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社長失格 の商品レビュー

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106件のお客様レビュー

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2023/10/18

筆者の特質が一時の成功と倒産に至ったのだと綴られており、その考えに共感した。 迷いなく自信を持って行動を起こせる人が成功すると思う。 ただ筆者は、自己破産は罪であり、一生背負っていくという考えである。失敗すれば人生終わり。日本はその風潮が根強いように思う。 そのせいでベンチャー企...

筆者の特質が一時の成功と倒産に至ったのだと綴られており、その考えに共感した。 迷いなく自信を持って行動を起こせる人が成功すると思う。 ただ筆者は、自己破産は罪であり、一生背負っていくという考えである。失敗すれば人生終わり。日本はその風潮が根強いように思う。 そのせいでベンチャー企業は未だハードルが高いイメージがあり、そのことは日本経済の成長に影響を与えているのではないかと感じる。

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2022/02/09

1990年代にハイパーネットというネット広告を軸にした会社を興した起業家・板倉雄一郎氏の自伝的著書。板倉氏が20歳の頃から始まり、ハイパーネットの栄華〜倒産までが事細かに記されている。97年12月の自己破産からわずか10ヶ月後に出版されたということもあり、当時の状況から板倉氏の心...

1990年代にハイパーネットというネット広告を軸にした会社を興した起業家・板倉雄一郎氏の自伝的著書。板倉氏が20歳の頃から始まり、ハイパーネットの栄華〜倒産までが事細かに記されている。97年12月の自己破産からわずか10ヶ月後に出版されたということもあり、当時の状況から板倉氏の心情まで臨場感豊かに語られており、物語としてシンプルに惹き込まれた。残酷で生々しい倒産の物語をここまで細かく本にした理由を、板倉氏は「失敗のケーススタディ」として活かされるためとしている。その目的通り、四半世紀がたった現在でも学べる部分は多い本だった。

Posted byブクログ

2021/05/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

以前から気になっていて、手に汗握るストーリーですね。ネットバブル時代のスタートアップの名著とも呼ぶべきかと。 マイクロソフトの成毛さん、古川さん、アスキーの西さん、docomoの夏野さんなど今でこそ著名な方々の若かりし頃が名前付きででているのですごい時代だったんだろうなと改めて思います。まさか夏野さんが副社長をしていたことも知らなかったです。 「終われもの」とあわせて読むと、あらためて社長業は、「人」と「お金」に右往される職業であり、慎重にならないとなと考えさせられます。

Posted byブクログ

2021/03/21

起業を目指すなら必ず目を通すべき書と感じた。 特に会社がどういった経緯で倒産していくのかが、生々しくリアルに記されており、こうした経験談から得られる学びは、成功談よりも遥かに有意義なものだと感じた。

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2021/02/11

私も使っていたHot Cafeの社長板倉さんの本 生生しいベンチャー企業社長としての苦しみ、裏切り、高揚感、はたまたビルゲイツとの出会い等々、一冊の本の中にジェットコースターのような凝縮された時間が詰まっている。 なんでも手作り、手探りだったインターネット黎明期の雰囲気を感じ...

私も使っていたHot Cafeの社長板倉さんの本 生生しいベンチャー企業社長としての苦しみ、裏切り、高揚感、はたまたビルゲイツとの出会い等々、一冊の本の中にジェットコースターのような凝縮された時間が詰まっている。 なんでも手作り、手探りだったインターネット黎明期の雰囲気を感じるにはとても良い本 一回読んでいきましょう

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2021/02/09

とても面白かった。 まず、文章がうまい。小説を読んでるかのように読み進められる。 あとバブルの残り香(経験してないけど)みたいなのがして、なんだかタイムスリップしたかのうな感覚になった。

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2019/05/12

目的: 会社経営において重要なことを学ぶ 結果: ベンチャー経営のおもしろさとそれに伴う大変さ、そして経営が傾き出してからの周りの変化と、資金繰りの難しさ等の話が包み隠さず書かれており、内容全体を通して学びがあった。 ベンチャーを設立してから、倒産するまでに、どう言うことが起...

