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ギャシュリークラムのちびっ子たち の商品レビュー

4.1

152件のお客様レビュー

  1. 5つ

    47

  2. 4つ

    53

  3. 3つ

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2024/11/06

なんだなんだ、これは。 Aはエイミー かいだんおちた Bはベイジル くまにやられた Cはクララ やつれおとろえ  えー まさかZまで続くの? Xはザークシーズ いたいいたいねずみの歯 Yはヨリック のうてんわられ Zはジラー ジンをふかざけ とうとうきちゃった。 救いよう...

なんだなんだ、これは。 Aはエイミー かいだんおちた Bはベイジル くまにやられた Cはクララ やつれおとろえ  えー まさかZまで続くの? Xはザークシーズ いたいいたいねずみの歯 Yはヨリック のうてんわられ Zはジラー ジンをふかざけ とうとうきちゃった。 救いようのない子供たち。表紙をみれば、内容が・・ 26にんのAからZの子供のうしろにはガイコツの傘さし男が・・ 裏表紙は密集した墓石なんですが・・ う~ん。 いつもながら柴田元幸さんの訳がいいです。 A is for Amy who fell down the stairs B is for Basil assaulted by bears C is for Clara who wasted away X is for Xerxes devoured by mice Y is for Yoric shose head was knocked in Z is for Zollah who drank too much gin 柴田氏の解説を読むと少し背景がわかる 19世紀イギリスでは、悪さをした子供が悲惨な目にあう、いわゆる教訓譚cauntionary talesと呼ばれる道徳的に前向きの姿勢を打ち出した詩や物語が多く書かれて、この本もその型をふまえているわけだが、このゴーリーの話は教訓とも前向きの姿勢ともまったく無縁である。とある。とにかく世界の悪意がふりかかってくる。 ゴーリーの世界では大人であっても、暴力と悲惨の影がつねにすぐそこに見える、とある。・・しかし不思議なことにそこに、ひどく場違いなことに、滑稽さ、ユーモアがみなぎっている。この不思議な可笑しさが、ゴーリーマニアを生んでいる要因だろう、としている。 また、ゴーリーの好んだ画家は、マティス、マックス・エルンスト、バルテュスなど。嫌いなのはピカソ。作家ではクリスティ、ディケンズ、フローベルとそれに紫式部。映画監督では溝口健二をあげている。サイレント映画をこよなく愛する一方、一見しょうもないテレビドラマも偏愛するとある。 原題:THE GASHLYCRUMB TINIES 1963発表 2000.10.25初版 2000.12.25第2刷 図書館

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2024/10/19

全くおすすめはしません でもただすごく好きなんです 好きに理由を考えるのが難しいですが この本の好きな部分を挙げることはいくらでもできます でも共感してもらえない気がします

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2024/09/20

死は誰しも身近にあり、あっけなく訪れる。アルファベット順に子どもたちが悲惨な死を遂げる絵本。ここから何を見出せばいいんだろう、と思ってしまうくらい暗いし残酷なのに、訳者のゴーリーを語る文を読んでからもう一度読み直してしまった。不思議な魅力がある。

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2024/09/16

ゴーリー独特のアルファベットの子供たち。 怖いお話見えるけど、こどもははかない、こうならないようにと思ってるですよね。 マザーグース風の2行ずつ脚韻ふんだものを見事に日本語訳としてしまう柴田さんもまた凄い。

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2024/08/02

エドワード・ゴーリーファンの方のオススメ2 マザー・グースっぽいABCで子どもたちの残酷な死に方を描いている絵本。 イラストは暗いけれどグロテスクにならない絶妙なところが良い。ああ、このあと駄目だったんだな、なところや、もう駄目なんだな、なところとか深く考えるともう鬱で無理にな...

エドワード・ゴーリーファンの方のオススメ2 マザー・グースっぽいABCで子どもたちの残酷な死に方を描いている絵本。 イラストは暗いけれどグロテスクにならない絶妙なところが良い。ああ、このあと駄目だったんだな、なところや、もう駄目なんだな、なところとか深く考えるともう鬱で無理になりそう。 たぶん死神のところに行ってどこかお空で暮らしているのだろう、と表紙を見てやっとちょっと心が落ち着きそう。 単純なグロテスクではないところが愛される所以なのかなと思います。 私は子どもたちが不幸なのは好きじゃないので難しかったです。

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2024/07/30

ページをめくる度に様々な方法で子供たちが命を落としていく本。残酷!て言いたい気持ちもわかるけどもページを捲らなければ子供たちは死ぬことはないわけで。つまり自分たちが見なければこの子供たちは…

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2024/07/20

うろんな客でこれを借りました。うろんの客からして、絵柄は可愛いけど、その可愛さに絶対裏切られるだろうな、って思った。実際、そうだった。 ABCD…と始まり、それぞれAから始まる名前、そして、その人の死因が描かれていた。実際に死ぬシーンは描かれてなくて、死んだ後か、死ぬ直前の絵を描...

うろんな客でこれを借りました。うろんの客からして、絵柄は可愛いけど、その可愛さに絶対裏切られるだろうな、って思った。実際、そうだった。 ABCD…と始まり、それぞれAから始まる名前、そして、その人の死因が描かれていた。実際に死ぬシーンは描かれてなくて、死んだ後か、死ぬ直前の絵を描いていた。それぞれの絵が笑っていたり、真顔でいたりして、「死ぬ直前はそんな顔?」って思った。表紙に、死神のような人物が描かれているけれど、(こっからは私の妄想です)もしかしたら、その死神が、このちびっ子たちの担当で、必ず死ぬようにそむけていたのかもしれない。そう考える理由は明らかにおかしい理由で死んでいる子が結構いたから。たくさんお酒を飲んで死ぬとか、アルカリを間違えて飲んでしまうとか。(まあ、殺人の場合もあったけど) …でも、それは、作者しか、分からないだろうな…。

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2024/06/15

2024.06.15〜06.15 以前、スー.グラフトンが影響を受けた、というのを読んで、気になっていた。今回展覧会に行って、購入。 悲惨な最期を迎えている。その前に何があったのか、私は勝手に想像してみる。大人の絵本の楽しみ方かな。

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2024/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ずっと欲しかったエドワード・ゴーリー。 残酷な内容であるはずなのに何故かユーモアを感じてしまうイラストたち。 子どもの名前と起こる残虐な事態しか描かれていないので尚更想像力が掻き立てられる。

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2024/05/17

2024/05/16/Thu.(図書館で借りる) 2024/05/17/Fri.(同日読了) 絵本だけど、カテゴリ「小説」にしてる。

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