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エンデュアランス号漂流 の商品レビュー

4.4

60件のお客様レビュー

  1. 5つ

    34

  2. 4つ

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2010/10/01

平常な時も、ものすごい困難な状況に陥っても、淡々と話が書かれているので、ふーんてな感じで読んでもーた。しかしこれは凄い話すぎ。普通もう死んでるって。最後は安堵と思いきや、陸地入ってからも苦労は続くんで、頭に血が上って最後は一気読み。

Posted byブクログ

2010/09/27

普通なら死んでいると言う過酷な状況の下にも、お互いを励ましあいながら奇跡的に生還。 その、過酷な状況の説明が克明過ぎて、読んでいてヘトヘトに疲れる。 まるで、一緒に遭難した気分になれる。 あまりの悲惨な状況に辛くなって、ところどころ斜め読みしてしまった。 本当にこれでもか、これで...

普通なら死んでいると言う過酷な状況の下にも、お互いを励ましあいながら奇跡的に生還。 その、過酷な状況の説明が克明過ぎて、読んでいてヘトヘトに疲れる。 まるで、一緒に遭難した気分になれる。 あまりの悲惨な状況に辛くなって、ところどころ斜め読みしてしまった。 本当にこれでもか、これでもかと言う自然の猛威をもれなく書かれているところは著者の調査の結果であり、頭が下がる。 人間、その気になれば出来ない事はない。 気持ちの問題だ。。 とここではハッキリ証明されている気がする。 強い精神力って本当jに必要なんだな。。 冒険家の人は必ず読んで、あらかじめ精神的に疲れておこう! エンデュアランスでも死ななかったんだ。。 と冒険中の過酷な条件下で思い出して生きて帰ろう! 

Posted byブクログ

2010/08/12

これを旅本とするのは、実際に漂流した人びとにとっては心外だろう。しかし、もう90年も前の出来事なのだ。旅本として紹介させていただくのを許していただこう。 1914年12月5日サウスジョージア島を出港したエンデュアランス号は翌1月18日南極大陸の沿岸で氷に閉じ込められ、そのまま夏が...

これを旅本とするのは、実際に漂流した人びとにとっては心外だろう。しかし、もう90年も前の出来事なのだ。旅本として紹介させていただくのを許していただこう。 1914年12月5日サウスジョージア島を出港したエンデュアランス号は翌1月18日南極大陸の沿岸で氷に閉じ込められ、そのまま夏が終わり、冬を越えて、ついに10月27日氷による大圧迫をうけて船を放棄。本当の冒険が開始された。船長以下27名の乗組員は全員が小さなボートで、あるいは歩いて、あるいは犬ぞりで極寒の海を漂流していく。船長をはじめとした乗組員ひとり一人の決断や、「不」決断が素晴らしい。人間はその意志で、生き抜くことができるのだという、事実。16年5月、全員が生還する。それにしても、想像もできない厳しい状況の中で、絶望せずに生き抜く物語は、信じられない!20世紀のはじめに、氷に閉ざされた南極海を半年以上さまよって、たいした装備もなく、そして明確な希望もなく--多分これが一番重要だろう--そして生きて帰ってくる--もっとも生きて帰ってきたからこの本が出版可能になるのだが--感動的である。 この冒険があの有名な「求む男子。至難の旅。僅かな報酬。極寒。暗黒の長い日々。絶えざる危険。生還の保証なし。成功の暁には名誉と賞賛を得る」という広告の冒険だったのは解説を読んではじめて知った。

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2010/06/12

事実は小説より奇なり とはこの本から出たのか と思えるほど波瀾万丈の連続です。 友人に勧めたところ、みなさん一気に読んでしまいました。 一読の価値有りです。

Posted byブクログ

2010/05/05

昨年非常に話題になった英国人探検家アーネスト・シャクルトンの1914-1917南極探検のノンフィクションものです。広告などでもとりあげられたり,いろいろな出版も相次ぎました。この文庫本は最高のできです。数あるエクスペディション・ノンフィクションの中でも非常に評価の高い作品です。 ...

