ダライ・ラマ自伝 の商品レビュー
チベットに興味を持ち…
チベットに興味を持ちその国そのものである彼の自伝にたどり着きました。
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著者がダライ・ラマに…
著者がダライ・ラマになり、その後亡命し、現在に至るまでのお話が描かれています。チベット仏教のこともたくさん描かれていて、普段私たちの生活ではなかなか気に掛けることが出来ない精神世界をかいま見れるような気がしました。
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第14世ダライ・ラマ…
第14世ダライ・ラマが、観音菩薩の生れ変わりとしての生い立ちから、長きにわたる亡命生活の苦悩、宗教指導者たちとの交流、世界平和への願いなどを、波乱の半生を振り返りつつ語る。
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ダライ・ラマがまだ存命のうちに読めてよかった。 以外にも共産主義自体への嫌悪感はなかったとのこt。
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◯ダライラマの半生を記載した貴重な書と思う。チベットにおける文化、風俗から、他国からの圧力に対てどのように対処するか、悩めるトップの考えもわかるという、かなり重厚な本となっている。他のダライラマの本と比べても、一番面白いと感じる。 ◯印象深いのは、中国に対する強い怒りの感情である...
◯ダライラマの半生を記載した貴重な書と思う。チベットにおける文化、風俗から、他国からの圧力に対てどのように対処するか、悩めるトップの考えもわかるという、かなり重厚な本となっている。他のダライラマの本と比べても、一番面白いと感じる。 ◯印象深いのは、中国に対する強い怒りの感情である。割と各国で人気の周恩来に対して不信感を抱いているところが、中国の中で見てきた感覚をリアルに思わせる。ただこの辺りはそれぞれの立場があるという認識のもとに読んだ方がいいのかなと感じた。 ◯ダライラマは転生というファンタジーを具現化したようなものだと考えていた。しかし、制度として捉えたときに、意外に合理的なのではないかと思う。世襲によって腐敗していくことはない。ボンクラな二代目は絶対に現れず、優秀な子どもに帝王学を身に付けさせることができる。 ◯また、(この辺りは勉強不足だが)どのような身分であっても、それこそ貧しい家庭でも、ダライ・ラマというリーダーになる可能性があると思えば、その選び方次第だが一般には公平性を感じる立て付けだとも考えられる。 ◯いずれにせよ、自分の中ではファンタジーの存在だと思っていたが、自伝にもあるとおり、一人の僧侶であるだけで、ダライ・ラマ制も続けなくて良いと思っている合理的な考え方の人だということにかなりビックリした。 ◯それでもおそらくチベットでは人気であるし、仏教を信じる人にとっては尊敬の対象であるのは間違いない。それは、ファンタジーを抜きにしても、仏教を生涯をかけて学び、実践している姿、それ自体に心惹かれるからなのだと思った。
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映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」を見て、 チベットに少し興味を持ったので読了 ダライ・ラマ14世の話 チベットと中国の関係であったり、ダライ・ラマの役割であったり、 今まで漠然としか理解できていなかったことを補足できた チベットに興味を向け続けていかねばならないと思わせ...
映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」を見て、 チベットに少し興味を持ったので読了 ダライ・ラマ14世の話 チベットと中国の関係であったり、ダライ・ラマの役割であったり、 今まで漠然としか理解できていなかったことを補足できた チベットに興味を向け続けていかねばならないと思わせてくれた
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"チベットの歴史の一端と十四世ダライ・ラマ法王の思想にふれることができる本。 亡命をせざるを得ず、亡命したまま祖国の平和的独立を勝ち取るべく今も戦い続ける姿に感動を覚える。 "
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びっくりするほどフランクな人だと思った。 一周して無神論者じゃないのかと思うほどだ。 チベットの悲劇について、中国共産党の悪辣さについてはそんなに紙面を割いていなかった。 読む方も、書く方もきっと気が滅入るのでその点は良かった。
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仏教的な生き方の実践を教えてくれる本。困難にぶつかるとき、どんなふうに生きていけばよいのかが見えてくる。相手を責めないこと、極力平和な解決方法を望むこと。私個人にふりかかる、ちょっとした不愉快なできごとは、ダライラマやチベットの人々が経験している不条理な出来事と比べればなんてこと...
仏教的な生き方の実践を教えてくれる本。困難にぶつかるとき、どんなふうに生きていけばよいのかが見えてくる。相手を責めないこと、極力平和な解決方法を望むこと。私個人にふりかかる、ちょっとした不愉快なできごとは、ダライラマやチベットの人々が経験している不条理な出来事と比べればなんてことはないと感じられる。 「もし物質主義と技術が真に人間の諸問題解決の道であるなら、大部分の先進工業諸国はいまごろ、天国のような笑顔に満ちていていいはずだ。だがそうではない。同様に、もし人々が精神的なことだけにかまけているとすれば、それぞれの宗教的信条に従ってみんなが幸せにいきてゆくかもしれないが、進歩というものがないだろう。物質的精神的発展の両方が必要なのだ。人間性は停滞してはならない。」 「すべての重要な宗教というものは、その愛と慈悲の教えによって良き人間を育む」
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※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] チベットの宗教的、政治的最高指導者として精力的に平和活動をつづけ、ノーベル平和賞を受賞した第14世ダライ・ラマが、観音菩薩の生れ変わりとしての生い立ちから、長きにわたる亡命生活の苦悩、宗教指導者たちとの交流、世界平和への願いなどを、波乱の半生を振り返りつつ語る。 チベットとダライ・ラマを知る恰好の入門書。 [ 目次 ] 白蓮を持つ人 獅子の玉座 侵略―嵐の到来 南へ避難 共産主義中国 ネール氏の拒絶 亡命を決意 絶望の年 十万の難民 僧衣を着た狼 “魔術と神秘”について チベットからの便り 平和への提言 普遍的責任と善意 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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