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竜馬がゆく 新装版(八) の商品レビュー

4.6

228件のお客様レビュー

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2022/12/21

読み切った…達成と喪失!!! 大学後期から読み始めて終わる一日前に読了。 私の大学1回生後期の思い出となりました〜!!! ていうか、わたしも大政奉還したい 大事なしとげたくねえ〜!!!?

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2022/09/26

仕事というものは、全部をやってはいけない。 八分まででいい。 八分までが困難な道である。 あとの二分はたれでも出来る。 その二分は人にやらせて完成の功を譲ってしまう。 それでなければ大事業というものはできない

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2022/08/21

全8巻に及ぶ大長編小説を読み切ったのは、初めて。 維新史の奇跡こと、坂本権平弟竜馬の自由奔放さ、快活さ、思想的鋭さ、先進さなどあらゆる感覚が、書き出されていた。 あっぱれ!司馬遼太郎!!

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2022/08/19

史実とは異なる点もあるそうですが、物語としては十分、筋が通っており、読み応えがあります。竜馬視点で描くことで、幕末の出来事に、意味や関わる人の意図を見出だし、1つの流れにまとめ上げた作者の力量が、すばらしい!

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2022/06/28

竜馬が奮闘した大政奉還が実現し、徳川幕府の時代が終わり、新しい時代の幕が開ける… あぁ、ついに終わってしまった! 読み終わった私は完全に竜馬のファンになっている。 倒幕の後の地位や名誉を当然気にする人たちの中で、ここまでやっておきながら大政奉還の後は全てを他の人に任せて自分は世...

竜馬が奮闘した大政奉還が実現し、徳川幕府の時代が終わり、新しい時代の幕が開ける… あぁ、ついに終わってしまった! 読み終わった私は完全に竜馬のファンになっている。 倒幕の後の地位や名誉を当然気にする人たちの中で、ここまでやっておきながら大政奉還の後は全てを他の人に任せて自分は世界の海に出ると言う。 かっこいい〜〜かっこよすぎる!! 権力に媚びず、人を見る目を持って仲間を増やし、大胆に行動する。竜馬の器が大きくて、時に些細なことでクヨクヨしたりイライラしたり悩んだりする自分がとてつもなくちっちゃな人間に思える。 「しかない、というものは世にない。人よりも一尺高くから物事をみれば、道はつねに幾通りもある」 「仕事というものは、全部をやってはいけない。八部まででいい。八部までが困難の道である。あとの二部はたれでも出来る。その二部は人にやらせて完成の功を譲ってしまう。それでなければ大事業というものはではない」 「人の跡を慕ったり人の真似をしたりするな。釈迦も孔子も、シナ歴朝の創業の帝王も、みな先例のない独創の道をあるいた」 司馬遼太郎の文章にも痺れる。 「この長い物語も、おわろうとしている。人は死ぬ。 竜馬も死ななければならない。その死の原因がなんであったかは、この小説の主題とはなんのかかわりもない。筆者はこの小説を構想するにあたって、事をなす人間の条件というものを考えたかった。それを坂本竜馬という、田舎うまれの、地位も学問もなく、ただ一片の志のみをもっていた若者にもとめた。 主題は、いま尽きた。 その死を詳しく語ることは、もはや主題のそとである。 竜馬は、暗殺された。」 この後に竜馬暗殺の場面も描かれているが、竜馬らしい潔い最期に泣けてくる。 竜馬を暗殺した人、なんてことしてくれるんだ!!と思わずにいられない。 竜馬がここで暗殺されていなかったら新しい時代にどんなことを成し遂げたのか。 今、この現代に竜馬が生まれていたら、竜馬は何を成すのか。 文句無しに面白かった。 本棚の永久保存版にしよう。

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2022/05/09

将軍慶喜の大政奉還の決意が伝えられる場面は、回覧文書を待っている時、いよいよ手元に来て文書を開ける時、結果を知っていながらも、まるで自分もその場にいるような感覚になり手に汗握れる見事な描写でした。 「アメリカでは大統領が下女の給料の心配をするという」事実に突き動かされ続けてきた竜...

