殺竜事件 a case of dragonslayer の商品レビュー
キャラと世界観設定に依存したストーリー展開、ワンパターンな場面転換(私見だが、場面転換のワンパターン具合が某メ○カ○ル小説に似てた…)…上遠野浩平ってこんなもんだったかなあ…昔ブギーポップ読んだ時はもっと只者でない気がしてたんだが。最終章と後書だけ一寸面白かった。
Posted by
不死身の竜は誰に何故いかにして刺殺されたのか。事件シリーズ1作目。Whodunit,whydunit,howdunitの3つを盛り込んだ1冊は、ファンタジーミステリーと銘打たれただけあって、ファンタジーのおもしろさはさることながら、ミステリとしても実に良い一冊だと思います。是非キ...
不死身の竜は誰に何故いかにして刺殺されたのか。事件シリーズ1作目。Whodunit,whydunit,howdunitの3つを盛り込んだ1冊は、ファンタジーミステリーと銘打たれただけあって、ファンタジーのおもしろさはさることながら、ミステリとしても実に良い一冊だと思います。是非キャラクターもストーリーも世界も楽しみながら謎を解いてくださいな。既刊では最もオーソドックスで謎が解きやすいかと思いますし、とらいとらい!
Posted by
ネタ的には明らかに短編ネタでありながらこういう雰囲気に慣れている人はこの長さも全く苦にせず読み進められると思う。個々のエピソードが面白いんだね。しっかり作られている世界観も良かった。ミステリ的には、発想の逆転を利用したうまいトリックが使われていて感心。おお、なるほどと感じた。残り...
ネタ的には明らかに短編ネタでありながらこういう雰囲気に慣れている人はこの長さも全く苦にせず読み進められると思う。個々のエピソードが面白いんだね。しっかり作られている世界観も良かった。ミステリ的には、発想の逆転を利用したうまいトリックが使われていて感心。おお、なるほどと感じた。残りも楽しみ。
Posted by
不死身の竜を誰が殺したか。このアオリに惹かれて購入した作品。ファンタジーなミステリー。出てくるキャラクターの個性の強さ、また、その読みやすさにページがよく進む。
Posted by
ミステリ風FT。 竜は創世から7頭だったと言う。 台風レベルのエネルギーを操り、外皮は鋭い刀剣ですら傷一つ付けることは出来ない。 創世以降、1頭たりとも増えも減りもしていないと言われる程圧倒的な存在。 一定の領域に侵入したものを感知する結界に守られた密室にいたはずの竜はどうやって...
ミステリ風FT。 竜は創世から7頭だったと言う。 台風レベルのエネルギーを操り、外皮は鋭い刀剣ですら傷一つ付けることは出来ない。 創世以降、1頭たりとも増えも減りもしていないと言われる程圧倒的な存在。 一定の領域に侵入したものを感知する結界に守られた密室にいたはずの竜はどうやって刺殺されたのか? 戦争の調停に集まった辺境で起こった事件に、調停の任にあたるはずだった三人が、世界中に散らばった「竜に面会」した容疑者たちに会うため旅に出る。 あまりに圧倒的な存在であるはずの竜が、一体どうやって刺殺されたのか? 謎を解くためのリミットは一月。 かかっているものは生命。 ミステリとして読むと肩透かしを食らうかも。 あくまでミステリ風。
Posted by
ライトノベルを読まなくなって久しいですが、今自分がいる世界とは異なる世界へのちりちりした憧れを思い出させてくれました。文体やキャラクターはいかにもライトノベル、な感じですが決してそれがイヤミではなく私は心地よく読むことができました。ミステリとしては…うん、まあそういうのもあり?と...
ライトノベルを読まなくなって久しいですが、今自分がいる世界とは異なる世界へのちりちりした憧れを思い出させてくれました。文体やキャラクターはいかにもライトノベル、な感じですが決してそれがイヤミではなく私は心地よく読むことができました。ミステリとしては…うん、まあそういうのもあり?というかそれ以外無いよね、という感じなので★4.
Posted by
『紫骸城事件』の前の作品。これを先に読めば良かったという気持ちがちらほら。なぜ竜が殺されたのかというくだりは納得。(2001.11.14)
Posted by
『ライトノベルで好きな作家さんは、誰ですか?』と聞かれたら、即行、こう応える。『上遠野浩平』と・・・。こんな風に言ってしまえるくらい、私は、上遠野氏のライトノベルが大好き。で、特に一番好きなのは、『事件シリーズ』と呼ばれる本作。戦地調停士なる者たちが、謎に満ちた事件を、解決してい...
『ライトノベルで好きな作家さんは、誰ですか?』と聞かれたら、即行、こう応える。『上遠野浩平』と・・・。こんな風に言ってしまえるくらい、私は、上遠野氏のライトノベルが大好き。で、特に一番好きなのは、『事件シリーズ』と呼ばれる本作。戦地調停士なる者たちが、謎に満ちた事件を、解決していくシリーズ。一見、ミステリ的印象を見せるこの事件シリーズ。しかし、このシリーズが他の『単純な』ミステリとは違う点は、『魔法』がある世界を舞台にしていると言う点。だから、人は、時に、これを『ミステリではない!』と叫ぶ。(何)しかし、物語が面白ければ、ミステリか否かなぞは、この際関係無い。そして、私が言うまでもなく、このシリーズは『面白い』のである。(笑)兎に角、上遠野氏特有の、一癖も二癖もあるユニークな登場人物達。この登場人物が居るだけで、この物語は、成功したも同然ではないかと思う。(笑)戦地調停士のED、『風の騎士』ことヒース、そして物語の紅一点、女性エリート軍人、リーゼ。カッコいい人ばっかりでてくるこの作品が、何故面白くないと言えるのか?言えるわけはない。(強引)キャラクターに対する愛着は、物語自体に対する愛着に変換される。この物語を読めば、最低一人は好きなキャラクターが出来るはず、そうすれば、あなたは、もう既に、この事件シリーズの虜ですよ。(笑)早く、続きを読みたいものです。 私的ライトノベルランキング、堂々、2位!
Posted by
殺された竜をめぐる旅行譚。魔法と世界の定義が独特なファンタジィ(見方によってはSF)ですが、ミステリ的な話の構成は最後の謎解きもバッチリな親切設計。 登場人物の挙動からは、各々の背負っている役割や背景が垣間見え、それがとても魅力的です。
Posted by
『魔法』が理屈で説明できる動力元だという世界構築にまず脱帽。前提として世界観の説明が必要なのに、ぎりぎりまでシェイプアップして絞ったスタイリッシュな文章。ミステリーとしてはトリックの面白さは初読時のみにしか通用しないでしょう。でもそれを補ってあまりある文章の妙。
Posted by