読書術 の商品レビュー
<感想> 内容はもちろん読書術について。 非常に丁寧にまた、読書の敷居を低くしてくれていると思う。 たとえば、速読のためには「まえがき→目次→あとがき」と読むべきという話が多いが、そうではなくページに関係なくことが速読になる。といったように、具体的な方法の根源をたくさん示してく...
<感想> 内容はもちろん読書術について。 非常に丁寧にまた、読書の敷居を低くしてくれていると思う。 たとえば、速読のためには「まえがき→目次→あとがき」と読むべきという話が多いが、そうではなくページに関係なくことが速読になる。といったように、具体的な方法の根源をたくさん示してくれている。 <要点> ■読書は精神の仕事。いっそ体のことは忘れるのが読書の理想。いちばん楽な姿勢で読むこと。 ■部屋が寒い時は暖房をつけるのが一番。ただ、暖房がないときには、寒い中でできることをする。読書も同じように、読書も利用すべき。 ■「おそく読め」というのは、「古典を読め」というのと同じことになり、また逆に、「古典を読め」というのは、「おそく読め」というのと同じことになる。 ■古典を一通り読む通すよりはどれか1つを良く事の方が適切だろう。 ■「本を遅く読む法」は「本をはやく読む法」と切り離すことはできない。たくさんの本をはやく読むことが、おそく読まなければならない本を見つけだすために役立つこともあるだろう。 ■目で文字を拾ってゆく運動をはやくするために提案されているのは、視野を拡大する訓練と視野の中心を一点から他の点へ移す訓練に、要約される。 ■アメリカ人が考えだした速読法は、単語を覚えて語彙を広げる、文の構造を心得て要点だけを読む、一定の方式にしたがってとばし読みをする。 ■飛ばし読みを実践するには、本の側にも一定の型があることが条件になる。 ■要するに飛ばし読みの工夫は本をページ数にしたがって読まない、必要に応じて、前からも、後ろからも、中間からもはじめるということにつきる。 ■外国語の本で多くの読者にとって読みたい本の大部分は、教科書や入学試験問題に表れる文章よりはるかにやさしい文章から成り立っている。 ■新聞は多くの事実の中から選び出して記載している。読者は違った種類の新聞を同時に読むことが大切。 ■文学についていえば、少しページをめくってみて考えてもわかりそうもない本は読まない方が賢明。 ■字面に、「カタカナが多い」「漢字が長く連なっている」ものは書き手があいまいな考えのまま書いていることが多い。 ■読者は言葉の意味するところを知っているだけでなく、言葉が意味するものがなんなのか多かれ少なかれ、読者自身の経験に即して知っていなければ、ほんとうに文章を理解することはできない。 <実践> ○読書は楽な姿勢で読む ○人生のメインが読書ではないが、時間の有効利用の読書(通勤時間や待ち時間に読書) ○速読のために視野を拡大する訓練を行う ■要するに飛ばし読みの工夫は本をページ数にしたがって読まない、必要に応じて、前からも、後ろからも、中間からもはじめるということにつきる。 ■新聞は多くの事実の中から選び出して記載している。読者は違った種類の新聞を同時に読むことが大切。 ■文学についていえば、少しページをめくってみて考えてもわかりそうもない本は読まない方が賢明。
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加藤周一先生は、医者だったんですね。 文化人だと思ってました。 読書法について書いておられる・・・僕のどこをひっくり返しても、そんな素養はありません。 巨人ですね。。つくづく。 遅く読む精読術 はやく読む速読術 本を読まない読書術 外国語の本を読む解読術 新聞・雑誌を読む看破...
加藤周一先生は、医者だったんですね。 文化人だと思ってました。 読書法について書いておられる・・・僕のどこをひっくり返しても、そんな素養はありません。 巨人ですね。。つくづく。 遅く読む精読術 はやく読む速読術 本を読まない読書術 外国語の本を読む解読術 新聞・雑誌を読む看破術 難しい本を読む読破術 などについて、解説しておられます。 柔らかい書き方で、読みやすいですね。お勧めの一冊です。
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様々な読書法が紹介されていて、有用そうなもの(あるいはすでに自分が採用していて、良いと思っているもの)が紹介されていた。例えば、洋書の速読である。ただ筆者のスタイルかどうかは知らないが、エッセイ形式で文章が柔らかい反面、それぞれの読み方の良さや悪さを論理的に分析するといった姿勢は...
様々な読書法が紹介されていて、有用そうなもの(あるいはすでに自分が採用していて、良いと思っているもの)が紹介されていた。例えば、洋書の速読である。ただ筆者のスタイルかどうかは知らないが、エッセイ形式で文章が柔らかい反面、それぞれの読み方の良さや悪さを論理的に分析するといった姿勢は見られなかった。
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短い文章や、入試問題を除けば、加藤周一さんの本を亡くなる前に読んだことはありませんでした。 亡くなったちょっと後にこの本の存在を知り、これなら僕にも読めそうだ、ということで機会を窺ってたのですが、もう半年くらい経ってしまっている。これは今から40年前に口述筆記を用いて書かれたもの...
