砂糖の世界史 の商品レビュー
砂糖という「世界商品」を通して、歴史の流れを追う。 そうすることで今につながる歴史というものが見えてくる。 世界をシステムとして見る面白さがあった。 良い本です。
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世界史Aを学ぶ学生向けということだけど、大人が読んでも勉強になる。「歴史を学ぶということは、年代や事件や人名をたくさん覚え込むことではありません。」というあとがきの言葉通り、砂糖という一つの商品を通して世界がどのようにつながり、今日の各国の文化や経済にまで影響を及ぼして来たのかが...
世界史Aを学ぶ学生向けということだけど、大人が読んでも勉強になる。「歴史を学ぶということは、年代や事件や人名をたくさん覚え込むことではありません。」というあとがきの言葉通り、砂糖という一つの商品を通して世界がどのようにつながり、今日の各国の文化や経済にまで影響を及ぼして来たのかが語られている。こういう本こそ学校の教科書にしてもらいたいと思う。
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テーマ別の歴史。 その中で「世界商品」として近代の貿易の重要なアイテムであった砂糖について書いてあります。 砂糖そのものの重要性から、砂糖を使うもの(特に紅茶・コーヒー)の話へシフトしていくあたりが読んでて爽快感があった。 砂糖そのものの使われ方は、まあトリビアとして面白...
テーマ別の歴史。 その中で「世界商品」として近代の貿易の重要なアイテムであった砂糖について書いてあります。 砂糖そのものの重要性から、砂糖を使うもの(特に紅茶・コーヒー)の話へシフトしていくあたりが読んでて爽快感があった。 砂糖そのものの使われ方は、まあトリビアとして面白い。現代からはなんじゃそりゃって感じですが。 岩波ジュニア新書は内容もとっつきやすいし、著者も信用できるしでウマいとこだらけです。 高校生向けということですが、大学生や社会人が息抜きに読む本としてもお勧めできます。
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砂糖の生産と消費をめぐる歴史。 読んだのがだいぶ前でうろ覚えだけど歴史にまったく無知でもわかりやすかった。 今読んだらまた違うのかもしれない。
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朝コーヒーに砂糖を入れてきましたか? 気がつけば、砂糖は私達にとって欠かせない存在となっています。 この本には、その「砂糖」が世界をどのように突き動かしたのか、丁寧に記してあります。 植民地に大規模なプランテーションを作られ、多くの奴隷が砂糖の生産に従事しました。 砂糖のみを移...
朝コーヒーに砂糖を入れてきましたか? 気がつけば、砂糖は私達にとって欠かせない存在となっています。 この本には、その「砂糖」が世界をどのように突き動かしたのか、丁寧に記してあります。 植民地に大規模なプランテーションを作られ、多くの奴隷が砂糖の生産に従事しました。 砂糖のみを移していたカメラがどんどん引いていき,遂には地球を映し出すようなダイナミックな世界史を見ることが出来ます。
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高校の頃に図書館で読み、いまだに愛読書としている本。 “砂糖”という作物が、世界の産業や文化において与えた多大な影響を分かりやすく解説してあります。 特に中世ヨーロッパにおける、コーヒー・紅茶文化の形成の件は特に興味深かったです。 “ジュニア新書”らしく非常に読みやすいので...
高校の頃に図書館で読み、いまだに愛読書としている本。 “砂糖”という作物が、世界の産業や文化において与えた多大な影響を分かりやすく解説してあります。 特に中世ヨーロッパにおける、コーヒー・紅茶文化の形成の件は特に興味深かったです。 “ジュニア新書”らしく非常に読みやすいので、中高生の方々に特にお勧め。
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[ 内容 ] 茶や綿織物とならぶ「世界商品」砂糖。 この、甘くて白くて誰もが好むひとつのモノにスポットをあて、近代史の流れをダイナミックに描く。 大航海時代、植民地、プランテーション、奴隷制度、三角貿易、産業革命―教科書に出てくる用語が相互につながって、いきいきと動き出すかのよう...
