疫病神 の商品レビュー
テンポが良くてさくさく読める! 桑原と二宮のコンビも面白いし。 シリーズなのかな?続きも見たいです。
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疫病神!! まさに疫病神、ですね! 小心者の二宮と俺様唯我独尊の桑原。めちゃくちゃいいコンビだとも思うんですけどー。 しかしお互いを疫病神と称し、譲らない! のは損得勘定の早い二宮と金勘定の早い桑原だからだと・・・ やっぱりどっちもどっち?(笑 建築コンサルタントの二宮と、二蝶会...
疫病神!! まさに疫病神、ですね! 小心者の二宮と俺様唯我独尊の桑原。めちゃくちゃいいコンビだとも思うんですけどー。 しかしお互いを疫病神と称し、譲らない! のは損得勘定の早い二宮と金勘定の早い桑原だからだと・・・ やっぱりどっちもどっち?(笑 建築コンサルタントの二宮と、二蝶会のヤクザ桑原。 密な付き合いでもなかった二人が離れられなくなる一冊!(か?) ゼネコン、の話ですね。 建築業界にはこれですなーというほどのテーマですが、がっつりはまります。 それと言うのも、視点は二宮で、事件の最初から絡んでくるくせに、二宮は決定的な情報を最後まで知らないからですな! だというのに、最初から勝手に「金の匂いが」と絡んできた桑原にいいように連れまわされカチ込まれヤクザにも追われ。 散々です、二宮。 小心者にもなろうというもの(笑 徐々に知る事件の裏、相手を疑うことをしないゆえに騙される二宮、だけども全てを知ったとき、動くのは誰よりも―― 早い、というかズルいというか・・・? 最後の最後で、自分の要求をつきつけきっちり自分の報酬を受け取れるよう口が回ったのが、やはり損得勘定が早い、てなことになるのだと。 しかし一緒にいるのが桑原ですからね! 何もかも折半、と決めてたので、二宮が貰うものが全て半分に!(笑 ヤクザの桑原、自分の利益にならないことには一切関心はないですが、金の匂いには敏感です。 哀れ二宮・・・桑原がそばにいたばっかりに。 穏便に済ませようとしたことの全てが暴力沙汰に! 桑原はジャイアンなんです。もーきっと、生まれたときからジャイアン。 んでも、お互いを嫌い合い、疫病神と言うのは、二宮がボコボコにされているとき桑原は逃げだし、桑原がボコボコにされてるとき二宮も逃げだし・・・たからだと(笑 でもでも! 最後の最後で、ジャイアン桑原は、「全部を折半」と決めたから、と事件の途中で二宮が負った借金も折半にしてくれる。 くそう! なんだよ良いヤツなのかよ?! そんなところがますますジャイアンだ桑原! 一般市民の堅気を張る二宮が哀れですが、男として好きなのは・・・一匹オオカミでまず突っ走る桑原が好き。 だけど、桑原がボコられて捕まったとき、ちゃんと二宮は(葛藤の末)助けに行くんですよーー と、フォローもいれてみる。 つまり、一冊で二人に虜になる話でした。
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表紙だけでは手に取らなかったと思われる本… オススメしていただいて読んでみましたら、はまった。ドツボです 桑原さんと二宮さんのコンビが素敵すぎる 最後まで集中して読みきってしまいました〜 勢いがあるんですよ、たのしーい 大阪の言葉のバイブルです
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初黒川博行です。うーん、うまい。ハードボイルドはあんまり読まないんだけど、これはいける。それぞれのキャラはたってるし、二宮の一本筋の通ったところは、かっこいい。桑原もヤクザの中のヤクザって感じでいい味出してるし憎めない。現代のヤクザ家業が描かれていて、そこもリアルで面白いです。
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キャラの個性が立っています。シリーズ通して面白いです。 893の国の王子様(笑)桑原様と建設コンサルタント二宮さんの凸凹コンビが良い。
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061020 面白く一気に読めた。やくざ、政治家、建設会社のさまざまな力をもつ人達の金を巡る戦い。桑原と二宮の掛け合いが笑いを誘い、スリルもある。
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このところ、立て續けに黒川博行を讀んでゐる。 この作品も惡い奴らがたくさん出てきて面白い。 主人公の相棒となるやくざの桑原がたいそう魅力的だ。 やはり、やくざは大阪弁が似合ふなあ。 筋立ては私には理解できないほど混み入つてゐる。 なんせ、途中で企業や暴力團の相關圖が出てくるく...
このところ、立て續けに黒川博行を讀んでゐる。 この作品も惡い奴らがたくさん出てきて面白い。 主人公の相棒となるやくざの桑原がたいそう魅力的だ。 やはり、やくざは大阪弁が似合ふなあ。 筋立ては私には理解できないほど混み入つてゐる。 なんせ、途中で企業や暴力團の相關圖が出てくるくらゐだ。 讀んでゐて、こいつはどちらのスジだつたつけ、とわからなくなるもしばしば。 さういふ意味でも、この本は繰り返し讀めるかもしれない。 ちなみに、タイトルの「疫病神」は、やくざの桑原? それとも、もしかして主人公かな? 2004年10月4日讀了
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