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ギャシュリークラムのちびっ子たち の商品レビュー

4.1

152件のお客様レビュー

  1. 5つ

    47

  2. 4つ

    53

  3. 3つ

    30

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    0

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2022/09/08

 なんで、この人と出会ったのか、全くわかりませんが、とんでもないものを拾ったようです。  何というか、スゴイ!  まあ、とにかくブログに案内しました。よければそちらをどうぞ。  https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/20210...

 なんで、この人と出会ったのか、全くわかりませんが、とんでもないものを拾ったようです。  何というか、スゴイ!  まあ、とにかくブログに案内しました。よければそちらをどうぞ。  https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202103030000/

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2022/08/07

ある種、不謹慎、タブーのベタ踏みとも言える、A-Zまでのイニシャルの子どもが様々な亡くなり方をする本作。 エドワード・ゴーリーの作品に意味などあるのか、理由を求めていいのか、と問われるとノーである。必要に駆られて、何か理由があって作られた作品は少ないように思える。狂気は人を選ば...

ある種、不謹慎、タブーのベタ踏みとも言える、A-Zまでのイニシャルの子どもが様々な亡くなり方をする本作。 エドワード・ゴーリーの作品に意味などあるのか、理由を求めていいのか、と問われるとノーである。必要に駆られて、何か理由があって作られた作品は少ないように思える。狂気は人を選ばず、年齢も関係なく悲惨な状況が突きつけられる。むしろ大人と比べると、子どもほど危ない目に遭う、ともとれるが、実際に絵本でやるのもこの作家ならでは。 不謹慎をものともしない、「どうして人を殺してはいけないのか」と真顔で訊ねるようなダークなイノセント。 訳者の本作の解説はなく、ゴーリーに関してのヒストリー、思い出話にほっこりしました。

Posted byブクログ

2022/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久々の★5つ。 ゴーリー作品の中でも飛びぬけてるんじゃないでしょうか? 「Aはエイミー(A is for AMY)」から始まり「Zはジラー(Z is for ZILLAH)」で終わる26人の子供の…死因が左のページに1行ずつ、右のページにその絵が描かれています。 解説では、19世紀イギリスでは悪さをした子が悲惨な目にあう「教育譚」と呼ばれる詩や物語が数多く書かれたそうですが、この本ではいきなり死因だけ。さすがゴーリー。 いろんな死因があるんですけど物理的には悲惨じゃないのに一番しんどいな、と思ったのは N is for NEVILLE who died of ennui Nはネヴィル のぞみもうせて でしょうか。子供なのに「のぞみもうせて」とは。 ちなみにこの"for..."というのは日本語の電話応対で「美香子の「か」は「香」です。」というのと同じで、例えば"A for Apple"というように使います。

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2022/02/11

大人の絵本作家(カルト・アーティスト)として名を馳せたエドワ-ド・ゴーリ-(1925-2000) のアルファベット・ブックです。「A はエイミ- 階段落ちた」に始まり「Z はジラ- ジンを深酒」まで、子どもたちが恐ろしい運命に貶められる姿を描いた26人の線画は、どこにも逃げ場のな...

大人の絵本作家(カルト・アーティスト)として名を馳せたエドワ-ド・ゴーリ-(1925-2000) のアルファベット・ブックです。「A はエイミ- 階段落ちた」に始まり「Z はジラ- ジンを深酒」まで、子どもたちが恐ろしい運命に貶められる姿を描いた26人の線画は、どこにも逃げ場のない、救いのないカルトの世界に息をのむ。

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2022/02/04

嫌いじゃない。 絵のタッチとかは好き。作者が何を思ってこんな本を書いたのか気になるし知りたいと興味が湧く。 けど、小さい頃に読んだら確実にトラウマになりそう笑

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2021/07/19

ただ子供たちの死因が書いてあるだけ。 ……なのに自分はとても惹き込まれた。不思議な魅力を感じる作品だと思う。 時々子供たちと目が合っているような気がして怖かった。所々アルファベットに即した皮肉って言うかダジャレ的なものがあったりして、そこがなんだかおぞましく、猟奇性が垣間見える。...

ただ子供たちの死因が書いてあるだけ。 ……なのに自分はとても惹き込まれた。不思議な魅力を感じる作品だと思う。 時々子供たちと目が合っているような気がして怖かった。所々アルファベットに即した皮肉って言うかダジャレ的なものがあったりして、そこがなんだかおぞましく、猟奇性が垣間見える。(Wはウィニー さむいさむいこおりのなか)

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2021/06/27

なんかペン画の質感表現がすごかった。 韻を踏んだリズム感のある文章が特徴らしいから、 英語ネイティブだったら多分もっと面白かったんだろうな。ざんねん。 とりあえず、ずっと気になってたから履修出来て良かった。 これ絵本でいいの?子供の頃読んでたらだいぶ怖いと思うけどな。

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2021/02/28

大人向けの絵本。頭文字AからZまでの名前を持つ子どもが、特に理由なく(たぶん表紙の死神の導きによって)、様々な死に方で死んでいく。ネヴィルだけ過失や事故などでなく「died of ennui」というのは、なんだか興味深いのよね……。裏表紙がお墓というのもまた。 妻が図書館で借りた...

大人向けの絵本。頭文字AからZまでの名前を持つ子どもが、特に理由なく(たぶん表紙の死神の導きによって)、様々な死に方で死んでいく。ネヴィルだけ過失や事故などでなく「died of ennui」というのは、なんだか興味深いのよね……。裏表紙がお墓というのもまた。 妻が図書館で借りたものを拝借。 訳者は柴田元幸さん。日本翻訳大賞の選考委員のひとりで、アトロクにも出演されている方。 追記:他の方の感想で「死神は読者であり、ページをめくることで子どもが死ぬ」というのは面白い考え方だな、と思った。

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2020/11/14

死は自分の想像よりも身近に存在するのかもしれない。 死のうと思えば、殺そうと思えば何にでも死に繋げることはできる。

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2020/09/14

「ゴーリーの話は教訓とも前向きの姿勢ともまったく無縁」「(子どもたちが)悪さをしようがしまいが、とにかく悲惨な最期を迎える。なぜだか知らないが、とにかく世界の悪意がふりかかってくる」(訳者あとがき) 柴田さんも書いてるように、いたいけな子どもたちがAから順番にひたすら悲惨な死を迎...

「ゴーリーの話は教訓とも前向きの姿勢ともまったく無縁」「(子どもたちが)悪さをしようがしまいが、とにかく悲惨な最期を迎える。なぜだか知らないが、とにかく世界の悪意がふりかかってくる」(訳者あとがき) 柴田さんも書いてるように、いたいけな子どもたちがAから順番にひたすら悲惨な死を迎える話。...こう書いて、なんで「ぷっ」と笑ってしまうんだろう。ひどい。自分。だけどなんか底辺に、小さいものをつついて遊んで楽しむ、みたいな妙に歪んだ愛情を感じる。そこが、私がゴーリーを好きなところ。

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