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竜馬がゆく 新装版(八) の商品レビュー

4.6

228件のお客様レビュー

  1. 5つ

    147

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2022/02/05

母の蔵書(司馬さん作品は全部ですが) 大学の時にチャレンジ?して途中で挫折 一年程前に再チャレンジ。 途中休止をはさみつつ、ついに読了。 龍馬のキャラクターに途中までいまいち入り込めいが、後半の表舞台に出て薩長同盟、大政奉還に奔走するあたりが面白いからそこまで我慢が必要だった...

母の蔵書(司馬さん作品は全部ですが) 大学の時にチャレンジ?して途中で挫折 一年程前に再チャレンジ。 途中休止をはさみつつ、ついに読了。 龍馬のキャラクターに途中までいまいち入り込めいが、後半の表舞台に出て薩長同盟、大政奉還に奔走するあたりが面白いからそこまで我慢が必要だった。 やはり幕末は面白いなぁ。 また読み返すと思う。

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2021/12/11
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人間のもっている魅力が、歴史にどのように参加してゆくものか。 さらに、そういう竜馬の人間像が、どのようにしてできあがってゆき、周りのひとはそれをどのように見たか。 それを司馬遼太郎は描きたくて、この小説を書いたようだが、まさに竜馬の人間像や背景がありありと描かれている。 竜馬の現実主義的な考え方や、経済感覚の由来、またその思想が政治にもたらす画期的な発想。 問題や課題を抽象的に解釈しながら、建前ではなく現実主義的な発想を持って、解決に至るところはとても現代的なビジネス小説としても読める。 私が感じる坂本竜馬の魅力としてはそういった仕事人であったことにあるように思う。

Posted byブクログ

2021/10/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全8巻読了。 そうか、大政奉還のもう1人の立役者は徳川慶喜だったか。 15代続いた徳川家を自分の代で終わらせるという決断の重みを始めて知った。 大政奉還は色々ギリギリの中で行われたんだな。 そして、竜馬。 もし竜馬の生まれが上士の生まれだったら、歴史は変わっていたのかもしれない。 この時代藩にも、出世にも縛られず、海を見つめた竜馬の生き様。 読んで良かった。

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2021/08/21

これで全八巻を読み終えた。坂本竜馬の生きざまにとても惹かれた。調査だ。(HPの日記より) ※2003.5.25読書のすすめから到着  2003.6.21読書開始  2003.6.30読了  売却済み

Posted byブクログ

2021/05/24
  • ネタバレ

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p.26 「しかない、というものは世にない。人よりも一尺高くから物事をみれば、道はつねに幾通りもある」 盛り上がってきましたが、最終巻なぜか呆気なく感じてしまいました。 なぜだろう…。

Posted byブクログ

2020/11/15

司馬遼太郎の長編時代小説の8巻目 ついに最終巻。 ついに大政奉還を実現する。これを漕ぎつけるために中岡慎太郎や岩倉具視、後藤象二郎といった人物と世を動かす姿勢がとても熱かった。今、この時代にそういった意志をもって世を動かそうとする人はいるのだろうか。目立つために政治をするのでは...

司馬遼太郎の長編時代小説の8巻目 ついに最終巻。 ついに大政奉還を実現する。これを漕ぎつけるために中岡慎太郎や岩倉具視、後藤象二郎といった人物と世を動かす姿勢がとても熱かった。今、この時代にそういった意志をもって世を動かそうとする人はいるのだろうか。目立つために政治をするのではなく、弱体化する国を建て直すための一石を投じるために身を粉に、命を賭してまで動く人は現代にいるのだろうかと思った。 大政奉還をしたのちは残念ながら中岡慎太郎共々、暗殺されてしまうが、改めてその貢献は多大なものだったと感じた。 最後ということもあってか、この最終巻では手紙のやり取りばかりであった姉・乙女との再会をするところが切なかった。それも司馬遼太郎の文才と思うが、大きなことをする直前を牧歌的にさせる描写は逆に美しく映えるものと感じさせられた。 さて、8巻読み切ってまずは読み切ったと思い吐息が出てしまう。振り返ってみると、自分がもともとイメージしていた坂本龍馬と司馬遼太郎が描く坂本龍馬はギャップがあり、洟垂れ坊主で、心許ない人物であったことが意外であった。また、そこから自分が思う以上に日本を思う熱い漢であり、商才、船の感覚が研ぎ澄まされており、人間味があるすごい人物であったことがわかった。 この本で描かれたような竜馬のいいところを自分にも取り入れたいなと思った次第である。まずは事を成すための意志を興すところから始めたい。