目的: 会社経営において重要なことを学ぶ 結果: ベンチャー経営のおもしろさとそれに伴う大変さ、そして経営が傾き出してからの周りの変化と、資金繰りの難しさ等の話が包み隠さず書かれており、内容全体を通して学びがあった。 ベンチャーを設立してから、倒産するまでに、どう言うことが起こるのか、必要なことは何かを理解できるので、ベンチャーを起業しようとする人には必読の書かと。 ★気付き・学び 1.中小企業における全従業員との密なコミュニケーションの重要性 著者が考える失敗の要因の1つに、米国での事業展開に注力しすぎ、社内の人間とのコミュニケーションが疎かになり、無理難題を与えた時に従業員一人一人が、著者である社長の意図を理解できなくなり、理想通りに動いてくれなくなったことがあるとのこと。 中小規模での会社経営においては、やはりこれが大切であると再認識した。 2.資金繰りの重要性 事業を拡大しようと思えば増資や借入をせざるを得ない。 ベンチャーにおいて、この資金繰りがいかに経営の中で大きなウェイトを占めるのかを理解することができた。 現場ではPL/BSだけでなく、キャッシュフローがかなり重要だと再認識した。

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2019/06/01

どの選択肢が正解なのか、時間が過ぎなければ分からない。自分ならどう決断を下すのかを考えながら読んだが、それだけでもものすごいプレッシャーを感じる。本書を読んで、社長として会社を切り盛りしていくのには、何かを生み出すという閃きの才能だけでなく、経営者として会社を運営していく力量が必...

どの選択肢が正解なのか、時間が過ぎなければ分からない。自分ならどう決断を下すのかを考えながら読んだが、それだけでもものすごいプレッシャーを感じる。本書を読んで、社長として会社を切り盛りしていくのには、何かを生み出すという閃きの才能だけでなく、経営者として会社を運営していく力量が必要なのだと改めて感じた。板倉氏は終始お金の心配をしていた。しかし、大金を手にするにつれ、私生活が派手になっていく様子を見て悲しくなってしまった。

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2018/11/03

良書。 読んでいて緊張感がある上に学びも多い。 新しいアイデアが事業になり、それを成功させるための様々なプロモーションや提携、マーケティング活動が生々しく描かれている一方で、金融改革といった外部環境の前には太刀打ちできなかったこと、内部である自社組織を蔑ろにしてしまった失敗談の...

良書。 読んでいて緊張感がある上に学びも多い。 新しいアイデアが事業になり、それを成功させるための様々なプロモーションや提携、マーケティング活動が生々しく描かれている一方で、金融改革といった外部環境の前には太刀打ちできなかったこと、内部である自社組織を蔑ろにしてしまった失敗談の描写のコントラストが心に刺さる。 時代の波に踊らされたと言えばそれまでだが、その波に乗って踊れる人間はごく僅か。波から落ちない人間ではなく、落ちたとしても這い上がれるだけの力を持っている人間こそ挑戦すべきだと考えさせられた。 起業家と経営者は求められる能力が異なるというのは、言われてみればそうだが、気づけていない視点であった。

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2017/06/10

ハイパーネット板倉社長の壮絶な起業物語。 このような生々しい失敗事例は中々表に出てこないので、貴重な1例としてとても興味深かった。 ストーリーの中で、孫正義氏やビル・ゲイツ氏、若き日の夏野剛氏まで出てきて、「こことここが繋がっていたんだ!」という驚きもありながら、あっという間に...

ハイパーネット板倉社長の壮絶な起業物語。 このような生々しい失敗事例は中々表に出てこないので、貴重な1例としてとても興味深かった。 ストーリーの中で、孫正義氏やビル・ゲイツ氏、若き日の夏野剛氏まで出てきて、「こことここが繋がっていたんだ!」という驚きもありながら、あっという間に読み切ってしまった。

Posted byブクログ