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ウランバーナの森 の商品レビュー

3.3

147件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2013/05/10

奥田さんはかなり好きな作家です。 出張の行き帰りの電車で読む。 ちょっと退屈な感じ。 あとでブクログをチェックすると、2010年に読んでました。 全く覚えていない・・・

Posted byブクログ

2013/04/20

かつてのポップスター、ジョンが休暇を過ごす軽井沢で酷い便秘に悩まされてこの本を一冊引っ張るかと思ったけどそうじゃなかった。 便秘と悪夢に悩まされ、過去の悪態を次々と出てくる亡霊に懺悔し、病んだ心が晴れていくお話。 ジョンとは、レノンのことで、愛してるからこそ面白くアレンジして...

かつてのポップスター、ジョンが休暇を過ごす軽井沢で酷い便秘に悩まされてこの本を一冊引っ張るかと思ったけどそうじゃなかった。 便秘と悪夢に悩まされ、過去の悪態を次々と出てくる亡霊に懺悔し、病んだ心が晴れていくお話。 ジョンとは、レノンのことで、愛してるからこそ面白くアレンジして想像の人物を創りあげてんだと思う。 後半はからどんどん面白くなってきて一気に読み終える。 やっぱり奥田英朗はほぼハズレないよね。

Posted byブクログ

2013/04/11

癒やしの物語だ。 心の奥にある罪悪やトラウマ。 誰もが人知れず背負っているものってあるよね。 ふとしたきっかけで、それを思い出して冷や汗をかいたりする。 忘れたいと思ったり、謝りたいと思っても、実現できなこともある。 物語の舞台は80年代の軽井沢。主人公は一世を風靡した世界的...

癒やしの物語だ。 心の奥にある罪悪やトラウマ。 誰もが人知れず背負っているものってあるよね。 ふとしたきっかけで、それを思い出して冷や汗をかいたりする。 忘れたいと思ったり、謝りたいと思っても、実現できなこともある。 物語の舞台は80年代の軽井沢。主人公は一世を風靡した世界的なポップスター。日本人の前衛芸術家の女性と結婚して一児をもうけ、今はメディアの目にさらされずに平穏な日々を過ごしている。そんな彼が家族と訪れた真夏の避暑地での不思議な体験…… 現実と空想が入り交じったような、少しばかりファンタジックな世界。この小説を読みながら、誰もが思い浮かべるであろう、丸メガネをかけた髭面の白人男性。ラブ&ピースで世界の頂点に上り詰めた彼だって、人知れず心に暗い闇を抱えていた。そしてその闇が表面上に現れだし、彼の日常に異変を生じてくる辺りの描写が、スルッと心に入ってくる。誰もが共感できる設定だからこそだろう。 この本を読み終えた今、何かが少しだけ許されたような気がするのは気のせいではないと思う。

Posted byブクログ

2013/03/23

ジョン・レノンぽい主人公による、一夏の癒しの物語。 おそらく人並以上にビートルズに関する知識が無い私にも、ゆったり楽しめた。 過去の傷は消えることは無いし、それとどう付き合っていくか、乗り越えていくかは難しいけれど、この作品はファンタジーだけどどこか現実的な形で傷を癒していく。 ...

ジョン・レノンぽい主人公による、一夏の癒しの物語。 おそらく人並以上にビートルズに関する知識が無い私にも、ゆったり楽しめた。 過去の傷は消えることは無いし、それとどう付き合っていくか、乗り越えていくかは難しいけれど、この作品はファンタジーだけどどこか現実的な形で傷を癒していく。 読後感は爽やかだけど、途中、なんで私はおっちゃんの便秘闘病記を読んでるんだと不思議な気持ちになったw ビートルズ、そしてジョン・レノンに詳しかったら、きっともっとこの作品を楽しめたんだろうな。 次の奥田作品は、どれを読もう。

Posted byブクログ

2013/02/15

ものすごくしつこい便秘と、次々に現れる幽霊の話。というと何だそれ、って感じだが、まとめるとそうなる。ホラーではない。便秘の話が、こう、お腹が重くなるみたいで、途中まで読むのがしんどかった。最後は明るく勇気の出る感じ。途中でそうかなと思ったけれど、有名人を題材にしている。

Posted byブクログ

2013/01/24

ジョンレノンが、活動休止していた空白の時間を描いたお話。 ヨーコ(物語ではケイコ)と一緒に毎年夏になると軽井沢にやってきて・・・・。 日本特有の「お盆」を経験して、不思議な体験をするジョン。 ジョンレノンやビートルズが好きな人は、 小さなエピソードがちょいちょい出...

