹ないし枝葉であると言われます。恩田陸さんのデビュー作は「六番目の小夜子」ですが、「三月は深き紅の淵を」はそれがそういう意味での彼女の「処女作」ではないかという錯覚を覚えさせる作...

処女作は作家の文学的テーマを内包・概括するいわば芽で、以後の作風に見られる志向や傾向はそこから発達した幹ないし枝葉であると言われます。恩田陸さんのデビュー作は「六番目の小夜子」ですが、「三月は深き紅の淵を」はそれがそういう意味での彼女の「処女作」ではないかという錯覚を覚えさせる作品です。同名の「本中本」が登場し、それにまつわる四つの挿話が語られます。全体を覆う心地よい幻想性や女性的感性、残される謎、もちろん恩田さん得意の郷愁感や独特の旅情も横溢し、読者はまさに恩田さんの物語の萌芽とその息吹を感受できるはず

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本好きの方なら、かな…

本好きの方なら、かなりオススメな作品。四つの独立した物語を扱っていますが、短編なのかといえばそうではなく、「三月は深き紅の淵を」という、一晩にたった一人にだけ貸し出すことを許された幻の本を巡るストーリーです。関連作品も多く、「麦の海に沈む果実」「黒と茶の幻想」「黄昏の百合の骨」な...

本好きの方なら、かなりオススメな作品。四つの独立した物語を扱っていますが、短編なのかといえばそうではなく、「三月は深き紅の淵を」という、一晩にたった一人にだけ貸し出すことを許された幻の本を巡るストーリーです。関連作品も多く、「麦の海に沈む果実」「黒と茶の幻想」「黄昏の百合の骨」などなど、この一冊からくらくらするくらい魅力的なストーリーが広がっていきます。その入り口として、是非。

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「三月は深き紅の淵を…

「三月は深き紅の淵を」というタイトルの本を巡って繰り広げられる4編の話。最終話まで読んで、また最初に戻ってみてください。この4編は全く別の話なのに、何故か微妙にリンクしているのです。

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「三月は深き紅の淵を…

「三月は深き紅の淵を」という幻の本をめぐる4話です。なんだか、とても不思議な感じのする物語だと思いました。4つのお話しは微妙にリンクしています。厚めの本ですが読んでいて飽きないので、すぐに読めると思います。

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