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社長失格 の商品レビュー

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106件のお客様レビュー

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    27

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

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2013/08/18

アイディア出しから会社の立ち上げから倒産まで、まさに激動。 目立ちたがりやな印象。 そのやる気は尋常なものではない。 やりたいと思ったことに対しての行動力に尊敬。 腐っちゃいかんね。

Posted byブクログ

2013/08/16

これは、面白かった! 南場さんの「不恰好経営」に紹介されていて、茂岩さんが参画する際の、こんな本読んでみてワクワクしたのなら来なよ、のシーンの本。 90年代半ばのベンチャーブームとインターネットの走り、15年近くたった今だからこそ振り返られる、当時としてはもの凄いビジネスモデルだ...

これは、面白かった! 南場さんの「不恰好経営」に紹介されていて、茂岩さんが参画する際の、こんな本読んでみてワクワクしたのなら来なよ、のシーンの本。 90年代半ばのベンチャーブームとインターネットの走り、15年近くたった今だからこそ振り返られる、当時としてはもの凄いビジネスモデルだったんだろうな、と。 97年に自身の破産も踏まえながら、時代の流れを予言している。 確かに経営者として問題は複数あったかもしれないが、時代に果敢に挑戦し、先駆けとなって散っていった本として、かなり面白い本です!

Posted byブクログ

2013/08/06

起業を志す人間が必ずといっていいほど読んでいる本書は当事者の生々しいまでの記録です。倒産するということはどういうことなのか?この貴重な記録を『痛み』と共に記した筆者には本当に感謝の念が堪えません。 本書を初めて読んだのは20歳前後の事と記憶しております。何がきっかけで存在を知っ...

起業を志す人間が必ずといっていいほど読んでいる本書は当事者の生々しいまでの記録です。倒産するということはどういうことなのか?この貴重な記録を『痛み』と共に記した筆者には本当に感謝の念が堪えません。 本書を初めて読んだのは20歳前後の事と記憶しております。何がきっかけで存在を知ったのかは失念してしまいましたが、注目のベンチャー企業の倒産というまさに天国から地獄を綴った当事者による告白手記であり、読んだときにずいぶんと衝撃を受けたことを思い出します。僕自身も、ここまで壮大な失敗劇とは申しませんが、東京で当時手がけていた仕事を破綻させ、都落ちする体で地元へ出戻らなければならなかったということを経験しているので、本書の教訓を生かしきることは出来なかったことになるのですが、今回再読してみて、最初に読んだときには見えなかった様々なものが内容から理解できたような気がして、ひとつの大きな収穫であったと思っております。 ここには筆者である板倉氏の生い立ちから起業。そして倒産までの壮大な『悲劇』が生々しいまでの筆致で綴られておりまして、起業を志す人間にとってある種の『バイブル』として現在に至るまで脈々と読み継がれております。氏の手がけていたハイパーネットという企業は、今読み返しても当時としては誠に先鋭的なビジネスモデルで、インターネットを使った新サービスで脚光を浴びた理由も、よくわかりました。1996年3月期には売上高約7億円、経常利益約2億円を記録。大手証券会社であるソロモン・ブラザーズ(当時)や大手銀行の住友銀行(当時)などから融資の申し出が殺到し、本書のハイライトでもあるマイクロソフトの会長であるビル・ゲイツ氏が板倉氏に面会を求めてきたこともその証左なのでしょう。 これとはまったく関係がありませんが、現在、インターネットで靴を販売しているザッポスを率いるCEOトニー・シェイ氏もかつては『リンクエクスチェンジ』というインターネットを使った広告会社を経営し、マイクロソフトに買収されたという経緯があり、歴史に『イフ』は存在しないことは百も承知ですが、もしかしたらそういうこともあったのではないかと読みながらそんなことを考えてしまいました。 ゲイツ氏との面会から約2年後、会社が『死』を迎えるまでの記録が本当に読んでいて辛くなるほど詳細に記されております。それは本人にとって『地獄の日々』であったことは容易に推察されますが、本書の最大の『価値』とは『ハイパーネットは挫折したのか』。この命題について、当事者中の当事者だった「元社長」が倒産の理由を1冊にまとめたことであると思っております。全体的な内容として、こういう話はうらみつらみが大半を占めると思いますが、むしろ淡々と、自らの『失敗の本質』を振り返っており、そこが本書が読み継がれる要因なのでしょう。 本書が世に出てからも、様々なベンチャー企業が日本に生まれ、いくつかは大きな成長を遂げ、その裏側では『死屍累々』の状況が現在でも繰り返されているかと思われます。ここで浮き彫りになっていることはアメリカなどに比べて、日本という土壌に『ベンチャー企業』がいかに育ちにくいか?ということであると思っております。 そして、僕が最も印象に残っている箇所は銀行の貸しはがしに遭い、資金集めに奔走する筆者がすべてが終わって悟ったことに 『ぼくは大組織がどんな論理で成り立ち、その組織を構成する人間が何を行動規範としているかを学ぶ機会を逸してしまった』 という箇所でした。後に僕が板倉氏本人のツイッター(現在はBOT)に話しかけ、板倉氏と直接やり取りをした最初の言葉でも、ありました。現在、板倉氏は再起業し、事業に奔走されていると伺っております。氏の前途が洋々たることを祈りつつ、ツイッター上にて僕のぶしつけな質問にも、実に丁寧に答えていただいた板倉氏にこの場を借りて感謝御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

Posted byブクログ

2013/08/05
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時代にのったかにみえたベンチャーが潰れるまでの体験記。その場面場面で考えたこと感じたことがとても正直にリアルに描かれています。面白い!

