七つの怖い扉 の商品レビュー
全然怖い話がないし、「この人たち、ほんとに怖がらせようと思って書いてるのか?」と思うようなものが多い。怖い話、というのは意味がわからない、謎めいたものが出てくるので怖くなるのだと思うが、それをあんまり変な組み合わせでやるとただちぐはぐでコミカルなだけだし、種明かしのような説明の場...
全然怖い話がないし、「この人たち、ほんとに怖がらせようと思って書いてるのか?」と思うようなものが多い。怖い話、というのは意味がわからない、謎めいたものが出てくるので怖くなるのだと思うが、それをあんまり変な組み合わせでやるとただちぐはぐでコミカルなだけだし、種明かしのような説明の場面を設けてもそれはそれで興醒めというか、バカにされたように感じて、は? と言いたくなる。全体としてただの荒唐無稽な話が多く、むしろ笑える。はっきり言って駄作ばかりだ。 ただ、最初の阿刀田高の井戸の話は出来が良い。というかいまとなってはこの短編はそこそこ有名になっているのではないか。
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みごとに怖い話ばかりでした。宮部みゆきさんや夢枕獏さんの作品がとくに面白かったです。ただ、怖いから朝の電車で呼んでいたのに、怖かったです・・・。 「迷路」。こんな童話をどこかで読んだことがある気がして、途中でオチがわかってしまいました。怖かったけど。 「布団部屋」。面白かっ...
みごとに怖い話ばかりでした。宮部みゆきさんや夢枕獏さんの作品がとくに面白かったです。ただ、怖いから朝の電車で呼んでいたのに、怖かったです・・・。 「迷路」。こんな童話をどこかで読んだことがある気がして、途中でオチがわかってしまいました。怖かったけど。 「布団部屋」。面白かったです。やっぱり宮部さんの作品は引き込まれます。特に今回のような時代物が好きですね。 「母の死んだ家」。ホラーって感じでした。とにかく怖い怖い・・・って思いだけで読んでいました。 「夕がすみ」。かすみちゃんの容姿を想像したらぞくっとしますね。これはかずみちゃんのこの後の物語が気になります。 「空に浮かぶ棺」。怖いのですが、本編のリングを読んでないから・・・。 「安義橋の鬼、人を喰らふ事」。怖かったですね。追ってくる鬼、迫力があってすごくドキドキしました。やっぱり夢枕獏さん良いですね。この作品に清明が絡んでいたら、この人助かっただろうに・・・。 「康平の背中」。これはすみません、よくわからなかったです・・・。
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2017年、28冊目は、主に隙間読書用にしていたアンソロジー系。 名だたる、7作家のアンソロジー。微妙なのは、BOOK・OFF系でやたら見かけるコト。 印象に残ったのは、宮部みゆき『布団部屋』くらい。 夢枕獏が次点かな……。 ホラー的1冊なれど、ホラー好きには、間違いなくモ...
2017年、28冊目は、主に隙間読書用にしていたアンソロジー系。 名だたる、7作家のアンソロジー。微妙なのは、BOOK・OFF系でやたら見かけるコト。 印象に残ったのは、宮部みゆき『布団部屋』くらい。 夢枕獏が次点かな……。 ホラー的1冊なれど、ホラー好きには、間違いなくモノ足りない。良くも、悪くも中途半端。 しかも、コレが、全て書き下ろしって……。
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ベテラン作家7名のアンソロジー。お得感がある。 迷路/阿刀田高 意味がわかると怖い話によくにた話があったが、ゾッとさせる文体が作家ならでは。 布団部屋/宮部みゆき 読みやすく、いい話っぽい。途中かなり不気味なので、最終的にことの因果を説明しきってしまうのはもったいない気もした...
