ワンダフル・ライフ の商品レビュー
ハードカバーのときは…
ハードカバーのときはちょっと高くて手がだせなかったけど、文庫になって買えました。NHKでもやってましたよね、これ。化石とかに興味のある人には本当にオススメです。
文庫OFF
カナディアン・ロッキー山脈で発掘されたバージェス頁岩。それらをカンブリア爆発の物語。ダーウィンの進化論とは異なる(しかし相容れないわけではない)非運多数死という偶発性を最上位に置いた生命系図の解釈が大変面白い。 はじめに進歩の梯子図と多様性の逆円錐形的増大の誤認を説く。ついつい進...
カナディアン・ロッキー山脈で発掘されたバージェス頁岩。それらをカンブリア爆発の物語。ダーウィンの進化論とは異なる(しかし相容れないわけではない)非運多数死という偶発性を最上位に置いた生命系図の解釈が大変面白い。 はじめに進歩の梯子図と多様性の逆円錐形的増大の誤認を説く。ついつい進化の必然性や因果関係や進歩に理由と目的を求めてしまう我々に対し、バージェス頁岩は多様性ではなく異質性に基づく門の取捨選択の偶発性というオプションを提示する。確率という要素が生物進化にに働いていることは量子力学に通ずるものがあり興味深い。 現存する四種の門を圧倒する多種多様な豊かな門外生物の化石たち。マルレラ、アノマロカリス、エクマトクリヌス、ピカイア、オパビニア、などなど。目が5つある生物?!なんと好奇心を刺激する話であろう。 これらを粘り強く想像力豊かに再発掘しバージェス動物群として世に出したハリー・ウィッチントン氏だけではなく、バージェス頁岩を発掘し保存に努めたチャールズ・ウォルコット氏(解釈の方向性は間違っていたもののその理由説明も含め)に一章を割き功績を称えている点も良い。 20世紀以降の科学分野だとどうしても物理学や医学といった華々しい功績と発展があった領域に注目があたってしまうが、生物史学と地質学という領域における地道な粘り強さと創造性が堪能できる一冊である。 なおタイトルの「ワンダフル・ライフ」は映画「素晴らしき哉、人生!」より拝借。約600ページの大著を端的に示すセンスの良いワードチョイス。
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著者の人は書く本が面白いといふ評判は聞いてた。 でカンブリア紀の生物学は、ちゃんとしたものでなくて、アレナをっさんのせいで停滞してたと言ふアカデミズムのいやぁな黒歴史が展開して、面白いけど、うぁぁな感じ。 ハルキゲニアの復元図とか「進化」続けてるけども、はい。
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子どもがカンブリア紀にハマってたので自分もハマって調べてたら行き着いた本 バージェス頁岩はただカンブリア紀の生物がたくさん見つかったとこという認識だったが、生物の軟組織も化石になっておりとても珍しく更に、進化の歴史認識を変える大発見だとは知らなかった 今まで逆円錐型に生物の多様性が増しているのは当たり前だと思っていたが、実はバージェス頁岩の時代の方が解剖学的設計パターンは多かったと言うのは衝撃だった これが、30年近く前の本なのにあまり広まっていないのが不思議 人間の直感に反するなのかな?
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おもろいから500ページは思ったよりもスラスラ読めるけれど、最近「頭のいい人がパーでも分かった気になるように簡潔に面白おかしく書いてくれた親切な本=離乳食本」を読んでたせいか長くてムズい。でもおもろい。 「現動物界の門は代表的7つ。バージェス化石動物15-20はそれぞれ独立した...
おもろいから500ページは思ったよりもスラスラ読めるけれど、最近「頭のいい人がパーでも分かった気になるように簡潔に面白おかしく書いてくれた親切な本=離乳食本」を読んでたせいか長くてムズい。でもおもろい。 「現動物界の門は代表的7つ。バージェス化石動物15-20はそれぞれ独立した門。」 「節足動物は現存の3グループと絶滅の1グループ。バージェスはこれらの原始的代表化石と20を超す基本デザインを持つ。」 「異質性ピーク」 「悲運多数死」 「偶発性」 「複雑な複数因子によって切り抜けた生存組。但し絶滅時生存可能性を高めるある仕組みは最初の進化原因とは無関係の偶発なのでは(白亜紀末に哺乳類が生き残ったのは小さかったからかもだが生き残るために小さかった訳ではない)」 表現として好きなのは「スティーブンキングは馬鹿げた進化と呼ぶ。私はそれをダーウィニズムと呼ぶ。」ってやつ。 冒頭作者が逆円錐の進化図をヤイヤイ言うてたのも納得。 古生物好き、進化生物学好きって人にオススメ。 あと「輪廻」とか「天国」とか信じてない人も楽しく読めると思う。
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-2008.03.20 副題は「バージェス頁岩と生物進化の物語」。カナダのバージェス頁岩に見出されたカンブリア紀の動物群を詳細に紹介しつつ、進化のシナリオに偶然性の関与が大きいことを解く93年初訳の文庫化本。自然陶太の作用を最大限に重視する漯進的進化論者のドーキンスに対して偶発性も重視する断続的進化論者グールドの代表作とされる。
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一般人のうちでも、それなりに活字を読む気がああって、専門的なというか、実に理系っぽい言いまわしに耐えられる人だけがついてこれる世界。みたいな。いやしかし、何故に長々と語るのか。言いたいことはトヨタ式でA4で1ページにおさめろって言われてないのか。 というわけで頑張って読むわけだけ...