昨年非常に話題になった英国人探検家アーネスト・シャクルトンの1914-1917南極探検のノンフィクションものです。広告などでもとりあげられたり,いろいろな出版も相次ぎました。この文庫本は最高のできです。数あるエクスペディション・ノンフィクションの中でも非常に評価の高い作品です。 アムンゼンらによる南極点到達の後のことなので,これまで日本でもあまり知られてこなかったエクスペディションですが,何と言っても遭難後の困難な状況の中から28名全員を奇跡的に生還させたシャクルトンのリーダーとしての苦悩が想像されます。 近年読んだ中でも第一にお薦めとして揚げられる1冊です。  

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2010/01/28

・その後50年近く誰もやろうともしなかった南極大陸横断を、1910年代に計画し実行したシャクルトン隊。不運にも途中で船は氷に閉ざされた上沈没するも、犬ぞり、カッター船と2000km近くを旅し、28人が全員生還したという奇跡のようなお話。 ・2年近く28人の男が集まって、半分は荒く...

・その後50年近く誰もやろうともしなかった南極大陸横断を、1910年代に計画し実行したシャクルトン隊。不運にも途中で船は氷に閉ざされた上沈没するも、犬ぞり、カッター船と2000km近くを旅し、28人が全員生還したという奇跡のようなお話。 ・2年近く28人の男が集まって、半分は荒くれと言える船員だったのに、よく「蝿の王」的な展開にならなかったなと感動。強力なリーダーシップがあると、人は人でいられるのか。 ・船の沈没から氷上のベースキャンプ、カッター船での航海、島での生活、そして再びカッター船での果てしない航海、やっとの事で文明のある島への到達、でもこれで終わらず前人未到の島横断、と次から次への苦難がホント漫画かよこれ、というくらい。それなのにやり遂げたシャクルトン隊の偉業は、最初の南極横断よりも確実に素晴らしいはず。それがたとえ南極探検史上には意味を残していないとしても! ・こんなにアザラシとペンギン食べちゃう人たち始めてみた。 ・「アンデスの聖餐」と色々かぶって読めた。あちらの方が悲劇かな。 ・以前読んだ「先任将校―軍艦名取短艇隊帰投せり」も優れた統率者のおかげで犠牲者無く漂流から帰還したという内容だったけど、スケールというか、困難の多岐さはこちらの方が上だった。 ・人間ってすげえなあ。すげえなあ。

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2019/06/01

内容(「BOOK」データベースより) 1914年12月、英国人探検家シャクルトンは、アムンゼンらによる南極点到達に続いて、南極大陸横断に挑戦した。しかし、船は途中で沈没。彼らは氷の海に取り残されてしまう。寒さ、食料不足、疲労そして病気…絶え間なく押し寄せる、さまざまな危...

内容(「BOOK」データベースより) 1914年12月、英国人探検家シャクルトンは、アムンゼンらによる南極点到達に続いて、南極大陸横断に挑戦した。しかし、船は途中で沈没。彼らは氷の海に取り残されてしまう。寒さ、食料不足、疲労そして病気…絶え間なく押し寄せる、さまざまな危機。救援も期待できない状況で、史上最悪の漂流は17ヶ月に及んだ。そして遂に、乗組員28名は奇跡的な生還を果たす―。その旅の全貌。

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2013/01/09

もしこれが、フィクションだったらよく練られた話しだねぇ。 でも、誰も死なないなんてリアリティが無いよね。でおわるが、現実にあった話なので、その迫力たるは、すさまじいものがある。 短い話ではないが、読み進めずに入られない魅力がある。

Posted byブクログ

2010/01/04

ノンフィクションである、という要素がここまで大きな意味を持つとは思わなかった。それだけで、一介の小説なら流していたであろう言葉の一つ一つにも重みがでてくる。

Posted byブクログ

2018/10/14

困難に立ち向かわねばならない、と自分を奮い立たせる時、かくも沈着に生命の危機に立ち向かった人々が実際にいたことを思い起こしたい。

Posted byブクログ