読書術 の商品レビュー
「読まない事も読書の…
「読まない事も読書の一つ」。こんなキュートな発言をするとは…。加藤周一侮れません。
文庫OFF
古い本ではあるが、本書で紹介されている読書術は初版から20数年経った現在でも、それ以後でも通じるほど普遍的なものだと感じた。私がこういった本を必要としていたからだと思うが、本書は私にとって非常にやさしい本だった。買ってよかった。
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スニビズムに対する肯定。どうせバカだと思ったり伝えたりすることがよくないこともある。わからないことは言うように言われる世の中。
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読書は愛のいとなみに通じる 読書はまた愛の行為に似ています。社会の全体から切り離されて、あなたはただ一人の相手との関係のみに生きる。映画見物のように、完全に受け身ではありえないでしょう。読書と愛という2つの行為ほど似たものが他にあるでしょうか。 思想は石鹸のようには使えません ...
読書は愛のいとなみに通じる 読書はまた愛の行為に似ています。社会の全体から切り離されて、あなたはただ一人の相手との関係のみに生きる。映画見物のように、完全に受け身ではありえないでしょう。読書と愛という2つの行為ほど似たものが他にあるでしょうか。 思想は石鹸のようには使えません はじめに読書は旅に似ているといいました。人により感想が違い、感じることも違うのです 肌触りがよく、誰にも便利な石鹸というものはありますが、円満でだれにも便利な思想というものは、今までにもなかったし、いまでもないし、また将来もないでしょう。それが石鹸と思想の違いです。 学校の成績を上げることだけに努力を集中するか、それともマックス・ヴェーバーを知る喜びよりはもう少し手軽な喜びの方に専心するか、一種の岐路に立たされるわけです。どの道がよろしいかそれは人によるでしょう。 しかし、別の勉強をやってみようと決心すると数限りなくあることになります。マルクスを一度も読んでいなくて社会学の話はできません。デカルトを一度も読んでなくては哲学の話はできません。いくらか筋道を立てて文学の話をするにはどうしても万葉、源氏、平家、西鶴、近松、鴎外、漱石が必要でしょう。 一日一冊主義でその本の内容を十分にくみ取ることはできないのが普通でしょう。しかし、とにかく読み通せば、その本音著者との何時間かの付き合いになるし、一日に一度、もうひとりの人格との何時間化の付き合いは、私の人生に変化を与え、刺激を与え、楽しみを与えてくれます。しかもその相手の人格たるや、そこらの開設者とは違って親鸞その人であり、マルクスその人なのです。 私は京都・奈良に行くまで案内記を読み通すことはできませんでした。フランスの芝居を読むようになったのはパリで劇場に通ってからです。こちらの経験に通じる本をよく読み、通じない本を無視するほか手がないかと思われます 日本語をたくさん読むということは、日本語による表現の多様性、その美しさと魅力を知るということでもあるでしょう。
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著者がみずからの読書経験をもとに、精読術や速読術、さらに外国語の本との向きあいかた、新聞や雑誌、難解な本とのつきあいかたなどを語っている本です。 戦後日本を代表する知識人の一人である著者が、平明な語り口で若い読者に向けて読書のたのしみかたを開陳するという内容になっています。著者...
著者がみずからの読書経験をもとに、精読術や速読術、さらに外国語の本との向きあいかた、新聞や雑誌、難解な本とのつきあいかたなどを語っている本です。 戦後日本を代表する知識人の一人である著者が、平明な語り口で若い読者に向けて読書のたのしみかたを開陳するという内容になっています。著者は巻末の「あとがき、または30年後」で、「あらためて読み返してみると、三十年前の私の議論の大筋は今でもそのまま通用する」と感じたことを明かし、「それならば、出版社が変って、新しい読者も得られるだろう」と考えて、本書の再刊を決意したという経緯を述べています。 なるほど著者がいうように、「そもそも「読書術」なるものが、三十年やそこらで簡単に変るはずもない」のでしょうが、本書のたどった経緯は、著者の生きた時代そのものの変化を映し出しているのではないかとも思えます。 本書は光文社の「カッパ・ブックス」から刊行された本で、編集者から「高校生に向けて「読書術」という本を書かないか、書けば新書版の「ベストセラー」にしてみせる」と説得されて、執筆されることになったという経緯が明かされています。著者は、政治的には戦後啓蒙の潮流と並走しつつも、戦前の教養主義の雰囲気をのこしている著述家のような気がするのですが、大衆化の路線を明確にとって商業的な成功を収めた「カッパ・ブックス」というレーベルとは、二回りくらい時間差があるようにも感じます。そうした本書が、1990年代に岩波同時代ライブラリーで、さらに岩波現代文庫から再刊されることになったという経緯にも、いわゆる「教養」がたどることになった歴史がかいま見られるようにも感じました。
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【信州大学附属図書館の所蔵はこちらです】 https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA49242879
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本屋さんで、何となく手に取った本。古い本だし、読めるか自信がなかったけど、どうにか読み通した。(一部、興味が持てなかったところもあった) 使う言葉に馴染みがなく、ググリながら読み進めた。それにしては、部分的に引き込まれ、今、私が関心を持っている領域で出てくる事象と重なる部分が...
本屋さんで、何となく手に取った本。古い本だし、読めるか自信がなかったけど、どうにか読み通した。(一部、興味が持てなかったところもあった) 使う言葉に馴染みがなく、ググリながら読み進めた。それにしては、部分的に引き込まれ、今、私が関心を持っている領域で出てくる事象と重なる部分が多く、唸りながら読めた。 もう少し時を置いて、再読したい。
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日頃からある程度の読書をしている身からすると、著者の大体の認識が理解できる、だが再認識する意味でも読んでいて無駄ではなかったと思う。
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たくさん読まなければわからないことがある。だから速く読む。当たり前だけど極めて合理的。速く読むのが目的ではない。 読みたい本、好きな文章だから、わかりやすく、興味がないから難しい本になる。 読書の楽しみ。相手もいらない。お金もかからない。
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