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2020/10/18

最高に面白い!!! あっちゃんのYoutube大学で坂本龍馬に興味を持ち、そこから引きずり込まれるように一気読み。 さらに、この物語の7巻あたりで、Go to travelを使って、京都旅行へ。本作を読みながら歴史観光をするという非常に贅沢な日々を過ごした。 20~30代の若者...

最高に面白い!!! あっちゃんのYoutube大学で坂本龍馬に興味を持ち、そこから引きずり込まれるように一気読み。 さらに、この物語の7巻あたりで、Go to travelを使って、京都旅行へ。本作を読みながら歴史観光をするという非常に贅沢な日々を過ごした。 20~30代の若者が日本の未来を変えた。このエネルギーを本作を通じて感じた。そして、自分もこのエネルギーを胸に秘めながら行動したい。と感じた。 本作を読んだ後に『維新ミュージアム』にいくことは非常におすすめ。 龍馬の面白さは藩に縛られず「日本」を考え、行動した。今日の日本も龍馬のおかげといっても過言ではないのでは。

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2020/08/13

今まで自分が抱いていた龍馬像を一変させられる着眼点、目線で読ませていただいた。以前から自身の龍馬像は暗殺のイメージ、人生最後の命の消え方に偏っていましたが、著書の中でも著者が読者に投げかけられていた事は、龍馬の「死」よりも生き生きと駆け抜けた「命」である事に大きな感動を覚えた。こ...

今まで自分が抱いていた龍馬像を一変させられる着眼点、目線で読ませていただいた。以前から自身の龍馬像は暗殺のイメージ、人生最後の命の消え方に偏っていましたが、著書の中でも著者が読者に投げかけられていた事は、龍馬の「死」よりも生き生きと駆け抜けた「命」である事に大きな感動を覚えた。この著書(大作)の前に読んだのが同著者の「燃えよ剣」であったことも、同時代を違う目線で立場を変えて描かれている事が非常に新鮮で楽しく読ませていただいた。

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2020/08/11
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フィナーレにかけてドキドキの高まりがやまなかった。 英雄、ついに死す。 しかし、その死は突然訪れたものではない。むしろ必然でもあったかのように竜馬は天へ帰っていった。無血の大政奉還へ一人奔走する竜馬。陸奥や作太郎ら少数から始まったムーブメントは、他のリーダーたちを巻き込んでいく。同志の中岡や薩摩西郷さえも巻き込んだ熱量と世界観は、幕末で竜馬しか持ちえなかったものだろう。 新政府の役人に自分の名を連ねなかった竜馬は自分の芯を最後まで貫き通した。回天後は世界を股にかける。その夢は岩崎弥太郎が受け継いだが、龍馬の先見眼に驚かされた。 人を惹きつけるカリスマと圧倒的なリーダーシップは後世まで同志が暗殺犯探しをしていた証。それほど竜馬は大きな存在であったけど、竜馬は犯人が誰でもよかったのではないかとも感じる。中岡の「卑怯憎むべし。剛担愛すべし」に笑って賛同しそうだ。

Posted byブクログ

2020/07/20

読み終わった後、ゾクゾクした。 竜馬は本当にいたのか。 いたとしたら、神が送ってきた人物なのではないか。 広い日本を、日本とするために走り回り、数々のキーマンをおさえ、事を成すのがどれほど難しく、運を持っていないといけないのか。土佐藩でも多くの人が死ぬなかで、なぜ竜馬だけは事を...

読み終わった後、ゾクゾクした。 竜馬は本当にいたのか。 いたとしたら、神が送ってきた人物なのではないか。 広い日本を、日本とするために走り回り、数々のキーマンをおさえ、事を成すのがどれほど難しく、運を持っていないといけないのか。土佐藩でも多くの人が死ぬなかで、なぜ竜馬だけは事を成すまで生き続けることができたのか。 この物語を世に出してくれた司馬遼太郎に感謝の一言である。

Posted byブクログ