Posted byブクログ

2013/07/28

***** ネットバブルが来る前の時期に先進的なサービスを提供しようとして、そして30億の負債を残して2年でつぶしたという話。 本人もエピローグあたりで述懐しているけど、本人の派手好きさとか経営センスの問題もなくはないだろうけど、こんだけ派手な倒産になったのは金融業界が「猫も杓子...

***** ネットバブルが来る前の時期に先進的なサービスを提供しようとして、そして30億の負債を残して2年でつぶしたという話。 本人もエピローグあたりで述懐しているけど、本人の派手好きさとか経営センスの問題もなくはないだろうけど、こんだけ派手な倒産になったのは金融業界が「猫も杓子もIT系に投資する」から(山一証券の倒産を引き金に「貸し剥がしが一斉に始まった」というタイミングにぴったりとハマったことが大きい。 *****

Posted byブクログ

2013/06/10

会社が倒産するときって、こういう感じか。 もちろん全てが同じパターンではないはずだが、 大いに勉強になった。 会社というものは、必ずしも業績が悪くて倒産するわけではない。 いろんな理由が後から分析はできるが、 その時に当事者でどこまで客観的に理解できるものか。 し...

会社が倒産するときって、こういう感じか。 もちろん全てが同じパターンではないはずだが、 大いに勉強になった。 会社というものは、必ずしも業績が悪くて倒産するわけではない。 いろんな理由が後から分析はできるが、 その時に当事者でどこまで客観的に理解できるものか。 しかしこうして見ると、 道を誤った瞬間や、運気を逃した瞬間などは、直感的にわかる。 経営者にもいろんなタイプがいる。 自分は「社長失格」の板倉雄一郎のようなタイプではないが、見習うべき部分もある。 自分の性格やタイプを見誤って、無理に演じないことだと僕は考える。 自分は自分の考えに従って、自分のやり方でやるのがいい。 小さく長く成功するタイプもあれば、大きく派手に成功するタイプもある。 どちらがいいという話ではない。 要は、自分は何を目指しているのか。 どういう会社にしたいと思っているのかだ。

Posted byブクログ

2013/06/09
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※このレビューにはネタバレを含みます

起業する際のパワーと倒産するまでの責任という、創業者ならではの経験を惜しげもなく公開してもらった気がする。 「ビジョナリーカンパニー3 衰退の5段階」を読んだ直後だったので、その要素がことごとく当てはまった。 -引用- ベンチャー大国米国では、アイデアを出し、企業するいわゆる「起業家」とその後実際に経営を行う「経営者」が別人であるケースは、珍しくない。要するにこの2つの仕事は正確がまったく異なるものなのだ。両方の資質を持っているならばともかく、片方だけの場合、どちらかの仕事に専念した方が良いに決まっている。 人は企業の最大の財産だ。特にうちのような中小企業にとっては、最後は金じゃない、人だ。でも、ぼくは資金繰りに追われて、その基本を忘れていた。 企業の成功や失敗から何かを学ぶには、最後に示された「結果」だけに注目するだけでは不十分だ。その「結果」に至るさまざまな過程を丹念に追い、背景にある時代を透視し、分析する必要がある。 そもそも、ぼくは日本の企業社会において経営者を務めるうえで、致命的な欠陥を有していた。「組織」に対する理解がまったくなかったのである。社内人事、社外営業、金融機関との付き合い、広告主との付き合い、マスコミへの対応、そしてプライベートでの振る舞い。どの場面においても、企業や社会といった組織に対する根本的な理解を欠いたがゆえのミスを、ぼくはいくつも犯してきた。そしてある意味で、これらのミスの集積が倒産につながったといっても過言ではない、と今では思っている。

Posted byブクログ

2013/05/29

会社経営の時、何に重きを置くかを間違えることによって会社が潰れてしまう失敗例。社員を大事にしないことでクーデターや離脱者が出てしまう。

Posted byブクログ

2013/05/24

こんな詳細によく覚えてるなーというのが本音。時期が悪かったと言う人もいる。しかし、その後、同じようなサービスがないことから失敗なんだろう。それにしても、夏野さんは世渡り上手だな。

Posted byブクログ

2013/04/21
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普段ビジネス書を読んだりしないので小説じゃない(プロじゃない)文体に慣れなくて読了まで時間がかかってしまいました。 失敗を糧にして、この方はまた企業したのですね。すごいなぁ、懲りないというかなんというか。多くの負債と自己破産、ここではかなりの人が迷惑を被っているはずなのだが、を経て、それでもまた企業する、このくらいのバイタリティがないと結局企業なんてできないのだろうな。とりあえずこの新しい企業でもう失敗しないで迷惑をかけた人たちに何とか少しでも貢献できたらいいんだろうね、と余計なお世話なことを思ってしまいました。 企業は難しい、UnlimitedなLiabilityがどういうものなのか、というのを学ばせていただきました。

Posted byブクログ