一般人のうちでも、それなりに活字を読む気がああって、専門的なというか、実に理系っぽい言いまわしに耐えられる人だけがついてこれる世界。みたいな。いやしかし、何故に長々と語るのか。言いたいことはトヨタ式でA4で1ページにおさめろって言われてないのか。 というわけで頑張って読むわけだけど、化石の世界も深いというか、そこから進化論やら科学的解析法やら帰納法やら、勉強にもなる。いや本筋は古代生物なんだろうけどね。 写真とか復元予想図とかあるのは良いよね。だいたい素人が化石だけ見せられても分からんし。
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【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB04011032
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バージェス頁岩を学ぼうと本著に行き着いた。 1909年に発見されたバージェス頁岩はカンブリア紀の生命の多様性爆発であまりにも有名だ。発見したチャールズ・ドゥーリトル・ウォルコットはその研究で、「ウォルコットの靴べら」と評されるほど、多種多様な化石となった生物たちを原生種の進化系統に押し込んでしまったという。1970年代になってやっとその研究が見直され、絶滅した系統を含め、進化系統の考え方に修正が加えられた。 「ワンダフル・ライフ」、この簡潔明瞭な書名からは想像できないほど内容は非常に濃く難解、一般向けの啓蒙書だと思って気軽に取り掛かると火傷するので注意が必要だ。 化石から読み解く古生物の難しさが伝わってくる一冊だ。
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「ワンダフル・ライフ」スティーヴン・ジェイ・グールド著・渡辺政隆訳、ハヤカワ文庫、2000.03.31 603p ¥987 C0145 (2021.04.27読了)(2021.04.05拝借)(2000.07.22購入) 副題「-バージェス頁岩と生物進化の物語-」 【目次】 序...
「ワンダフル・ライフ」スティーヴン・ジェイ・グールド著・渡辺政隆訳、ハヤカワ文庫、2000.03.31 603p ¥987 C0145 (2021.04.27読了)(2021.04.05拝借)(2000.07.22購入) 副題「-バージェス頁岩と生物進化の物語-」 【目次】 序言および謝辞 1章 期待の図像を解読する 2章 バージェス頁岩の背景説明 3章 バージェス頁岩の復元―新しい生命観の構築 4章 ウォルコットの観点と歴史の本質 5章 実現しえた世界―“ほんとうの歴史”の威力 文庫版のための訳者あとがき 図版クレジット 文献目録 ☆関連図書(既読) 「ダーウィン先生地球航海記(1)」チャールズ・ダーウィン著・荒俣宏訳、平凡社、1995.06.23 「ダーウィン先生地球航海記(2)」チャールズ・ダーウィン著・荒俣宏訳、平凡社、1995.10.02 「ダーウィン先生地球航海記(3)」チャールズ・ダーウィン著・荒俣宏訳、平凡社、1995.11.20 「ダーウィン先生地球航海記(4)」チャールズ・ダーウィン著・荒俣宏訳、平凡社、1996.01.20 「ダーウィン先生地球航海記(5)」チャールズ・ダーウィン著・荒俣宏訳、平凡社、1996.02.23 「種の起原」チャールズ・ダーウィン著・堀伸夫・堀大才訳、朝倉書店、2009.05.10 「ダーウィン『種の起源』」長谷川眞理子著、NHK出版、2015.08.01 「新版ガラパゴス諸島」伊藤秀三著、中公新書、1983.04.25 「ガラパゴス博物学」藤原幸一著、データハウス、2001.10.25 「さよならダーウィニズム」池田清彦著、講談社選書メチエ、1997.12.10 「失われた化石記録」J.ウィリアム・ショップ著・阿部勝巳訳、講談社現代新書、1998.03.20 「NHKスペシャル 生命大躍進」生命大躍進制作班著、NHK出版、2015.07.10 (「BOOK」データベースより)amazon 1909年、カナダで5億年前の不思議な化石小動物群が発見された。当初、節足動物と思われたその奇妙奇天烈、妙ちくりんな生きものたちはしかし、既存の分類体系のどこにも収まらず、しかもわれわれが抱く生物進化観に全面的な見直しを迫るものだった…100点以上の珍しい図版を駆使して化石発見と解釈にまつわる緊迫のドラマを再現し、歴史の偶発性と生命の素晴らしさを謳いあげる、進化生物学の旗手グールドの代表作。
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