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疫病神 の商品レビュー

3.7

107件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    40

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    2

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2018/04/01

大手ゼネコンが一枚絡んだ、産廃地開発を巡るドタバタを飽きさせずに一気に読ませる。ヤクザと、そのフロント企業の関係がちょっと複雑で分かりずらい(ページ中に図式あり)あの、二宮と桑原のコンビの距離感がとっても効いている。やくざの桑原は『螻蛄』で受けた印象より、やや大人しい感じがするが...

大手ゼネコンが一枚絡んだ、産廃地開発を巡るドタバタを飽きさせずに一気に読ませる。ヤクザと、そのフロント企業の関係がちょっと複雑で分かりずらい(ページ中に図式あり)あの、二宮と桑原のコンビの距離感がとっても効いている。やくざの桑原は『螻蛄』で受けた印象より、やや大人しい感じがするが、十分にキャラは立っていた笑

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2018/10/02

「後妻業」が面白かったのでこちらも。 産業廃棄物処理場の建設問題にやくざの派閥が絡んで、人物相関がややこしく、何度もページを行ったり来たりしながら読んでたので、疲れた。二宮と桑原のああ言えばこう言うどつき漫才コンビが大いにドンパチやってくれて楽しかったけど、途中から何と戦っている...

「後妻業」が面白かったのでこちらも。 産業廃棄物処理場の建設問題にやくざの派閥が絡んで、人物相関がややこしく、何度もページを行ったり来たりしながら読んでたので、疲れた。二宮と桑原のああ言えばこう言うどつき漫才コンビが大いにドンパチやってくれて楽しかったけど、途中から何と戦っているのかが分からなくなってしまった。途中相関図を入れてくれる親切仕様だったにも関わらずしっかり把握できていなかったから、黒幕を明かされてもひとつに繋がったという爽快感がなかったのが残念でした。 シリーズになっているようなので、続きも読んでみる。

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2018/02/03

登場人物が多くいろいろな組織が絡み合ってわかりにくいところはありましたが、二人のコンビの妙な関係は面白かった。

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2017/12/21

桑原と二宮、いつの間にかコンビになっていた。二宮からするといい迷惑のようだが。桑原はイケイケでケンカも強い。やられたらキッチリやり返す。

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2017/11/12

自分にはバイオレンスすぎて読んでて疲れたけど、筋を通す考え方には共感、意外と読後感はさわやかだった。

Posted byブクログ

2017/05/13

久しぶりにハードボイルドの本格派に出会った。 ハードボイルドといえば、大沢在昌の「新宿鮫」が頭にあって 刑事とヤクザという関係が頭から離れない。 今回の疫病神シリーズは違う。 主人公が2人のコンビだ。 二宮は建設コンサルタント。 建設現場にはヤクザがまとわりつく。 毒を以...

久しぶりにハードボイルドの本格派に出会った。 ハードボイルドといえば、大沢在昌の「新宿鮫」が頭にあって 刑事とヤクザという関係が頭から離れない。 今回の疫病神シリーズは違う。 主人公が2人のコンビだ。 二宮は建設コンサルタント。 建設現場にはヤクザがまとわりつく。 毒を以って毒を制すため、建設業界ではヤクザを使ってヤクザを 抑える対策を「ザバキ」とよび、二宮は建設会社からサバキの依頼を 受けて組関係を斡旋してその仲介料を主な収入にしている。 堅気とヤクザの中間位の位置にいる。 一方、相棒の桑原は現役のヤクザ。 二蝶会の幹部。 彼の収入手段(シノギ)は倒産整理と建設現場のサバキ。 その点で二宮と絡んでいる。 他には愛人にカラオケボックスを経営させている。 このシリーズはこれから読むので、どんなサバキの以来が有るかが 楽しみの一つになると思うが、 1作目は「産業廃棄物処理場」をめぐるドロドロした巨額の利権と 悪党どもの関係が複雑に絡み合って、 図式化しないと分からない関係が出てきて、頭がパニックになるが、 そこはまあ適当にイメージして読み進めていこう。 読み進めて感じるのは、二人の絡みのテンポの良さと 会話が面白い。これがこのシリーズの楽しいところ。 そして、著者のこだわりもチラチラと出てくる。 例えば、産業廃棄物処理法とかの条例とか細かな点を 二宮に語らせたり、本を沢山読んで調べている所を 小説の中でも出しつつ、著者本人も徹底的に調べて 分かり易く書いている点がこだわっている。 本作だけでは判断できないが、 2作目、3作目を読むにつれてコンビの絡みも面白くなり さらに色んな業種の裏事情を絡ませながらの物語が 今後読む楽しみになってきた。 ブログ「沖縄面白本棚」より

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2017/04/28

「破門」を先に人から頂いて読んだので、順番が逆になってしまった。これで、二宮と桑原コンビの誕生と(いったんの)幕切れの両方を読んだことになる。若い頃は大薮春彦、大沢在昌などのファンで、最近はハードボイルドな小説から遠ざかっていたが、本書はストーリー構成が骨太でありながら緻密で隙が...

「破門」を先に人から頂いて読んだので、順番が逆になってしまった。これで、二宮と桑原コンビの誕生と(いったんの)幕切れの両方を読んだことになる。若い頃は大薮春彦、大沢在昌などのファンで、最近はハードボイルドな小説から遠ざかっていたが、本書はストーリー構成が骨太でありながら緻密で隙がなく、展開もスピーディで読ませる。主人公の二宮の人物像もくっきりと描かれていてブレがない。要するに安心して読める。ちょっと登場人物が多く、利害関係が込み入っていて、しっかり読まないとこんがらがりそうになるが、最後まで読ませる展開の巧さがある。結末の締め方もいい感じの後味を残している。読後の満足感はかなり高い。他のエピソードも時間があったら読んでみるかも知れない。お勧めです。

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2017/04/04

一言で言って、「毒気を抜かれる」小説である。 ニュアンスはちょっと違うかもしれないけど、ちょっと泥臭くて馴染めない文体だ。 面白いことは面白いんだけど、ゴチャゴチャ入り組んだ相関関係は、訳が分からず、内容についていけず疲れるばかり。

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2016/08/29

娯楽モノとしては最高ですね~。 「後妻業」を気に入ってこの作者のものを他にも読んでみたいと思って選択。やっぱり関西弁が効いててクセになる、もう、ヤクザの関西弁最高笑。 ストーリー自体もどんどん展開して行って面白い。アクの強い、一筋縄ではいかない人達ばかり。そして主人公と相棒の...

娯楽モノとしては最高ですね~。 「後妻業」を気に入ってこの作者のものを他にも読んでみたいと思って選択。やっぱり関西弁が効いててクセになる、もう、ヤクザの関西弁最高笑。 ストーリー自体もどんどん展開して行って面白い。アクの強い、一筋縄ではいかない人達ばかり。そして主人公と相棒の相性がいいのか悪いのか分からない関係も面白すぎ。シリーズのようなので他のも読みたい。

Posted byブクログ

2018/09/17

「疫病神」シリーズ1作目読まないと始まりません。AMAZONで購入しました。書店ではなかったな~。次は、「暗礁」だ。

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