ギャシュリークラムのちびっ子たち の商品レビュー
エドワード・ゴーリーの一世紀前とも勘違いさせる薄暗い雰囲気の緻密に描かれた挿絵と、それぞれABCの名前順に死んでいく子供達。 ゴーリーの作品は陰鬱でありなかなかに一般的にいう子供達が読む絵本とは言えないかもしれないが、人間が根底で求める好奇心をくすぐる魅力を持っていると思う。 時...
エドワード・ゴーリーの一世紀前とも勘違いさせる薄暗い雰囲気の緻密に描かれた挿絵と、それぞれABCの名前順に死んでいく子供達。 ゴーリーの作品は陰鬱でありなかなかに一般的にいう子供達が読む絵本とは言えないかもしれないが、人間が根底で求める好奇心をくすぐる魅力を持っていると思う。 時々手にとってその暗く残酷な世界を見るのも良いのかもしれない。
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ページを最後までめくったとしてもそこには不幸しかないのに背景にはなにかワクワクに近いものを感じるこの矛盾さが魅力だなぁ
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何秒に何人こどもが死んでいるのですとか言われるよりもずっとこどもと死の近さを思い知る。そんなこと作者は意図してないだろうけど、他人事でもないと感じられました。
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残酷な内容ではあるんだけれど、リズムがよくて、どこかユーモラス。でもやっぱり私は英語が苦手だなあと改めて実感。勉強しよ……。
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モノクロの絵が恐ろしい。内容も残酷です。 それなのに、とても魅力的。 また手にとりたいと思う絵本。 大人向けです。
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子供に見せてはいけない絵本。 頁をめくるたびに淡々と子供が死んじゃうだけ。 線画は執拗な描き込みなのに、どの子も淡々とした表情で、 え、一体どこからそんなシチュエーションに?…という程リアリティはなくって。 どう受け取っていいか、まったく分らない感じがたまらないです。
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アルファベッドにまつわる形で、とにかく子供が死ぬ。ありとあらゆる形で死ぬ。作者は子供が嫌いなのか、というくらい淡々と死ぬ。でもなんか憎めない。なんでだろう。
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26人の子どもがアルファベット順にいろんな死に方をしていく…という大人向けの絵本。 シュールの一言。ほんと意味が分からない。好き嫌いが分かれそう。 旦那さんは完全に拒否状態。 でもこのなんか不思議な世界に魅了されてファンになってしまう人の気持ちは分からなくもない。 シュールで...
26人の子どもがアルファベット順にいろんな死に方をしていく…という大人向けの絵本。 シュールの一言。ほんと意味が分からない。好き嫌いが分かれそう。 旦那さんは完全に拒否状態。 でもこのなんか不思議な世界に魅了されてファンになってしまう人の気持ちは分からなくもない。 シュールでゴスな香りがある作品だからてっきり昔のイギリス人かと思ったら、ついこの間(2000年)まで生きていたアメリカ人だった。 ここも不思議に思う部分。 絵本を読んで思うけど、やっぱ絵本は母語で読むほうがいいなぁ。 韻とかしっくりきて自分にストンと入ってくる感じ。
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有名ですね。ゴーリーの代表作と言える1冊です。 Aからアルfベット順に、子供たちが無残な死に方を次々にしていく。 子供たちが特別な何かをしたわけでもなく、教訓や戒めもない。不条理です。 だからつい、考える。 何か作品に込めた思い、メッセージがあるんじゃないかと。 理由を探し出...
有名ですね。ゴーリーの代表作と言える1冊です。 Aからアルfベット順に、子供たちが無残な死に方を次々にしていく。 子供たちが特別な何かをしたわけでもなく、教訓や戒めもない。不条理です。 だからつい、考える。 何か作品に込めた思い、メッセージがあるんじゃないかと。 理由を探し出して、結論付けて、納得したいと思ってしまう。 ――そんな私はゴーリーに嘲笑われているのでしょう。 以前〃自殺うさぎ〃を読んだときに ああ、(この作品と)近い感じ本だなあ、っていう印象を受けました。
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A-Zまでの名前(アルファベット順)の子供が様々な死を迎え、残酷で不条理に満ちた世界観を描く。 ジャンルは大人向け絵本。非万人受け。 この種の絵本は、絵本じゃなくてもはや『現代アート』だと思うんだ。 『画集』って概念のが近い一冊。 本の感想というより、このアーティストをどう捉...
A-Zまでの名前(アルファベット順)の子供が様々な死を迎え、残酷で不条理に満ちた世界観を描く。 ジャンルは大人向け絵本。非万人受け。 この種の絵本は、絵本じゃなくてもはや『現代アート』だと思うんだ。 『画集』って概念のが近い一冊。 本の感想というより、このアーティストをどう捉えるかって問題かな。 うーむ、作者のゴーリーさんの存在は不思議だった。 直感的にこの本の感想をのべると、ちまっとしてる。 静かにぞわぞわしてる。繊細。でもひょうきん。 線のタッチが好き。指先とか先端の描き方かわいい。 英語と日本語のせてあるんだけど、英語文字デザインがかわいくて、言い回しが(言葉の選び方)が一風かわってて、変わってるが故に読めなくて、これは英語圏の人間だったらもっと面白いだろうなーと。 どこで韻ふんでるんだか分かんない自分が残念。 日本語訳も可愛いけど、それってあくまで日本的センスで、 微妙にニュアンスや価値観が原文と違うんじゃないかと。 韻で楽しむ系は異国語だと難しいねー。
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