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沈まぬ太陽(5) の商品レビュー

4.2

230件のお客様レビュー

  1. 5つ

    106

  2. 4つ

    61

  3. 3つ

    42

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2019/06/30

最後もハッピーエンドで終わらないことも、この物語らしい。 今後の生き方に対して、とても勇気付けられる本

Posted byブクログ

2019/03/23

「御巣鷹山事故をこのまま風化させてはならない。(中略)許されざる不条理にたち向い、それを書き遺すことは、現在を生きる作家の使命だと思った。」とあとがきにある通り、主人公・恩地と同様に著者も多くの理不尽さに立ち向かって書かれたものと思う。まさに、御巣鷹山事故を知らぬ自分のような人間...

「御巣鷹山事故をこのまま風化させてはならない。(中略)許されざる不条理にたち向い、それを書き遺すことは、現在を生きる作家の使命だと思った。」とあとがきにある通り、主人公・恩地と同様に著者も多くの理不尽さに立ち向かって書かれたものと思う。まさに、御巣鷹山事故を知らぬ自分のような人間が知るべき痛みに満ちていた。

Posted byブクログ

2019/02/11
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面白くなくはない。というところでしょうか。 小説としては★3というところです。 行天がニューヨークでホテル買収の情報を一足先に持ち帰り 何かことを起こすかと思えばそのことについて何も書かれていなく、 おや?と思ったことなど、あれはどうなったんだろうというところがある。 しかし、あとがきを読んで評価が変わりました。 山崎豊子さんの取材はすごいというのは聞いていましたが 膨大な取材から得られた事実を元にしたフィクション。 その事実の部分の重みはずしりときます。

Posted byブクログ

2018/11/23
  • ネタバレ

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2018/11/18-11/22 やっと読み終わった…。あとがきを読むとこれがほぼ本当にあった話だと言うことがわかるが、酷いね。酷すぎる。 権力を持ってしまうと人は変わってしまうものだということがよく分かる。ちょうど日産のカルロスゴーンが逮捕されたところも重なった。 リーマン的に言うと、「根回し」というのが勉強にはなった。これを正しい方面で活かしたいと切に思う。

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2018/11/19

読み終わった。JALは想像以上の状況だ。稲盛さんは大丈夫か。前車の轍を踏むのではないかと、心配になる。

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2018/10/28

"これほどの登場人物が入り乱れた群像劇を小説にまとめ上げた著者はすごいひとだと改めて感心をした。 最後の最後まで不条理な世界に身を置く形で幕が下りる。 カタルシスを得たいがためにその後の顛末を調べたくなる。末巻に参考図書が掲載されている。それらの本から確認してみる。 映...

"これほどの登場人物が入り乱れた群像劇を小説にまとめ上げた著者はすごいひとだと改めて感心をした。 最後の最後まで不条理な世界に身を置く形で幕が下りる。 カタルシスを得たいがためにその後の顛末を調べたくなる。末巻に参考図書が掲載されている。それらの本から確認してみる。 映画にもなった本書、映画もみたくなった。"

Posted byブクログ

2018/10/15

ついに最終巻。なのだが、前巻同様いま二つといった感想。政治家の癒着、賄賂、社内闘争といった暗躍が多く、事実を記したという意味では多いに評価はできるものの、単純に読み物としては面白い出来ではなかった。特に1〜3巻の引き込まれ方が凄かっただけに、尚更である。ただ、総評としては、やはり...

ついに最終巻。なのだが、前巻同様いま二つといった感想。政治家の癒着、賄賂、社内闘争といった暗躍が多く、事実を記したという意味では多いに評価はできるものの、単純に読み物としては面白い出来ではなかった。特に1〜3巻の引き込まれ方が凄かっただけに、尚更である。ただ、総評としては、やはり秀逸な小説だ。日本航空の暗部を徹底的に暴き、利権に集まる政治家や、墜落事故を入念に取材して、正確な筆致で描ききる力量は、山崎豊子ならでは。特に『御巣鷹山篇』での描写は、ドキュメンタリーとしても一級品だろう。片足、片腕しかない部分遺体を、看護婦が白布で人型に成形し、遺族の故人特定に協力する献身的な事実は、本書を読まなければ知らなかった事だ。素晴らしい小説である。さすが山崎豊子。ただそれだけに、終盤の失速が、返す返すも残念だ。

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2018/04/05

いよいよ最後、読んでて国民航空の上層部には腐ったやつらしかいなくて、どいつもこいつも最後にはズバッっと粛清されて会長と恩地が勝つのを信じて読み進める。ページがどんどん少なくなって、おいおい、一気にひっくり返すのか?と思ったら、会長辞任、問題解決してない。もっと残りページが少なくな...

いよいよ最後、読んでて国民航空の上層部には腐ったやつらしかいなくて、どいつもこいつも最後にはズバッっと粛清されて会長と恩地が勝つのを信じて読み進める。ページがどんどん少なくなって、おいおい、一気にひっくり返すのか?と思ったら、会長辞任、問題解決してない。もっと残りページが少なくなる、恩地が再びアフリカに左遷に、出発直前に悪事発覚で全員捕まって左遷はなしか!?と思ったら、一部は発覚するが恩地はそのままアフリカへ。 なんという中途半端な結末!・・・ここまで読んでこの終わり方はないわー。悪いやつらを一網打尽にしてスッキリ読後感を期待していたのだがめちゃくちゃ消化不良でトホホ・・・

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2018/02/26

アフリカ篇では会社の命令にただただ翻弄されている恩地にイライラし、御巣鷹山編では悲しい辛い気分になり。 会長室篇ではやっとなんだか面白い小説を読んでいる気分になれました。 終わり方もくすぶった気分になりました。

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2017/10/30
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読んでて私利私欲にまみれた人たちばかりに腹たって腹たって仕方なかったけど最後細井さんのノートで少しだけ痛い目見る人が出てきそうでそれだけはよかった。。 あとは、国見会長にもう少し報われてほしかったけど、機長や整備士さんたちがちゃんとわかってくれたことも嬉しく思ったし、国見会長みたいな人が上に立っていてほしいと思う。 恩地さんは、最後まで正義だった。負けずに頑張ってほしい(T-T)

Posted byブクログ