三月は深き紅の淵を の商品レビュー
つまらんかった。 たぶんワタシはこの本のポイントをはずしているので、レビュー風にも書けない。 えっ、ナニ?、面白くなかったワタシが悪いんかいな? って感じです。 ミステリ系は地の文が面白くないことが多いのだけど、それでも伏線や謎解きにつながると面白くなるのでガマンして読む。が、...
つまらんかった。 たぶんワタシはこの本のポイントをはずしているので、レビュー風にも書けない。 えっ、ナニ?、面白くなかったワタシが悪いんかいな? って感じです。 ミステリ系は地の文が面白くないことが多いのだけど、それでも伏線や謎解きにつながると面白くなるのでガマンして読む。が、これはそのカタルシスがなくてがっかりでした。 恩田陸って期待できそうだったんだけどな。
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おそらく…コレを買ってから本格的に恩田さんにハマった気がします。ラストの、“三月の国”の物語に長年心を奪われておりました。1冊の謎の本を巡るミステリー。発想が素敵です。
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たった一人に一晩だけ貸すことができる本を巡っての話。 いわゆる作中作モノだが、四篇どれもよく出来ていて、四篇にさらに含まれる短編も面白い。 ミステリ好きにはたまらない〜あっと言わせる展開も満載// ちなみに三篇目の美少女二人が心中する話が好き。
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≪その本には奇妙なルールがあった。実際にその本を入手していたのは八十人くらいと言われていたが、所有者以外への譲渡は禁じられており、所有者は一人だけ一晩のみ貸し出してよい、という作者の決めた『掟』があったのだという。むろん、こんなルールなど無視するのは簡単だ。実際、コピーの一部や、...
≪その本には奇妙なルールがあった。実際にその本を入手していたのは八十人くらいと言われていたが、所有者以外への譲渡は禁じられており、所有者は一人だけ一晩のみ貸し出してよい、という作者の決めた『掟』があったのだという。むろん、こんなルールなど無視するのは簡単だ。実際、コピーの一部や、加筆された偽物(?)などがひっそり出回っていたらしい。しかし、作者は自分の決めた『掟』を守ってくれる人間をよほど慎重に選択して本を渡したようで、時代錯誤とも言えるような頑迷さでそのルールは守られた。その結果、時が経つにつれそれは溶解し、手に触れることのできない幻へと変化していったのである。≫ その本のタイトルは『三月は深き紅の淵を』。その謎をめぐる4つの物語から構成される実験的ミステリ。3つの物語はそれぞれが短編として成り立つようなレベルの高いミステリ、そしてラストは…読んでのお楽しみでしょうか。この人のストーリーテイラーぶりには毎度脱帽。おもしろいです。
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一つ、作者を明かさないこと。一つ、コピーを取らないこと。 そして、最後の条件がふるっているの。友人に貸す場合、その本を読ませていいのはたった一人だけ。それも、貸す時は一晩だけ
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