薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木 の商品レビュー
9人の女と5人の男で展開する物語。登場人物の多さが目に付く上に、視点がだんだんと切り替わっていくので、途中で飽きちゃうかなー…なんて思ったのですが、これがなかなか、読みやすかったです。 切り替わっていくので余計にそれぞれの個性が見えてくる感じがしました。一つの街や家族の風景が目に...
9人の女と5人の男で展開する物語。登場人物の多さが目に付く上に、視点がだんだんと切り替わっていくので、途中で飽きちゃうかなー…なんて思ったのですが、これがなかなか、読みやすかったです。 切り替わっていくので余計にそれぞれの個性が見えてくる感じがしました。一つの街や家族の風景が目に浮かぶ感じです。 この本は以前、FRAUで「女のいきざま」を見つける本の特集で紹介されていたんですが、なんとなくその感じがわかってきたような気がします。そして、同性にむけられている視点がシビアで正直であるという点が単なる日常を綴ってあるこの話を生きたものにしているのではないでしょうか。 どの人物の人生に似るかはわからない、また、必ずしも同じ人生であることは無いとわかっていても、少しずつ登場人物に気持ちを重ねてしまう自分が居ます。言葉や動作に反発を覚えたり、共感したりととても忙しいお話といえば忙しいですね。 恋愛運動小説、というキャッチはぴったりなのではないかと思います。 もう既に文庫化されている本なのですが、機会があればハードカバーの装丁がとても綺麗でお話にぴったりに仕上がっていると思うので手にとって頂きたいと思います。 (2004年5月15日)
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通勤の電車で読んでいたのだけど、視点が変わりすぎて誰がどんな人なのか覚えてられない!何度も戻って読んでみたけど、今回は断念!いつかゆっくり読んでみたいです。
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文体が心地いい。清潔な感じがする。私にはこの作者さんの文体があってるみたい。 恋愛も結婚も難しいな。
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何組もの夫婦がそれぞれに浮気しまくり。今の自分(受験生!)にはまったく興味のない話でした。場面がくるくる切り替わるところが、映像で見えてきて、そこは綺麗でよかった。(2007.1.24)
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レビューはブログにて。 http://tempo.seesaa.net/article/36130650.html
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7人の女性をめぐるオムニバスです。 私たちは、男の人によってでなく、自分の人生を生きています。 私は、愛しい男の子供を産みたいと思う、モデルの女の子が好きでした。
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なんでもない日常が書かれている 不倫をしている女性されている女性 そんな現実を目の当たりにする文章のはずなのに嫌らしくない
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ブックオフで¥100 すごい長い月日を経てよみおわりました・だってぶ厚い! 登場人物が多すぎてちょっと混乱;だいたい繋がったけど。 浮気とかいろいろでてきましたね. ”女”ってめんどくさい! でも、これが”女”。 こういう複雑な関係もかけるのはすごい!
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いろいろな、心の色が描かれています。 決して幸せなだけじゃなく、たくさんの人が出てくるのにもかかわらず、幸せそうな家族とかを見かけると、かならずこの本を思い出します。
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江國さんの小説の中でも好きな一冊になるんだろうなぁ、って予感がします。 ハードカバーの方の装丁が大好きです。
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