人格転移の殺人 の商品レビュー
そういえば、久しぶりに西澤作品が読みたいかも、ってことで手に取ったもの。ちょっと最近、個人的にミステリ志向。今までのところハズレはないけど、本作も十分に楽しめるクォリティ。どういう仕掛けがあるのかは、タイトルに既に示されている訳だけど、ありふれた転移設定を、いかに料理するのかって...
そういえば、久しぶりに西澤作品が読みたいかも、ってことで手に取ったもの。ちょっと最近、個人的にミステリ志向。今までのところハズレはないけど、本作も十分に楽しめるクォリティ。どういう仕掛けがあるのかは、タイトルに既に示されている訳だけど、ありふれた転移設定を、いかに料理するのかってところが本作の見どころ。さすがというか、上手い着地点を提示してくれてます。
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6人の男女の人格が入れ替わる中で殺人事件が起こる。設定もはちゃめちゃながら、事件もはちゃめちゃだった。しかしそれでいて解決に至る過程はなかなかロジカル。中盤からは一気に読んだ。
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大前提の人格転移装置にの仕組みについて、科学的な説明や理屈をつけようともしない、この潔さ(笑) 筆者が都合よく設定したルールの上で、いかにロジックによる推理を成立させるかというのが、この筆者の作品の見どころといったところでしょうか。無駄な設定も多いように感じられましたし、動機や...
大前提の人格転移装置にの仕組みについて、科学的な説明や理屈をつけようともしない、この潔さ(笑) 筆者が都合よく設定したルールの上で、いかにロジックによる推理を成立させるかというのが、この筆者の作品の見どころといったところでしょうか。無駄な設定も多いように感じられましたし、動機や事件の経緯などは、かな~り無理な部分も多かったのですが、話に勢いがあって面白かったです。 それにしても、「マスカレード」に巻き込まれた面々とスイッチの順序がなかなか頭に入らず難儀しました。特に中盤の乱闘シーン、ややこしいわ……;
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再読。西澤さんのこの手のSF設定というのはとにかくルールがきちんとしていて例外がないのが素晴らしいと思います。頻繁に起こるマスカレードに混乱しながらも、初読のときは意味が分からなかったスプリットスクリーンに今回は納得して読み進められました。冷静に読み進めてしまうと人によっては意外...
再読。西澤さんのこの手のSF設定というのはとにかくルールがきちんとしていて例外がないのが素晴らしいと思います。頻繁に起こるマスカレードに混乱しながらも、初読のときは意味が分からなかったスプリットスクリーンに今回は納得して読み進められました。冷静に読み進めてしまうと人によっては意外と犯人と動機は理詰めでわかってしまうかもしれません。でも装置の意義やラストのオチなどなんだか優しくて嬉しくなります。再読でもじっくりと楽しめました。森博嗣さんの解説もとても良かったです。
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人格が変わってしまうというSF設定に、変わった人格の者同士が殺人を犯すミステリー設定。こんなはちゃめちゃでどうなるんだと思いきや、ちゃんとフーダニットとホワイダニット作品に仕上がってるのがすごい!
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お話の方は作者らしい組立で やはり『7回死んだ男』はうまく行き過ぎた傑作だったのだなと思うが 解説が受け付けない 本自体の価値を消尽
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奇想天外な設定のわりには、着地は意外にシンプル。殺人の動機もいまいち弱いように思うが、途中のはちゃめちゃ人格移転しまくりシーンはおもしろかった。
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トンデモ設定のミステリー。 だけれども、謎解き過程に説得力はある。 とにかく、どうしたらこういう設定を思い付くのか、不思議。
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宇宙人が建造したとされる謎の施設。 人間の肉体から精神を引き剥がし、 他者の肉体へと入れ替えてしまう。 一度入れ替えが行われると、 不規則なタイミングで永遠に 入れ替えが続くという。 大地震から避難した6人の男女が 不運にもこの施設へ入り込んだ。 肉体と精神がごちゃ混ぜになった ...
宇宙人が建造したとされる謎の施設。 人間の肉体から精神を引き剥がし、 他者の肉体へと入れ替えてしまう。 一度入れ替えが行われると、 不規則なタイミングで永遠に 入れ替えが続くという。 大地震から避難した6人の男女が 不運にもこの施設へ入り込んだ。 肉体と精神がごちゃ混ぜになった 彼らをアメリカ政府の役人は 何処とも知れない場所へ隔離した。 そこで事件が起こる。 以前に読んだ七回死んだ男よりも 更に不可思議な設定のSFミステリ。 ユーモラスで軽やかな文章は 相変わらず読みやすかった。 だが設定が複雑過ぎる割りに あまり魅力的でない物語と 予想通りのラストだったので、 読後の満足度は高くなかった。
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てっきりクローズドサークルでの連続殺人だと思い込んで読んだらまさかの瞬間大惨事だった。最初のバーガーショップでキチンとキャラを把握していなかったばかりに後で苦労してしまった。SF×理詰めは相性がいい。犯人の動機はちょっとピンと来なかった。読後感は爽やか。
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