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沈まぬ太陽(3) の商品レビュー

4.4

236件のお客様レビュー

  1. 5つ

    125

  2. 4つ

    67

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

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2016/09/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 御巣鷹山 日本航空123便墜落事故についての詳細「実は、事故機の墜落原因について、聞捨てならない重大な話を仕込みましてね・・・墜落の真相は、自衛隊がミサイル発射訓練に使う標的機が、たまたま、飛行中の○○航空123便の尾翼に激突したためらいしい・・・」については本書P153に記載がある。生存者の話では墜落後、あちこちで子供や女性の助けを呼ぶ声や唸り声が聞こえていたと謎の証言あり(これについては墜落後、乗客は即死の状態であったはず)どちらも都市伝説化している。3巻については恩地のはなしは前進していないぽぃ。

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2016/08/31

フィクションではあるが初めて日本航空123便墜落事故の実情を知れた。 昔から夏になるとニュースで鎮魂祭が報道されていたが、よくわかっていなかった。 この小説を通じてどのような事故であったかを少しは理解できた。 最近度々起きている飛行機の事故はこれと同じ状況を作っているのだと考える...

フィクションではあるが初めて日本航空123便墜落事故の実情を知れた。 昔から夏になるとニュースで鎮魂祭が報道されていたが、よくわかっていなかった。 この小説を通じてどのような事故であったかを少しは理解できた。 最近度々起きている飛行機の事故はこれと同じ状況を作っているのだと考えると哀しさを感じた。

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2016/08/20

小学生のころ、この事故の生存者発見のニュースを別の空港で見ていたのを思い出す。 この巻はまるでノンフィクション。事故の惨状、遺族の苦しみにたじろぎながらも一気に読んだ。巻末の章はとても切ない。

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2016/08/03

御巣鷹山の悲劇。 毎年お盆の時期、このニュースを耳にするたびに心が痛む。 あまりにも多くの人が不幸になりすぎ。

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2016/07/17

十年におよぶ海外左遷に耐え、本社へ復帰をはたしたものの、恩地への報復の手がゆるむことはなかった。逆境の日々のなか、ついに「その日」はおとずれる。航空史上最大のジャンボ機墜落事故、犠牲者は520名――。凄絶な遺体の検視、事故原因の究明、非情な補償交渉。救援隊として現地に赴き、遺族係...

十年におよぶ海外左遷に耐え、本社へ復帰をはたしたものの、恩地への報復の手がゆるむことはなかった。逆境の日々のなか、ついに「その日」はおとずれる。航空史上最大のジャンボ機墜落事故、犠牲者は520名――。凄絶な遺体の検視、事故原因の究明、非情な補償交渉。救援隊として現地に赴き、遺族係を命ぜられた恩地は、想像を絶する悲劇に直面し、苦悩する。慟哭を刻む第三巻!

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2016/06/29

舞台は御巣鷹山へ。 読んでて非常に苦しいのと、自分がこの世紀の事故についてどれだけ無知だったかを痛感。 読み進めながら色々検索して読んだり映像見たりしている。 いまさらながらに知った事故の甚大さ、小説の面白さより知らなかった事実の多さに衝撃と悲哀。 恩地さんはひたむきに向き合い続...

舞台は御巣鷹山へ。 読んでて非常に苦しいのと、自分がこの世紀の事故についてどれだけ無知だったかを痛感。 読み進めながら色々検索して読んだり映像見たりしている。 いまさらながらに知った事故の甚大さ、小説の面白さより知らなかった事実の多さに衝撃と悲哀。 恩地さんはひたむきに向き合い続ける。

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2016/05/27

この第3巻は本当に読むのが苦しくて、途中で読むのやめてしまおうと何度か思った。 文章の一文字一文字が生々しくて、その現場に居合わせているかの様な感覚に陥った。 事故当時、私はまだ幼くこの未曾有の飛行機事故の事を知らないので、読みながらウィキペディアで事故の事を調べたんだが、物語...

