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殺竜事件 a case of dragonslayer の商品レビュー

3.9

70件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    30

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    0

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2018/12/01

不死身の竜は、誰に、なぜ、いかにして刺殺された!? の帯にあるとおり、竜が殺された謎を旅をしながら解決する話。 竜という圧倒的な存在が、切実に伝わってきて非常にいい。 ネタバレ 後ろに刺さっていた杭は、口の中へ正面から発射されたもので、 口の中に儀式的に入れていた赤ん...

不死身の竜は、誰に、なぜ、いかにして刺殺された!? の帯にあるとおり、竜が殺された謎を旅をしながら解決する話。 竜という圧倒的な存在が、切実に伝わってきて非常にいい。 ネタバレ 後ろに刺さっていた杭は、口の中へ正面から発射されたもので、 口の中に儀式的に入れていた赤ん坊を守るために、竜は杭を受け入れた。 犯人は村人。EDは犯人は最初っからわかってたが、殺し方がわからなかった。

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2018/08/18

なんというか事件の解決というのがあるせいか、上遠野先生の中でも読みやすい印象。 霧の中の~とか相変わらずだな!と思いつつも、EDたちのやり取りが面白かったです。

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2017/02/16

世界観や登場人物には好感が持てた。しかし、ファンタジー世界での推理小説とするには、もうちょっと具体的な証拠や描写がほしいところ。解決してもあんまり釈然としなかった…。

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2016/05/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ファンタジーでミステリ。 ファンタジーと言っても明るいのではなく、 ダークファンタジーに近い感じ? 暗さと重さが苦手でなければ、読めると思う。

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2014/04/20

ファンタジーな世界観におけるミステリー。設定についていけるかどうかが一番のポイントかと。粗さはありますが、たまにはこういう趣向の作品を読むのも面白いかと

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2013/09/20

基本はファンタジーなんだけどミステリの要素も入った作品。世界観もしっかりしてるし、キャラの性格も比較的ハッキリしてて好感が持てるからシリーズ化も有りか、と思ったらやはりシリーズ化されていた。探偵役が天才型なせいか、たまに論理がよくわからないところがあるが、謎自体は分かりやすいし伏...

基本はファンタジーなんだけどミステリの要素も入った作品。世界観もしっかりしてるし、キャラの性格も比較的ハッキリしてて好感が持てるからシリーズ化も有りか、と思ったらやはりシリーズ化されていた。探偵役が天才型なせいか、たまに論理がよくわからないところがあるが、謎自体は分かりやすいし伏線の張り方も面白い。主人公が女性ってのは意外だけど、女性らしさが前面に出過ぎてなくていい感じ。頭いいしカッコいい。

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2020/06/21

不死身の竜が何者かに刺殺された!その謎の究明に挑む戦地調停士EDと仲間たちの物語。 事件シリーズ1作目。 ファンタジー+ミステリ。一見するとミスマッチな組み合わせですが、このバランスが何ともいい味を出しています。 読後の後味はあまりよくありません。ただ、この作品の独特な世界...

不死身の竜が何者かに刺殺された!その謎の究明に挑む戦地調停士EDと仲間たちの物語。 事件シリーズ1作目。 ファンタジー+ミステリ。一見するとミスマッチな組み合わせですが、このバランスが何ともいい味を出しています。 読後の後味はあまりよくありません。ただ、この作品の独特な世界観とは合っていて良かったです。 ダークな世界観、一筋縄ではいかない登場人物、そしてミステリ。 もし少しでも興味を持たれたなら、是非読んでみてもらいたい1冊。おすすめです。

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2013/02/28

ミステリー×ファンタジー。ミステリーとしてはなるほどだけど、ファンタジーとしてはあまり面白くなかった。

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2016/10/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 シリーズ一作目。何度目かの再読。  不死身であるはずの竜をいかにして刺殺したのか、というのが謎。ファンタジィの世界で魔法もあるし、魔物みたいな動物もいるし。ただ、その中でその設定を上手く使って謎を作り上げ、解決しているのが凄い。話の内容を忘れてはいたけれど、メイントリックである「赤ん坊を使って竜を殺す」(空白反転処理)部分は覚えていたので、相当衝撃があったのだと思う。  これを推理小説としてみるなら、探偵役は戦地調停士エドワース・シーグワーゥス・マークウィッスル(ED)。ワトソンはカッタータ国特務大尉レーゼ・リスカッセかな。風の騎士ヒースロゥ・クリストフは護衛ってことで。  上遠野の話なので、相変わらず細部まで理解することができず。短い話なのに世界中を旅してるし、国同士の関係とか、七海連合とか、一体どういうものなのか。あとEDの過去とかね。  「界面干渉学」という学問の設定が面白い。世界中で見つかる奇妙な物体の出自を探る、というのがその学問だけど、その奇妙な物体ってのが明らかに我々の世界に属する道具。自動車とかピストルとか本とかね。ただその使用目的が向こうの世界の人々には分からないらしい。そこで取り上げられてる書物『霧の中のひとつの真実』って、ブギーポップに出てこなかったか?(ってか、上遠野の著作で出てこないものがない気がする。霧島誠一だっけ? うろ覚えだけど。)  ミステリ、としてはそこまで本格ではないからあれだけど、ファンタジィ小説としては十分楽しめる部類。  ヒースロゥとレーゼの掛け合いがほのぼのしてて結構好き。 05.01.15

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2012/09/17

面会の申し入れをして中に通してもらったら死んでいた。 そしてその場所は密室だった。 犯人は誰だ?どうやって殺した?動機は? 密室もののミステリですね。 ただ殺されたのが竜で、出入り口は魔法結界が張られていて、 発見者である風の騎士と戦地調停士と特務大尉が疑われ、 1年以内に竜に...

面会の申し入れをして中に通してもらったら死んでいた。 そしてその場所は密室だった。 犯人は誰だ?どうやって殺した?動機は? 密室もののミステリですね。 ただ殺されたのが竜で、出入り口は魔法結界が張られていて、 発見者である風の騎士と戦地調停士と特務大尉が疑われ、 1年以内に竜に面会した6人に話を聞くために旅立つ。 というものなんですが、すごく面白かったです。 真相の真相は切なくて、やはり人は愚かだと・・・

Posted byブクログ