短い文章や、入試問題を除けば、加藤周一さんの本を亡くなる前に読んだことはありませんでした。 亡くなったちょっと後にこの本の存在を知り、これなら僕にも読めそうだ、ということで機会を窺ってたのですが、もう半年くらい経ってしまっている。これは今から40年前に口述筆記を用いて書かれたものですが、かなり加藤さんの印象が変わりました。今までは東大医学部卒のムズカシイ文章を書く人と、大した根拠もなく思ってたのです。例えば、「読書は愛の行為に似ています」と言ってのけた後、「寝台をただその一方の目的だけに使うのは、合理的な道具の使い方とはいえますまい。」第1章にあったこの文章で、難しくて読めないという心配はなさそうだと安心しました。また、外国語の教科書は面白くあるべきだという所では、「ここでおもしろい内容というのは、かならずしも、たとえば性的な好奇心を刺戟するということではない。」むしろ、そう想像する人は少数派だと思うのですが・・・この読書術に関する本は、あまり中身を予想せずに読んだのですが、なるほどこういうものか、という感じです。具体的にどう、とは言えないですが何か違う感じのものを想像してました。もちろん、この本は大いに参考になり、満足してるのでどうでも良いのですが。あと、むずかしい本は不必要な本であるとの仰せでしたが、それでもパーソンズとやらの本はどれほど難しいか、とっても気になります。
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知の巨人加藤周一が60年代に中高生向けに書いた読書の方法論。いい本なのだが中高生向け、という名目上、少し読者をなめたような文体が鼻につく。内容はハードコア、英語の練習にラッセル読めとか相当ハードルは高い。けど、外国語で小説を読める必要はないなど結構現実にも目を向けている。いい本だ...
知の巨人加藤周一が60年代に中高生向けに書いた読書の方法論。いい本なのだが中高生向け、という名目上、少し読者をなめたような文体が鼻につく。内容はハードコア、英語の練習にラッセル読めとか相当ハードルは高い。けど、外国語で小説を読める必要はないなど結構現実にも目を向けている。いい本だと思う。
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読書に対する姿勢を教えてくれる本。46年も前に当時の高校生のために書かれている。 どこで読むか、古典や新書・新聞・雑誌、洋書をどのようして読むかについて分かりやすい文章で書かれている。 必要のない本は読むな。 この本のキーワードはこれ。 「求めよ、さらば与えられん」と...
読書に対する姿勢を教えてくれる本。46年も前に当時の高校生のために書かれている。 どこで読むか、古典や新書・新聞・雑誌、洋書をどのようして読むかについて分かりやすい文章で書かれている。 必要のない本は読むな。 この本のキーワードはこれ。 「求めよ、さらば与えられん」という言葉の通り、自分の知りたい・必要性のある本は難しく感じることはない。必要のない本は逆に難しく感じてしまうことがある。 あとがきで、「オーディオ・ヴィジュアルの情報が活字情報を駆逐する時代が来た、という人がいます。しばらく前にマクルーハンというハッタリ屋が、そういうデマをとばして、大勢の、あまりアタマのよくない人々をだましたのは、その例です。」 と著者がいきなり、それまでの口振りとは違う様子でマクルーハンを痛烈に批判したのが印象に残った。 活字はいつまでも人々を刺激してくれる。
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「おそく読む「精読術」」、「はやく読む「速読術」」、「本を読まない「読書術」」、「外国語の本を読む「解読術」」、「新聞・雑誌を読む「看破術」」、「むずかしい本を読む「読破術」」…など、一通りでない読書の仕方について、わかりやすく解説しているのが本書。ある程度読書を重ねていれば体得...
「おそく読む「精読術」」、「はやく読む「速読術」」、「本を読まない「読書術」」、「外国語の本を読む「解読術」」、「新聞・雑誌を読む「看破術」」、「むずかしい本を読む「読破術」」…など、一通りでない読書の仕方について、わかりやすく解説しているのが本書。ある程度読書を重ねていれば体得して知られることばかりだが、それを改めて確認することも有意義であった。これから読書の習慣をつけていこうという人にはもちろん参考になるだろう。
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何(waht)を読んだらいいか、ではなくどう(how)読んだらいいかを教えてくれる本 その合間に世界中の本や雑誌や新聞を紹介してくれる 速読すべき!といわれる今の時代に警鐘を鳴らしてくれる 遅読すべき本もあることを教わった とりあえず、 論語と仏教の経典、日本の古...
何(waht)を読んだらいいか、ではなくどう(how)読んだらいいかを教えてくれる本 その合間に世界中の本や雑誌や新聞を紹介してくれる 速読すべき!といわれる今の時代に警鐘を鳴らしてくれる 遅読すべき本もあることを教わった とりあえず、 論語と仏教の経典、日本の古典文学のいくつか、そして聖書とプラトンはできるだけ遅く読んでみよう!と思い立たせてくれた本☆
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昔はカッパブックス(光文社)でした。読書に当たっての、示唆に富んで留意点が丁寧に纏められています。
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「本を読む本」の著者が外国人だったのに対して、こちらの著者は日本人。日本人ならではなの翻訳書籍の読み方もレクチャーしてくれるらしい。
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