社長失格 の商品レビュー
株式会社ハイパーネット社長の板倉雄一郎氏の会社創業から成功、そして1997年の倒産までを描いた本書。自分の失敗体験を公開し、「失敗のケーススタディ」を残す文化を根付かせるきっかけを作りたいとの思いで、書かれている。 本書を通じて、ファイナンスの大切さや、社員とのコミュニケーション...
株式会社ハイパーネット社長の板倉雄一郎氏の会社創業から成功、そして1997年の倒産までを描いた本書。自分の失敗体験を公開し、「失敗のケーススタディ」を残す文化を根付かせるきっかけを作りたいとの思いで、書かれている。 本書を通じて、ファイナンスの大切さや、社員とのコミュニケーションの大事さ、時代の流れがビジネスに与える大きさを痛感した。結局最後は倒産するのだと知っていても、そこにたどり着くまでの過程に、読み物としてものめり込んだし、もちろんビジネス書として学ぶものも非常に多かった。 個人的な印象だが、読み終わった後に非常に大きな虚無感を感じた。そこまでの成功を収めた人間が、ひとさじの判断の違いや、偶然の時代背景からの影響によって、全てを失ってしまうのものなのだと、事実を通じて見た時、ビジネスを起す、または起したい立場の人間の視点からは、むなしさを感じずにはいられなかった。しかし、その失敗の過程と向き合えたことで、とかく成功した場面ばかりが注目されがちな、ベンチャービジネスの新たな一面を知り、今後の糧にできたと確信している。 余談だが、別れの際の最後の彼女の一言に、世の中そんなもんなのか、というなんともいえない思いに駆られた。
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個人的にかなりお勧めの本。 ベンチャーの雄として、頂点にいた人がどこで足を踏み間違えたか。 分岐点を詳細に記載しており、読み応え十分。 非常にためになる。
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小説のような事実が書かれていた本だった。90年代後半のベンチャーを代表する、ハイパーネットの実態が取締役社長である板倉雄一郎氏が書いた本。ブロックごとに別れていないためにどこで読み終えようか迷うといった構成的な意見を抜かすと抜群におもしろかった。
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この本をとるきっかけになったのはちょうどライブドア問題で凄く的を得て発言したのを見て手に取りました。 いや、淡々と経緯を書いてとても良い本だと思った。 当たり前だけどどんなに良いアイデアだけでは成功しないということがわかる一冊だと思う。
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1つのベンチャー企業が破産宣告を受けて倒産した。インターネットを使った新サービスで脚光を浴びた、ハイパーネットという企業だ。大手証券会社や銀行などから融資の申し出が殺到し、米マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長までが面会を求めてきたという"栄光"から、わずか2年...
1つのベンチャー企業が破産宣告を受けて倒産した。インターネットを使った新サービスで脚光を浴びた、ハイパーネットという企業だ。大手証券会社や銀行などから融資の申し出が殺到し、米マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長までが面会を求めてきたという"栄光"から、わずか2年足らずの間での転落劇だった。 なぜ、ハイパーネットは挫折したのか? 米国のビジネススクールでは、事業に失敗した経営者が講師となり、体験を語る授業が珍しくないという。 介護ビジネス会社が雨後の筍のように登場している今、業種こそ違うが、経営者には読む価値のある一冊!
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今となっては社長blogがあちこちで出来ていますが、私が「社長モノ」「起業モノ」を読み始めるきっかけとなった本です。 マスコミの報道とかは、ステレオタイプ化したり、盛り上がるような報道の仕方しかしないので、逆の当事者の立場から書かれた本書を読んだことは、社長さん側の立場を考える貴...
今となっては社長blogがあちこちで出来ていますが、私が「社長モノ」「起業モノ」を読み始めるきっかけとなった本です。 マスコミの報道とかは、ステレオタイプ化したり、盛り上がるような報道の仕方しかしないので、逆の当事者の立場から書かれた本書を読んだことは、社長さん側の立場を考える貴重なきっかけでした。
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