この第3巻は本当に読むのが苦しくて、途中で読むのやめてしまおうと何度か思った。 文章の一文字一文字が生々しくて、その現場に居合わせているかの様な感覚に陥った。 事故当時、私はまだ幼くこの未曾有の飛行機事故の事を知らないので、読みながらウィキペディアで事故の事を調べたんだが、物語はかなり忠実に再現してあるので著者の取材力とそれを書き上げた所に凄さを感じた。 にしても、日本って危機管理に対して脆い。この物語の時代から今現在に至るまで、何ら変わってないに等しい。その良い例が3.11の東電だったり。。。 最後に今、テレビつけたら羽田空港を離陸する大韓航空から出火したと速報と映像が入って、前身に鳥肌が立っている。

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2016/04/02

この事故はリアルで知っているだけに涙なしには読めない。明日は我が身って感じ。JAL、今はこんな会社じゃないことを心から望む。堂本、行天、古溝、てめえら人間じゃねえ。企業人である以前に人間であれ!

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2015/10/14

細かなことろまで綿密な取材をし、小説というジャンルで発表しているが、これを書きたいと思う執念が伝わる、そんな作家はジャーナリストのようですね。 しかし文中に出てくる悪役となっている人は本当に悪役たる人物だったのか。これを読んだ本人はどう考えるのかを考えてしまうがそこは小説であり、...

細かなことろまで綿密な取材をし、小説というジャンルで発表しているが、これを書きたいと思う執念が伝わる、そんな作家はジャーナリストのようですね。 しかし文中に出てくる悪役となっている人は本当に悪役たる人物だったのか。これを読んだ本人はどう考えるのかを考えてしまうがそこは小説であり、悪も必要だろう。作者は批判を重々承知で書いていると思うが、相当の反発があったのではないだろうか。 あと、飛行機に乗ることを躊躇してしまう生々しい表現。この小説には必要なんでしょうけど読んでいるだけでも辛い。作者は取材の中で相当辛い目にあわれたのでないだろうか。 あらゆる面において作者の信念に脱帽ですね。

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2015/08/22

今年は、終戦70年の年であるが、その8月15日の前に、8月12日30年前の出来事を思い出した。 そう、昭和60年、御巣鷹山、日航機墜落事故である。 ノンフィクションで被害者の遺族の本名が、そのまま使われている。 そして、題名の「沈まぬ太陽」のモデルもそのままの名で描かれているが...

今年は、終戦70年の年であるが、その8月15日の前に、8月12日30年前の出来事を思い出した。 そう、昭和60年、御巣鷹山、日航機墜落事故である。 ノンフィクションで被害者の遺族の本名が、そのまま使われている。 そして、題名の「沈まぬ太陽」のモデルもそのままの名で描かれているが、世話役係では無い。 その当時、余りの悲惨さのニュースに、ビックリした。 本になって、読んだが、今一度、読みなおしてみた。 目のあたりの悲惨さは、終戦当時の事を、新聞の記事で読んだのと、違いのないのでは、、、と、思いつつ、いつものように、本が読み進まない。 唯一、戦争と違うのが、保障問題である。 2人の子供の保証額が、6000万円と、日航の保証問題を扱う社員が、感情も無く、言いきる所に、やるせなさを感じる。 哀しい出来事で、遺族たちの生活も、この日を境に、一変したのである。 30年の長い月日に、遺族も、年齢を重ねて、御巣鷹山に、上るのも、大変であろうと、思う。 テレビで、気持ちの整理をして、30年を区切りに終えたいと、述べている杖を持った高齢者を見て、何度も、この山に、通われ、涙したのだろうと、胸を熱くした。 子を持つ親としても、又、愛する人を亡くした人の気持ちが、ひしひしと伝わって、読み終えるのに、時間がかかってしまった。 3月11日の東日本大震災も然りだが、風化しないで、次の世代に、伝えて行かないと、行けない出来事だと、思う。

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