1,800円以上の注文で送料無料

虚貌 の商品レビュー

3.7

55件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/08/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アホなので登場人物が多くて頭がこんがらがる 半分くらいからやっと話の流れが掴めてきた 最後残されてた加害者が被害者の生存に突然気づくところがちょっと面白かった

Posted byブクログ

2019/11/23

初期の作品を読んでみたが、実際にはありえないような場面設定。話が長い割には、緊迫感はまるでなし。ご都合主義的な話の展開には、感情移入できなかった。

Posted byブクログ

2019/05/13

 荒、時山、坂井田、湯本らは運送会社を首になり吉良社長宅を襲撃。夫妻は死亡。長女は重症の後自殺。 弟は全身に火傷を負う事になった。時山らにはめられ主犯格として荒は出所。刑務所へ兄の代わりに手紙を 送っていた世話人の山田(吉良)に会う。(実はこの後すぐに荒は山田に殺害される。)  ...

 荒、時山、坂井田、湯本らは運送会社を首になり吉良社長宅を襲撃。夫妻は死亡。長女は重症の後自殺。 弟は全身に火傷を負う事になった。時山らにはめられ主犯格として荒は出所。刑務所へ兄の代わりに手紙を 送っていた世話人の山田(吉良)に会う。(実はこの後すぐに荒は山田に殺害される。)  坂井田は荒を装う吉良に殺害され、暴力団となっていた時山も麻雀中に一般人を装う吉良に殺害される。  残る湯本は東京でカメラマンとなっていた。元アイドル滝中朱音、父守年、同僚辻、カウンセリングの北見、 らが登場。吉良は北見、辻、撮影におびき出した藤田に変装し、最終的に湯本の顔に火をつけた。湯本は 川に流され死亡。警察に追い詰められた吉良も川に飛び込んだが死体としては発見されていない結末。  過去に1度読んだが内容を忘れて2度目であったが十分楽しめた。

Posted byブクログ

2019/05/04

最初の出だし 「お母さん どこへ行ったの?・・・・の言葉から始まり、3ページほどで、読み易い大きさの字だと、思いながら、ページを繰ると、、、、 このぶ厚さの本が、読めるかな?と、気が削がれたのだが、、、、何の何の・・・・グイグイと、小説に引き込まれて行った。 物語は、運送業の...

最初の出だし 「お母さん どこへ行ったの?・・・・の言葉から始まり、3ページほどで、読み易い大きさの字だと、思いながら、ページを繰ると、、、、 このぶ厚さの本が、読めるかな?と、気が削がれたのだが、、、、何の何の・・・・グイグイと、小説に引き込まれて行った。 物語は、運送業の従業員たちが、その経営者を逆恨みにして、残虐な殺人事件を起こすのである。 犯罪者の中で、口の上手かった者、そして未成年で、罪に問われなかった者の為に、口車に乗った従業員の一人である荒は、殺人犯に仕立て上げられ、刑務所へ。 その犯人を挙げるのに走り回った刑事は、ガンを患い、死を待つだけなのだが、、、、昔の、その事件が、忘れられず、最後まで、執念を燃やす。 一人娘が、連れて来た結婚相手は、、、、昔殺人事件の未成年だった男で、娘を騙して、撮影した男でもあった。 殺人事件で、唯一助け出された2人の子供の一人である姉は、車椅子状態で、後に自死をする、そして、その弟は、酷いやけどで、顔が焼けただれて救助されていたのだが、、、、、 読み続けていて、止まらない。 殺人犯に仕立てられた荒も、ちょっとした麻雀賭博で、ワルにひかっかり、借金を重ねて行く、、、、 悪い事は、、、その時、過ごせても、最後に、自分へと地獄への判決が、成される。 頬にあざが、ある刑事も、顔にコンプレックスがあり、そして、刑事の娘 朱音も、グラビアに載った自分の顔の醜さに、過食症になる。 被害者の男の子も、顔に大きな火傷・・・・ 特殊メイクで、殺人者になれるのか? 最後に、被害者の男 気良は、欄干から激しい流れに飲み込まれるのだが、、、、最後ガンに冒された刑事が、病院で亡くなる時に、手向けた白菊は、、、、彼なのか? 一気に読み終えて、題名の「虚貌」という事に、小説の深い意図が、感じられた。

Posted byブクログ

2019/01/08

ちょっと反則!? 21年前に起きた殺人事件の主犯とされた男が出所してから事件関係者が次々と惨殺される。トリックについては所々伏線があったものの、それってミステリでは禁じ手では!?何でもありになっちゃうからね。後日「犯人に告ぐ」や「犯罪小説家」等への進歩を考えれば許容範囲か。

Posted byブクログ

2018/07/09

雫井脩介氏の作品を初めて読む。 最初の段階で、おおよそ犯人は分かってしまうが 登場人物の人間図が絡まっていき、どういう仕業で 犯人が犯行に至るのか分かるまでは面白かったが 推理小説ではない。 犯人からヒントを貰っての謎解きは少しがっかりな所でもある。 登場人物が多いけれど、もっ...

雫井脩介氏の作品を初めて読む。 最初の段階で、おおよそ犯人は分かってしまうが 登場人物の人間図が絡まっていき、どういう仕業で 犯人が犯行に至るのか分かるまでは面白かったが 推理小説ではない。 犯人からヒントを貰っての謎解きは少しがっかりな所でもある。 登場人物が多いけれど、もっとそれぞれのバックボーンが きちんと描かれていたらと思う。 癌に侵されながらも犯人を追い詰めていく刑事に とても惹かれてしまった。実直で厳しいが、とても優しい。

Posted byブクログ

2017/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白さはあるが、当時にしてはさすがに少し無理がある設定を感じた。この特殊メイク全盛の現代であればうなずける点が多いが、さすがに当時は人に違和感を感じさせない「虚貌」を作ることは困難なように感じた。ラストの岩場の彫像もわざとらしさがあった。これから読む方はもう少し素直に読めるのでは!

Posted byブクログ

2016/06/05

物語を読み終わるとタイトルの意味がグッと理解できます。 色々な登場人物がそれぞれの視点から様々な事を紡いでいって、一本の重厚な物語になっているので、結構読むのが大変かもしれません。 個々のエピソートはいるの?と思うものもあるのですが、終わってみると、やっぱり必要だったのかも?と...

物語を読み終わるとタイトルの意味がグッと理解できます。 色々な登場人物がそれぞれの視点から様々な事を紡いでいって、一本の重厚な物語になっているので、結構読むのが大変かもしれません。 個々のエピソートはいるの?と思うものもあるのですが、終わってみると、やっぱり必要だったのかも?と思えたりして、この作者特有の物語の力強さみたいなものを感じます。 法社会では一つの結末を迎えた”事件”であっても、真犯人とその罪を強く追い詰めようとする意志、信念を持つ刑事像は「犯人に告ぐ」でも感じた、強い刑事像ではありました。

Posted byブクログ

2016/02/25

表題だけで読んだと思っていたが、まだ読んでいなかったモノ。物語の流れが好きです。特殊メイクって第三者に化けるってことはできると思うんですけど、身近な人に化けるのは言動やしぐさでばれてしまいそうな気がしますが。

Posted byブクログ

2015/01/10

テーマは”顔”です。その”顔”にコンプレックスを持った登場人物達と病身に鞭を打ち犯人逮捕に挑む刑事の物語です。まさかあの人が。。。

Posted byブクログ