文明の生態史観 の商品レビュー
『日本辺境論』(よく読まれているらしいが、自分にはよくわからなかった)に、これを読めと書いてあったので図書館で借りてみたが、 60年ほど前に書かれた本なんですね 返却期限が来ていたので(やや難解だし)なかなかじっくりとは読めず、飛ばし読みだが、 日本はアジアだが、東南アジアとは違...
『日本辺境論』(よく読まれているらしいが、自分にはよくわからなかった)に、これを読めと書いてあったので図書館で借りてみたが、 60年ほど前に書かれた本なんですね 返却期限が来ていたので(やや難解だし)なかなかじっくりとは読めず、飛ばし読みだが、 日本はアジアだが、東南アジアとは違うし、インドや中洋(西洋と東洋の間らしい)とも違う。 より西ヨーロッパに近いと書かれてあるが、当時はその勢いだったのかもしれない 『国家の品格』みたいなのかと思ったけど、ちょっと違ったな。
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名文だ。こういう本って、内容以前に何言ってんだかわからなくてげっそりすることがよくあるが、この人の平易な文体は何言ってんだかがよくわかる。だから内容に専念できる。この本、とっても面白いのはそのせいもある。宗教ウイルス論にびっくりかつ納得。
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梅棹忠夫が7月3日に亡くなりました。享年90歳。もちろん、この本よりももっと前に、大ベスト&ロングセラーにもなった『知的生産の技術』(1969年)の方が早く出会っていて、京大式カードもどきを作って知的レベルアップを目論んでいた中学生でした。本書に夢中になったのもすでに10年以上前...
梅棹忠夫が7月3日に亡くなりました。享年90歳。もちろん、この本よりももっと前に、大ベスト&ロングセラーにもなった『知的生産の技術』(1969年)の方が早く出会っていて、京大式カードもどきを作って知的レベルアップを目論んでいた中学生でした。本書に夢中になったのもすでに10年以上前になります。追悼の意味でも再読しちゃおかな。 ・・・・・書きかけ・・・・・
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『カラコルム花嫁の峰チョゴリザ』を見ていて思い出して買いました。1955年の京都大学のカラコラム・ヒンズークシ学術探検隊に参加した梅棹忠夫氏が「東と西の間」というエッセーをこの本の最初に持ってきています。独立したばかりのパキスタンとインドが中心に書かれていました。映画では記憶がな...
『カラコルム花嫁の峰チョゴリザ』を見ていて思い出して買いました。1955年の京都大学のカラコラム・ヒンズークシ学術探検隊に参加した梅棹忠夫氏が「東と西の間」というエッセーをこの本の最初に持ってきています。独立したばかりのパキスタンとインドが中心に書かれていました。映画では記憶がないのでした。「パキスタンで、わたしたちは。大洪水にであった」(p18)ことから、水害地救援の奉仕隊に参加したことや、インドの官僚について経験したことが語られます。日本に帰ってきて日本が北国であることをはじめて認識したのでした。(以下、続く)
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西洋東洋という区分や単線的進歩史観を否定。気候や地理的地政学的条件による封建制成立の有無で文明を二つに区分。日本・西欧は同一地域でありまた中印露イスラムも一つの地域として区分できる。この史観は各論が面白い。
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地理と社会文化、民族性と自然環境、東南アジアと東欧の類似性など 当否はともかく、多様な見方が持っている、可能性を提示している。 想像力が飛翔する学問の楽しさを、如実に示す名著だろう。
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大好きな先生にすすめられて読んだものの・・・ なんか考えがまとまってないのに本書いちゃったってかんじ。 好きじゃない。
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つけたカテゴリがあってるかは不明。。。 近代化の過程に基づいて2つ地域に分割。著者の分割によると日本は西ヨーロッパに近いといったところ。
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西洋中心に見られてきた世界史を、ユーラシア大陸(アフリカ北部を含む)の歴史として俯瞰することにより、新しい世界史の見方を示している。50年前くらいに書かれたものなので今ではこの分野の古典とも言われているが、その史観の新鮮さは現在においても色あせることはない。人間という動物の生態史...
西洋中心に見られてきた世界史を、ユーラシア大陸(アフリカ北部を含む)の歴史として俯瞰することにより、新しい世界史の見方を示している。50年前くらいに書かれたものなので今ではこの分野の古典とも言われているが、その史観の新鮮さは現在においても色あせることはない。人間という動物の生態史を見ているような感じに襲われた。(2005/10/28読了)
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