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夏と花火と私の死体 の商品レビュー

3.8

1359件のお客様レビュー

  1. 5つ

    306

  2. 4つ

    485

  3. 3つ

    410

  4. 2つ

    67

  5. 1つ

    11

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2009/10/04

乙一は男性向きだと思います。 どうも私は読んでも、気分がしっくり来ません。読み方が分からない。。。 多くを語らない文章なので、ピタっと分かれば、凄く面白いと思います。是非トライしてみて!

Posted byブクログ

2009/10/04

話題になっていた頃にはちっとも読まずにzooが映画になった時、作品紹介を見て読みたくなる。むしょーーに読みたいと思ったままに読んだので期待し過ぎていた所為か、それとも語り部が子供の目線だった所為か、展開や行動が何となく読めてしまった。児童文学の域を出ていないような気も。でも、おも...

話題になっていた頃にはちっとも読まずにzooが映画になった時、作品紹介を見て読みたくなる。むしょーーに読みたいと思ったままに読んだので期待し過ぎていた所為か、それとも語り部が子供の目線だった所為か、展開や行動が何となく読めてしまった。児童文学の域を出ていないような気も。でも、おもしろさがない訳ではなく主人公の死体が語りべとなり進む物語、子供達が考えそうな計画が現実味を増幅させるから一気に読んでしまった。ぞんざいに扱われているのにもう自分の体ではないと言わんばかりの主人公。怖さも悪意でさえも弄ぶような兄。恐怖にさいなまれていても殺人に対する悪意を微塵もみせない妹。主要な3人も含めて人物達が巧く表現されていた。表題の作品と「優子」の二作品が掲載されていて、「優子」は歪みを正していくと真実につながっていくという短編。児童文学の域とは書いたものの「優子」の文面は「夏と花火と私の死体」とは違う文面となっているので、ジャンプノベルという少年向けノベルに合わせ、あえてこういう文面にしているのかも。話としてのおもしろさや表現の仕方、見せ方などは好きな作品でさくさくと読みやすくお勧め。乙一さんの作品はタイトルを見ただけでも読みたいなと思うものが沢山あるので、これから読んでみたいと思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

乙一氏の処女作。なるほどこれが乙一氏の原点かと納得させられる作品です。冒頭で死んでしまう主人公の視点で描かれる妙な文章がくすぐったい、不思議な物語。解説で小野不由美女史が言うようにあまり年齢で括った見方をしたくはないのですが、16歳でこれを書くのは驚異ですね。いい話かどうかは判り...

乙一氏の処女作。なるほどこれが乙一氏の原点かと納得させられる作品です。冒頭で死んでしまう主人公の視点で描かれる妙な文章がくすぐったい、不思議な物語。解説で小野不由美女史が言うようにあまり年齢で括った見方をしたくはないのですが、16歳でこれを書くのは驚異ですね。いい話かどうかは判りませんが、好きな話です。

Posted byブクログ

2009/10/04

17歳でジャンプノベルの大賞を受賞した乙一氏のデビュー作です。私のトシもばれますが、乙一氏と同い年なので、当時相当驚いた記憶があります。今までにないセンスの持ち主だという事が、はっきりと読み取れます。 また、一緒に収められている『優子』も捻られた結末です。高校生でこれはないよ。

Posted byブクログ

2009/10/04

いい。すごくいい。ちょっとした伝奇ものかと思っていたら、サスペンスホラーだった。構成力がずば抜けていると思う。江戸川乱歩が好きな自分にはぐっと来た。シンプルで淡白。長さは、丁度いいかな。

Posted byブクログ

2009/10/04

ものすごく衝撃でした。 物語は何事もなく違和感なく進みますが、冷静に考えるととても違和感。 だって、主人公が死体なんですもの。 序盤は女の子でしたが、ある事件により死体になる。 物語の視点はずっとその女の子のまま。つまり、死体の視点で物語が進むわけです。 言葉での説明は愚かとし...

ものすごく衝撃でした。 物語は何事もなく違和感なく進みますが、冷静に考えるととても違和感。 だって、主人公が死体なんですもの。 序盤は女の子でしたが、ある事件により死体になる。 物語の視点はずっとその女の子のまま。つまり、死体の視点で物語が進むわけです。 言葉での説明は愚かとしか言えない。是非読んでこの違和感を感じて欲しい。

Posted byブクログ

2009/10/04

死んだ女の子の一人称で話が進んでいくのには、さらに恐怖感を煽られる感じです。 健くんカッコイイ(・∀・)

Posted byブクログ

2009/10/04

独特の視点がどこまでも不思議な感じ。「わたし」が死んでからも視点は変わらないことに驚いた。センスに脱帽。

Posted byブクログ

2009/10/04

乙一先生が17歳のときにジャンプ小説大賞を受賞したのがこの作品です。これは新書版が発売された後に、構成された文庫版ですが、新書版でも『夏と花火と私の死体』が発売されています。 だれがこのような作品を17歳の時に創作できるのかが想像もつきません。このような作品を描ける作家、乙一先...

乙一先生が17歳のときにジャンプ小説大賞を受賞したのがこの作品です。これは新書版が発売された後に、構成された文庫版ですが、新書版でも『夏と花火と私の死体』が発売されています。 だれがこのような作品を17歳の時に創作できるのかが想像もつきません。このような作品を描ける作家、乙一先生には本当に感服します。 視点描写が一人称で、作中で死んでしまう少女の死体視点から物語が描かれています。死んでいるはずの少女の心情が良く描かれていますし、キャラクターたちの動きがよく描かれていて、それと同時に怖さも感じられます。 乙一先生の作品を読むのであれば、この作品から読まれることをお勧めします!!

Posted byブクログ

2009/10/04

グロイという点において、「暗黒童話」は駄目だったけどこれは大丈夫だった!語り口がなんとも斬新。死体一人称なんて読んだことなかったから。こうやって書かれると、悪いことは出来ないなぁって思います。本当に死体一人称な場面があったら怖いな。そりゃ現実ではないだろうけど。

Posted byブクログ