人格転移の殺人 の商品レビュー
入った者たちの人格が入れ替わってしまい、1度入れ替わるとその身体に人格が定住することはなく、身体が生きている限り、永遠に入れ替わり続けてしまうという機械。何十年も前に研究され、これは手に負えないと放置されていたその機械の中に、知らずに6人が地震から避難するために入ってしまったか...
入った者たちの人格が入れ替わってしまい、1度入れ替わるとその身体に人格が定住することはなく、身体が生きている限り、永遠に入れ替わり続けてしまうという機械。何十年も前に研究され、これは手に負えないと放置されていたその機械の中に、知らずに6人が地震から避難するために入ってしまったからさぁ大変。元の自分の身体に永遠に戻るためには、他の身体を殺さなくてはならないが・・・・・・他に戻る方法は本当にないのか?ケンカしながらも皆で話し合う中、ついに殺人が起こってしまう。 設定は完全SF。身体と人格が別物である場合が多いから仕方のないことではあるが、とにかく読んでいてややこしかった。最初の章の博士達の会話は、何度読み飛ばそうと思ったか(^^;でも、どの身体に誰の人格が入っているのか等、設定・ストーリー自体はおもしろかったし、どんでん返しも用意されていたので最終的には☆3つ。
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とりあえず最後がHappy Endなのでよい。これも事件自身はすぐに終わるが、結論に達するまでの過程の繰り返しを楽しむ作品。
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人格転移が頻発する上での連続殺人事件。中盤のサスペンスフルな犯人との攻防は息詰まる。さらに最後の解決編は論理に次ぐ論理と言った感じで非常に引き込まれた。ここで提示される動機は納得いかなかったんだけど、最後の最後での真相はえらく納得してしまった。
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わたしはどうもこういうのは苦手なようで、物語のキーポイントである人格転移の法則を理解・把握する前になんだかどたばたしはじめてあっというまに事件が終わってしまってあらあらという感じでした。おかげで登場人物の誰にも感情移入できなかったです。 ただマスカレードを止める方法というのはす...
わたしはどうもこういうのは苦手なようで、物語のキーポイントである人格転移の法則を理解・把握する前になんだかどたばたしはじめてあっというまに事件が終わってしまってあらあらという感じでした。おかげで登場人物の誰にも感情移入できなかったです。 ただマスカレードを止める方法というのはすぐにぴんと来ましたよ。あれしかないでしょう、という感じで。それを彼に話したら「それは女性ならではの思考だね」と言われたんだけどそういうものなのかしら。でも割とオーソドックスなからくりだと思うんだけどなあ。それはわたしの知識などなどが偏っているからなのでしょうか。
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