将軍慶喜の大政奉還の決意が伝えられる場面は、回覧文書を待っている時、いよいよ手元に来て文書を開ける時、結果を知っていながらも、まるで自分もその場にいるような感覚になり手に汗握れる見事な描写でした。 「アメリカでは大統領が下女の給料の心配をするという」事実に突き動かされ続けてきた竜馬。一つ一つを用意周到に時期を見極めて、丁寧に積み上げていく様子は仕事をするうえで見倣うべきものでした。 一方で盗賊ですら受け入れる広い心の持ち主でも、どうにも反りが合わない相手(岩崎弥太郎)がいたのかと思うと一気に親近感が湧きました。 幕末を竜馬と共に疑似体験できる作品でした。

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2022/04/02

ついに維新回天の壮大な物語を読み終えた。坂本竜馬を通じて幕末から維新に至るまで長編でしたが、間違いなく読んで良かった小説だった。 各登場人物の生き方、姿勢、座右の銘など今後の生きていくためのヒントが得られた。 全体を通して、幕末の志士(当時の武士)たちは自分の命を革命のためなら捨...

ついに維新回天の壮大な物語を読み終えた。坂本竜馬を通じて幕末から維新に至るまで長編でしたが、間違いなく読んで良かった小説だった。 各登場人物の生き方、姿勢、座右の銘など今後の生きていくためのヒントが得られた。 全体を通して、幕末の志士(当時の武士)たちは自分の命を革命のためなら捨てるという、今の人たちとの死生観の違いにびっくりした。過去に実際こういう人考えを持つ人がいたことがわかっただけでも読んで良かった。 印象に残ったフレーズは、本文ではないが、あとがき5の最後の著者のフレーズ『私心を去って自分をむなしくしておかなければ人は集まらない。人が集まることによって知恵と力が持ち寄られてくる。仕事をする人間というものの条件のひとつなのであろう』が印象に残った。幕末も現代も大きな仕事をできる人の人物像はかわならいのかもしれない。

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2022/03/18

竜馬の可愛さとそれとは正反対の倒幕への熱い意思というのがとても印象に残った。また、最後、龍馬がもし剣を持っていれば刺客を倒せたのかもしれないが、龍馬は「これも天命だ」として未練もなく世をさったというところが本当に日本のためを思って活動していたのだなと思い感動した

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2022/03/02

龍馬の底抜けに明るい性格と、生きとし生けるものへの限りない優しさに感動した。 龍馬の発想力の根底にあるものは、もちろん人々への愛もあるけれども、“その時代における正しさ”ではなく、“時代を超えた普遍的な正しさとは何か”を求めたところにあるのではないかと思う。 最後、龍馬が天に帰る...

龍馬の底抜けに明るい性格と、生きとし生けるものへの限りない優しさに感動した。 龍馬の発想力の根底にあるものは、もちろん人々への愛もあるけれども、“その時代における正しさ”ではなく、“時代を超えた普遍的な正しさとは何か”を求めたところにあるのではないかと思う。 最後、龍馬が天に帰るシーンは、まさしくそうであったろうと思わせるほど真に迫っている。 当時も立派な方はたくさんいるけれども、彼ほどさわやかな人生と呼べる一生を生きた偉人も珍しいのではないだろうか。

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2022/02/13

坂本竜馬の生涯を描いた作品です。竜馬の大胆で義理人情に厚いキャラクターに惹かれた読者も多いのではないでしょうか? この小説では竜馬とそれを取り巻く仲間たちの様子が生き生きと描かれていて、全8巻というボリュームながら一月程度で読んでしまいました。 歴史好きにもそうでない人にもオスス...

坂本竜馬の生涯を描いた作品です。竜馬の大胆で義理人情に厚いキャラクターに惹かれた読者も多いのではないでしょうか? この小説では竜馬とそれを取り巻く仲間たちの様子が生き生きと描かれていて、全8巻というボリュームながら一月程度で読んでしまいました。 歴史好きにもそうでない人にもオススメです!

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