ジョンレノンが、活動休止していた空白の時間を描いたお話。 ヨーコ(物語ではケイコ)と一緒に毎年夏になると軽井沢にやってきて・・・・。 日本特有の「お盆」を経験して、不思議な体験をするジョン。 ジョンレノンやビートルズが好きな人は、 小さなエピソードがちょいちょい出てくるから、面白いかもね。 残念ながら私はそこまで詳しくないので、 大好きな奥田作品としての評価はイマイチ。 ジョンレノン・ビートルズFANは、是非読んでみてください。

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2013/01/09

奥田英朗の小説処女作。稀代のポップスター、ジョンが軽井沢で妻と息子と休暇中にひどい便秘と悪夢に悩まされ、そのうち彼とゆかりのある死者の霊がジョンを訪ねてくるという不思議な体験をすることで、彼の過去の心の傷を癒していくというストーリー。 ジョン・レノンをモデルにした主人公の心の傷が...

奥田英朗の小説処女作。稀代のポップスター、ジョンが軽井沢で妻と息子と休暇中にひどい便秘と悪夢に悩まされ、そのうち彼とゆかりのある死者の霊がジョンを訪ねてくるという不思議な体験をすることで、彼の過去の心の傷を癒していくというストーリー。 ジョン・レノンをモデルにした主人公の心の傷がいえていく過程がファンタジー風に描かれている一方で、便秘に苦しむジョンの姿が著者らしいユーモアある描写がされているのが面白かった。 著者は実際のジョン・レノンが表舞台から姿を消していた時期に注目し、その期間のジョンがどんな生活をしていたのかというところからこの作品を書いたとのことだが、その着目と発想はこのあとの作品にも活かされているなと感じた。

Posted byブクログ

2012/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

予備知識まったくなく、 奥田作品ということで知人に借りて読み始めたら 20ページほど読んだくらいで 「これってジョンレノンか?」とびっくり。 思わぬ設定にびっくりはしたけど、でも斬新で面白い! 便秘っていう設定もなかなかです。 ファンタジーなので苦手な人もいるかもだけど、 ジョンレノンが好きな人も、そうじゃない人も楽しめる作品だと思う。

Posted byブクログ

2012/10/28

「便秘の人の話でしょ?」人の記憶というのは面白い。この物語はジョン.レノン(のような人物)の空白の4年間をユーモアたっぷりに描いていて、心理的側面も含んでいる。大抵は焦点もそこに当たってくるのだろう。でも全く興味のない人物にこの本の感想を聞いたら、「便秘」が真っ先に出てきた。確か...

「便秘の人の話でしょ?」人の記憶というのは面白い。この物語はジョン.レノン(のような人物)の空白の4年間をユーモアたっぷりに描いていて、心理的側面も含んでいる。大抵は焦点もそこに当たってくるのだろう。でも全く興味のない人物にこの本の感想を聞いたら、「便秘」が真っ先に出てきた。確かにそうだわ…。そして何より、自分もこの本に対して「便秘男が悪戦苦闘する話」という印象を持ってしまった。ジョンが便秘に悩んでいなかったら、平坦でよくある話になってしまっていたんだろうな。

Posted byブクログ

2012/10/15

主人公が軽井沢でのバカンス中に便秘&過去に苦しめられる話。 読んでいる方が苦しくなる。時々笑えて、時々ズシンと来るセリフがあり、楽しめました。 主人公のジョンはジョン・レノンの事だというのは、読み終わった後にあとがきで知ったので、先に知っておきたかった。フィクションですが。

Posted byブクログ