沈まぬ太陽(5) の商品レビュー
超大作やった。素晴らしかった。 しかし、まさかこんな終わり方とは・・・恩地報われなさすぎてつらい。でも、正義は貫き通したな・・・! ここまで読むのに時間がかかったやつも久々や。 おもしろかった!
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私の誕生日は8月12日なので、この事故のことはとても気にかかっていて、誕生日はいつも浮かない気持ちになり、現地慰霊もした。この小説を読むのは2周目だが、人間とは?仕事とは?という人間が生きることについて考えさせられ、関係者、山崎先生の強い想いに心を揺さぶられずにはいられない。本当...
私の誕生日は8月12日なので、この事故のことはとても気にかかっていて、誕生日はいつも浮かない気持ちになり、現地慰霊もした。この小説を読むのは2周目だが、人間とは?仕事とは?という人間が生きることについて考えさせられ、関係者、山崎先生の強い想いに心を揺さぶられずにはいられない。本当に多くの人に読まれてほしい本だと思っている。
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10年くらい前に買ってずっと読めていなかった。自分の今後を考えている中で、ふと目に留まり読み始めた。主人公が労組で社長と戦っていた年齢が今の自分と同じくらいだと思うと、すごいなと思ってしまう。海外僻地をたらい回しされながらも自分の芯を曲げずに生きていく強さと苦労を感じる。会長の真...
10年くらい前に買ってずっと読めていなかった。自分の今後を考えている中で、ふと目に留まり読み始めた。主人公が労組で社長と戦っていた年齢が今の自分と同じくらいだと思うと、すごいなと思ってしまう。海外僻地をたらい回しされながらも自分の芯を曲げずに生きていく強さと苦労を感じる。会長の真摯さに感動したが、それでも清廉さだけだと生き残れない世の中のつらさ。 日航の墜落事故は今でも話題になるし、日本人の記憶に刷り込まれているが、悲惨さや現場の状況だったりは全く知らなかった。かなり生々しく描写されている。 悪知恵を働かせ暗躍する上席者たちを見ていると、倫理観欠如はやばいが、ある意味思考停止せず生きていると言う点は見習うところがある。政治家、マスコミ、とことん根回しをして、不可能を可能にする、白を黒にするためあの手この手を使う強さは見習うところかなと。
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10年、いや20年近くぶりに読み直したが、ディテールどころか結末までまったく記憶になかった。勧善懲悪ではなく、こういう中途半端な終わり方だったのか。 多分以前に読んだ時は、普通の民間企業でも利権絡みの不正は多かれ少なかれあるので誇張ではあってもまったくない話ではないという印象であ...
10年、いや20年近くぶりに読み直したが、ディテールどころか結末までまったく記憶になかった。勧善懲悪ではなく、こういう中途半端な終わり方だったのか。 多分以前に読んだ時は、普通の民間企業でも利権絡みの不正は多かれ少なかれあるので誇張ではあってもまったくない話ではないという印象であったが、時代の流れか今ならもうほとんどあり得ない話なんだろうと思う。それだけ民間のコンプライアンスが浸透したと言えるのかも知れない。しかし、政官の方はあまり変わっていないというか、更に巧妙に悪事が続いているのかもとか考えさせられた。 あ、これはフィクションだったな。 モデルになっている航空会社に稲盛さんが会長として乗り込んだのはこの小説が上梓されて10年以上先なので、この部分は山崎さんのまったくのフィクションだったのかと思うと、なんだか不思議さを感じる。
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組織の膿をを出し切るのは、かくも難しいものであることを痛感させられる。不正が不正と言えない会社体質、自身の保身と出世しか考えない役員の姿勢には呆れてものも言えない。 自分の意見は認められず、会社に振り回され続ける主人公の精神力はどこから来るのだろうか。会社からコケにされても会...
組織の膿をを出し切るのは、かくも難しいものであることを痛感させられる。不正が不正と言えない会社体質、自身の保身と出世しか考えない役員の姿勢には呆れてものも言えない。 自分の意見は認められず、会社に振り回され続ける主人公の精神力はどこから来るのだろうか。会社からコケにされても会社のために尽くそうとする。確かに辞めてしまえば会社の思惑通りだろうが、ここまでされても勤め続ける意志にはある種の恐ろしささえ感じる。こうした意志は現代では通用しないのかもしれないが、こういう気骨のある人がいるから会社として存在し続けていられるのだろうとも思う。そうでなければ、会社は潰れてしまいかねない。この作品のタイトル「沈まぬ太陽」には、そうした人達への思いも込められているのだろうかと思えてくる。 本作は小説ではあるが、描写があまりに細かくほぼノンフィクションのように感じる。3篇5巻の大作である。
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誰も救われない感じは山崎豊子さんだからか、現実にそうだったから、どっちなのでしょう。 大企業は色んな人の思惑が入り込んで、綺麗事では済まないと思うけど、多くの国民、そして犠牲者にとっての正義を貫ける人に偉くなってもらいたい。そう思いました。
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・信念を持って仕事をすることのかっこよさと難しさ ・相手の欲しているものを常に考えながら行動することの大切さ ・(本当であるなら)権力とお金の結びつきの強さと人間の恐ろしさ を感じた。 ★ ・常に課題と問題意識を持って仕事をする ・人によってお辞儀の角度を変えない
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結局権力には… 飛行機に乗るのが怖くなった モデルとなった会社もライバル会社も飲酒の話がここ最近多く またどこかで大きなミスをするのではないかと信用できない。 全五巻、知らなかったモデル会社の不祥事と腐った実態。 人の命を預かる仕事に利益を求めてはいけないのではと思う。 勉強になった。
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長編は苦手なのですが、ノンフィクションに近い内容で読み応え凄く、あっという間に読破してしまいました。
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最後もハッピーエンドで終わらないことも、この物語らしい。 今後の生き方に対して、とても勇気付けられる本
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