[ 内容 ] 茶や綿織物とならぶ「世界商品」砂糖。 この、甘くて白くて誰もが好むひとつのモノにスポットをあて、近代史の流れをダイナミックに描く。 大航海時代、植民地、プランテーション、奴隷制度、三角貿易、産業革命―教科書に出てくる用語が相互につながって、いきいきと動き出すかのよう。 世界史Aを学ぶ人は必読。 [ 目次 ] プロローグ 砂糖のふしぎ 第1章 ヨーロッパの砂糖はどこからきたのか 第2章 カリブ海と砂糖 第3章 砂糖と茶の遭遇 第4章 コーヒー・ハウスが育んだ近代文化 第5章 茶・コーヒー・チョコレート 第6章 「砂糖のあるところに、奴隷あり」 第7章 イギリス風の朝食と「お茶の休み」―労働者のお茶 第8章 奴隷と砂糖をめぐる政治 第9章 砂糖きびの旅の終わり―ビートの挑戦 エピローグ モノをつうじてみる世界史―世界史をどう学ぶべきか [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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●構成 プロローグ 砂糖のふしぎ 第1章 ヨーロッパの砂糖はどこからきたのか 第2章 カリブ海と砂糖 第3章 砂糖と茶の遭遇 第4章 コーヒー・ハウスが育んだ近代文化 第5章 茶・コーヒー・チョコレート 第6章 「砂糖あるところに、奴隷あり」 第7章 イギリス風の朝食と「お茶の休...
●構成 プロローグ 砂糖のふしぎ 第1章 ヨーロッパの砂糖はどこからきたのか 第2章 カリブ海と砂糖 第3章 砂糖と茶の遭遇 第4章 コーヒー・ハウスが育んだ近代文化 第5章 茶・コーヒー・チョコレート 第6章 「砂糖あるところに、奴隷あり」 第7章 イギリス風の朝食と「お茶の休み」――労働者のお茶 第8章 奴隷と砂糖をめぐる政治 第9章 砂糖きびの旅の終わり――ビートの挑戦 エピローグ モノをつうじてみる世界史――世界史をどう学ぶべきか -- 近代初期から世界中で広く取引されるようになった、いわゆる「世界商品」の一つに、砂糖がある。当初は王侯貴族のみが味わうことができた砂糖は、近代ヨーロッパ、特にイギリスで紅茶と合わせて摂取されることで一般に広く普及するようになる。 本書は、この砂糖について、ヨーロッパ人の「発見」からプランテーションによる栽培、奴隷制度とのかかわり、普及する際の摂取のされ方や普及そのものの過程まで含めて、近代世界システム形成の一翼を担ったともいえる砂糖の歴史を綴る。 岩波ジュニア新書での刊行であるが、中高生だけが読む本と侮ってはいけない。むしろ大学生や社会人が読むのに適しているかもしれない。それほど丁寧で明快な記述で、深い理解を得られる。
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砂糖の歴史から世界の動きを振り返る一冊。「ジュニア新書」ながらよくまとまっていて楽しめる。また、各国の「帝国主義」的動向を非難するのではなく、淡々と砂糖にまつわる「動き」を追って冷静に書き綴っている様子も好感が持てる。
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世界商品シリーズで今回は砂糖です。 子供向けと侮るなかれ、ジュニアと銘打ってあっても立派な新書です。 高校生の時に世界史の授業で勉強したはずなのに、 これを読むと全然分かってなかったってことが身に染みました(汗 ホント砂糖とかコーヒーとか紅茶とかって(ry 2010/1/24読...
世界商品シリーズで今回は砂糖です。 子供向けと侮るなかれ、ジュニアと銘打ってあっても立派な新書です。 高校生の時に世界史の授業で勉強したはずなのに、 これを読むと全然分かってなかったってことが身に染みました(汗 ホント砂糖とかコーヒーとか紅茶とかって(ry 2010/1/24読了
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