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沈まぬ太陽(3) の商品レビュー

4.4

236件のお客様レビュー

  1. 5つ

    125

  2. 4つ

    67

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2022/01/12

今までで一番読むのしんどかったかもやな・・・単純に忙しかったんもあるけど、御巣鷹山の話はやっぱりしんどい・・・

Posted byブクログ

2022/01/11

自分が子供の頃に起きたジャンボ機墜落事故そのものの話しだった、、、当時私はお盆で父方の実家を訪れており、大好きな従姉妹のお姉ちゃんがもうすぐ出産で大きなお腹に手を当てて、ニュースがこればかりなんよ。とジャンボ機墜落のニュースを流すテレビを指さしたのを鮮明に覚えている。お姉ちゃんと...

自分が子供の頃に起きたジャンボ機墜落事故そのものの話しだった、、、当時私はお盆で父方の実家を訪れており、大好きな従姉妹のお姉ちゃんがもうすぐ出産で大きなお腹に手を当てて、ニュースがこればかりなんよ。とジャンボ機墜落のニュースを流すテレビを指さしたのを鮮明に覚えている。お姉ちゃんと楽しむ時間に夢中でその時はニュースに関心を抱かなかった。小学生の頃だったと思っていたが中学生の頃だったと思い直した。それでも当時は遠い遠い知らない所での出来事に思えた。 そんな記憶しかなかったがこの本を読み続けると事故直後からその後当時見たニュースの内容が途切れ途切れに思い出された。 奇跡的に助かった女の子のうつろな表情を思い出した。 坂本九さんが亡くなったこと。 しかしそんな情報はほんのひと握りにも満たない微量な情報だと思い知らされた。 読めば読むほど気付かされる被害者の苦しみや、現場で献身的に働いた人達の数々、、無責任な加害者側。 人として。の在り方がこれ程までに差が開く物なのかと。 心打たれ、また逆に憤りを覚えさせられた。 実際にあった話しを題材に作者の取材力の凄さに参った。 ⑴⑵と読んで来て変わらず恩地の人柄にも共感し、きっとこんな思いやりのある人達が実際当時どれだけ遺族の力になったであろうか、、 遠い所での遠い昔の事故として記憶の片隅にあったが、少しでも弔う気持ちを持て読むことが出来て良かったと思えた。

Posted byブクログ

2021/11/25

85年夏の御巣鷹山の日航機墜落事故は自分にとっておそらく物心ついて初の大事件だった。その大事件をこうして改めて活字で読むと悲痛のひとことに尽きる。事故現場と処理の悲惨さ、遺族の無念さ、加害者である日航の遺族対応における心労。当時小学4年生だった自分には想像し得なかった情景が延々と...

85年夏の御巣鷹山の日航機墜落事故は自分にとっておそらく物心ついて初の大事件だった。その大事件をこうして改めて活字で読むと悲痛のひとことに尽きる。事故現場と処理の悲惨さ、遺族の無念さ、加害者である日航の遺族対応における心労。当時小学4年生だった自分には想像し得なかった情景が延々と綴られ、時に涙をこらえて身体が震えた。痛々しい箇所は多々あるが、本作は小説として佳作であることはもちろん、大事故のリアリティを極限まで追求した極めて優れたルポルタージュとして非常に読み応えがある。

Posted byブクログ

2021/06/13

頂いたので読んだのだけれど、ちょうど中盤の 飛行機墜落後の生々しい表現であったり、描写が私には耐えられなくて読み進められなかった。 このまま読んだら飛行機にはもう乗れないかもしれない、とまで思った。 あの事件は忘れてはいけないし、安全の大切さを本当実感したけど、わたしには酷すぎ...

頂いたので読んだのだけれど、ちょうど中盤の 飛行機墜落後の生々しい表現であったり、描写が私には耐えられなくて読み進められなかった。 このまま読んだら飛行機にはもう乗れないかもしれない、とまで思った。 あの事件は忘れてはいけないし、安全の大切さを本当実感したけど、わたしには酷すぎた。

Posted byブクログ

2021/05/06

「クライマーズ・ハイ」をきっかけに、御巣鷹山での出来事をより知りたいと思い、一気に3巻まで読了。随分前に読んだのだが、男の嫉妬の根深さ、幾多もの逆境に耐える主人公に胸が苦しくなった。

Posted byブクログ

2020/08/02

これまでの物語からは一転して、日本航空123便墜落事故をめぐる話題となる。『沈まぬ太陽』全体で考えた場合には起承転結の承に当たる。この巻に至るまでのアフリカ編上・下を読んでいなくても理解できる構成となっているため、123便墜落事故について当時の様子を知りたい場合にこの巻だけ単体で...

これまでの物語からは一転して、日本航空123便墜落事故をめぐる話題となる。『沈まぬ太陽』全体で考えた場合には起承転結の承に当たる。この巻に至るまでのアフリカ編上・下を読んでいなくても理解できる構成となっているため、123便墜落事故について当時の様子を知りたい場合にこの巻だけ単体で読むのもあり。

Posted byブクログ

2020/06/14

遺族が家族の遺体を探す場面 日航職員による遺族への補償交渉 おすたか会の結成 事故調査委員会… 補償金を以ってしても、訴訟を以ってしても償えるものはなく、自らが死者の魂に近づき、弔い慰めるほかない遺族がいる。 自分のために仕事ではいけない。

Posted byブクログ

2020/05/27

 世界最悪・最大とまで言われ、520名の死者を出した御巣鷹山航空機事故を取り上げる本巻。航空機の安全神話は崩れ、企業の緩慢体質も明らかになった。  責任の所在を明らかにせず、自らも責任を取ろうとしない経営陣(表面上は辞職したが、ほとぼりが冷めた後は別のポストにつこうと画策している...

 世界最悪・最大とまで言われ、520名の死者を出した御巣鷹山航空機事故を取り上げる本巻。航空機の安全神話は崩れ、企業の緩慢体質も明らかになった。  責任の所在を明らかにせず、自らも責任を取ろうとしない経営陣(表面上は辞職したが、ほとぼりが冷めた後は別のポストにつこうと画策している)の姿勢は今でもいろいろなところで罷り通っているように思うが、やはり情けない。権力は人を狂わせてしまうものなのかと改めて思ってしまう。  そんな企業の中にあっても遺族の世話係となった社員たちの懸命な姿(中にはそういった熱意がない者もいるが)には胸打たれるものがある。遺体回収・収容の現場、その後の補償交渉と休まる暇がない。ただ、そこに割と窓際と呼ばれる社員たちが充てられているのも企業の誠意が全く感じられない。  企業の闇とはかくも深いものなのかと痛感してしまう。大会社となればなるほど、闇は深く、しがらみは根強いものなのかもしれない。  同じ御巣鷹山航空機事故をメディアの観点から取り扱った「クライマーズ・ハイ(横山秀夫)」も併せて読むのもオススメ。

Posted byブクログ

2020/05/10

当時のことは知りませんが、緊迫感と悲しさが伝わってきました。 当事者意識がないお偉方が蔓延るのは仕方ないんですかね。そういう人しか偉くなれないのかな。なーんて

Posted byブクログ

2020/03/09

シリーズの中で、御巣鷹山のくだりが出てくるこれだけ読んだ。 遺族係を命ぜられた主人公の想いが胸にくる。

Posted byブクログ