ウランバーナの森 の商品レビュー
不思議だな~ かなーりシリアスで重い話になりそうなのに、ポップに読める。 奥田英朗さんの話はそういうところが好きです。
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何気ない文章の中に工夫があり、度々くすりと笑ってしまった 実在人物をもとにしている割に予備知識がなくても十分楽しめる 読んだ年齢によって感じ方が変わりそうでこれからも読み返すことになりそう 運命に優しくなるっていいなぁ
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にやり。ところどころ。 ジョンの言動、行動ににやりとできるところがたくさんある。 しかしジョンの胸の内に隠されていたものは深い深いトラウマ。 人は本当に傷ついたこと、悩みは口にださずに生きているのかもしれない。252ページの引用箇所、めっちゃ共感。 そのトラウマを克服していく...
にやり。ところどころ。 ジョンの言動、行動ににやりとできるところがたくさんある。 しかしジョンの胸の内に隠されていたものは深い深いトラウマ。 人は本当に傷ついたこと、悩みは口にださずに生きているのかもしれない。252ページの引用箇所、めっちゃ共感。 そのトラウマを克服していく過程の、ジョンの家族、周囲の人、幽霊!との関わりがとても心温まるものだった。 しかし、ジョンの空白の4年間をこんな形でフィクションにできるなんてすごい! ますます奥田英朗ファンになってしまうーー
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途中から幻想的な内容に傾倒していったけれど、 軽井沢の少し浮世離れした描写とマッチしてて情景が目の前に広がったなぁ。 便秘で苦しんでる場面とかクスッと笑えました。
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サラッと読めた。いい意味で。 ドクターの言葉は今の俺にはまずい。 「~しなければいけない、なんて義務はありません。あるのは権利だけです」 就職活動をする義務はありません、権利もいらないです。 本読みながら就活をの事考えてるのが既に重症。 夢に出てくるのも既に重症。 はやく終わらそう。
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ジョンレノンがお盆に軽井沢で便秘に苦しむ話。 身も蓋もない紹介だが話の主軸は実際にこれで、それに悩みながらジョンが過去のトラウマや後悔を乗り越えていくという物語。 ジョンの過去をモチーフとしたエピソードが語られるし、 彼以外のアーティストについても語られるので、当時の音楽や文...
ジョンレノンがお盆に軽井沢で便秘に苦しむ話。 身も蓋もない紹介だが話の主軸は実際にこれで、それに悩みながらジョンが過去のトラウマや後悔を乗り越えていくという物語。 ジョンの過去をモチーフとしたエピソードが語られるし、 彼以外のアーティストについても語られるので、当時の音楽や文化に興味がある人はおすすめ。
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他の作品で気に入った作家さんなのでデビュー作のこちらを。 各国の神話・民話というのはどこか根底の似たものが違う描写をされていたりして、結局同じこと?みたいなものって多い。仏教、神道、カトリック、ギリシア神話、その他諸々。ネイティブアメリカンを彷彿とさせるものもあったり、どうせならケルト神話も出せばいいのにとか思ったけど、「森」ってこと自体、それに通じるのかしら……なんて思いました。 医療に関わる部分は、「それは医者としてリアリティはどうなの?」と思うこともありましたが、読後感は悪くないです。 ただ、最近の奥田氏の最大の魅力のひとつである、文章のテンポとリズムに関しては、この作品ではまだ花開いていないなぁという印象。 それでも、これがデビュー作であることを考えると、そして最近の作品を考えると、刊行順に読んでみたい気にさせられます。彼の文章がどこでどう変わっていくのか、それは一気に花開くものなのか、それともじわじわと押し出されていくものなのか。そこを読んでみたい。
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個人的に途中モヤモヤ感がありましたが、好きなタイプのストーリーです。 奥田さんのファンタジーもいいなっと思いました。
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物語のテンポはいいし、ジョン・レノンが便秘で悩み続けるなんておもしろい発想だとは思ったけれど、終盤のあまりの非現実さになんだか肩すかしを食らった気分。ジョン・レノンの生い立ちを知れたのはよかった。
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