ベテラン作家7名のアンソロジー。お得感がある。 迷路/阿刀田高 意味がわかると怖い話によくにた話があったが、ゾッとさせる文体が作家ならでは。 布団部屋/宮部みゆき 読みやすく、いい話っぽい。途中かなり不気味なので、最終的にことの因果を説明しきってしまうのはもったいない気もした。因果の元凶の男は鬼なのか、鬼になったのか。 母の死んだ家/高橋克彦 作家のトラウマには同情するし、うっかり不思議な巡り合わせのように思わせられかけるが、そもそも山崎くんが方向音痴でなければこんなことにはならなかったんではないかと思わないでもない。 夕がすみ/乃南アサ お兄ちゃーん!!ホラーにはありがちな話だが、家族の描き方、かすみの造形がよい。 空に浮かぶ棺/鈴木光司 えー、アンソロジーなのにリングの番外編書いちゃう?それは反則じゃなーい?自分の作品知ってる前提は傲慢だしちょっと不快。他でやってよ。 安義橋の鬼、人を噉らふ話/夢枕獏 コミカルで面白いけど、鬼が死ぬのはなんでなのか?ブロマンスなのか。 康平の背中/小池真理子 読んだ感覚は結構好きな話なんだけど、話の筋をなぞるとなんだかモヤモヤする。結局どういう話なのよ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
阿刀田 高, 高橋克彦, 小池真理子, 乃南アサ, 鈴木光司, 宮部みゆき, 夢枕獏。 贅沢なメンバの割りには・・・・うーん。 期待値が高すぎたか? ><;; 鈴木光司の話は「リング」の続きにあたる話・・・。 もういいって。
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「夕がすみ」はどっかで見たようなストーリーで 展開が読めてしまった 個人的に好きなのは「迷路」と「康平の背中」 全体的に怖いというより不気味
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昔は長編の小説が好きで、長ければ長いほどワクワクしていたのですが 最近は短編も好き。 読む時間があまりない時に気軽に読める。 アンソロジーだと飽きもこないし尚更素敵。 七つの怖い扉、ゾクッとさせていただきました。 それぞれの作家さんの色が出ていて それを一冊で楽しめるなんて...
昔は長編の小説が好きで、長ければ長いほどワクワクしていたのですが 最近は短編も好き。 読む時間があまりない時に気軽に読める。 アンソロジーだと飽きもこないし尚更素敵。 七つの怖い扉、ゾクッとさせていただきました。 それぞれの作家さんの色が出ていて それを一冊で楽しめるなんてお得感満載。 最後の康平の背中はジワジワとくる怖さ。
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迷路 (阿刀田高) / 書き下ろし 布団部屋 (宮部みゆき) / 書き下ろし 母の死んだ家 (高橋克彦) / 書き下ろし 夕がすみ (乃南アサ) / 書き下ろし 空に浮かぶ棺 (鈴木光司) / 書き下ろし 安義橋の鬼、人を噉らふ語 (夢枕獏) / 書き下ろし 康平の背中 (小池真...
迷路 (阿刀田高) / 書き下ろし 布団部屋 (宮部みゆき) / 書き下ろし 母の死んだ家 (高橋克彦) / 書き下ろし 夕がすみ (乃南アサ) / 書き下ろし 空に浮かぶ棺 (鈴木光司) / 書き下ろし 安義橋の鬼、人を噉らふ語 (夢枕獏) / 書き下ろし 康平の背中 (小池真理子) / 書き下ろし 『七つの怖い扉』 1998.10 新潮社刊 文庫化 カバー装画 瓜南直子 装幀 新潮社装幀室 印刷 錦明印刷 製本 錦明印刷
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怖いとタイトルについている割には怖くないアンソロジー。 阿刀田高にハマってたから彼の短編に惹かれて手に取りました。ネットでもよく見かける話になるくらい上手く締まってておもしろかったです。 他はあまり覚えてない…
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「迷路」阿刀田 高 ファンタジーじゃないのがいい うまくオチてる 「安義橋の鬼、人を噉らふ語」夢枕獏 読みやすい文体 展開の妙 最後ホモくさい(笑) JOJOのジョナサンとディオを思い出した
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