竜馬がゆく 新装版(三) の商品レビュー
今回の目玉は勝海舟との出会い。 勝海舟って人はクセも強いが面白い人だったんだろうなぁと、私でさえ思う。偏屈と面白いは紙一重か。 そして、まさかのお竜登場。史実にそんな詳しくないので、最後の最後、ここできましたか!って感じだった。ある意味歴史が動いた瞬間。このお竜も気が強くておもし...
今回の目玉は勝海舟との出会い。 勝海舟って人はクセも強いが面白い人だったんだろうなぁと、私でさえ思う。偏屈と面白いは紙一重か。 そして、まさかのお竜登場。史実にそんな詳しくないので、最後の最後、ここできましたか!って感じだった。ある意味歴史が動いた瞬間。このお竜も気が強くておもしろいからなー。龍馬と感性は似てるかも、なんて大それたことを言ってみる。「おもしろい」っていうのが最高の褒め言葉ってタイプか?
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脱藩後、人生の師となる勝海舟との出会い、そして方向性が見えてくる巻。他の志士たちとはまったく別の路線を進む信念と行動力、囚われのなさが素晴らしい
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- ネタバレ
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勝算登場の三巻。竜馬の思想も固まってきました。ぃ本誌を選択していなかったから知らなかったけど、勝さんってこんなにすごい人だったのね。 それと、ついにおりょうさんも登場!日本初の進行旅行夫婦もいよいよ見られるんですね。 あと思ったけど、竜馬ってシスコンなんですね。まああれだけ素敵なお姉さんなら納得だけれども。
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坂本竜馬が自分の理想を形成した頃の話であり、竜馬になろうとしている頃のお話。 物事には時期があるけれど、それを熟すまで待てる人間が何人いるだろうと思いました。 また、物事の本質を見抜きながらも驕らない人でなければ本当の意味で事を為すことは出来ないのではないかと考えさせられました。
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だんだん知ってる「坂本龍馬」になってきた。勝海舟というのもすごいひと…。当時のエネルギーが気持ちいい。私は新撰組の話も好きなんだけど、彼らは新撰組の「武士になりてぇ」っていう思いのもっと先を走っていて、そりゃかなわないなぁと。司馬さん独特の主観と知識が入り乱れる文体も慣れてきた。...
だんだん知ってる「坂本龍馬」になってきた。勝海舟というのもすごいひと…。当時のエネルギーが気持ちいい。私は新撰組の話も好きなんだけど、彼らは新撰組の「武士になりてぇ」っていう思いのもっと先を走っていて、そりゃかなわないなぁと。司馬さん独特の主観と知識が入り乱れる文体も慣れてきた。まだ先は長いなぁ。
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第3巻は脱藩後大阪に行くところから越前松平春嶽に海軍操練所設立のための金を借りに行くところまで。竜馬はこの巻で考えが「日本、朝鮮、中国のアジア共同圏」まで飛躍。薩摩、長州など自分の国のことしか考えられていない人しかいなかった時代で、日本ではなく、アジアに目を向けてることがすごい。...
第3巻は脱藩後大阪に行くところから越前松平春嶽に海軍操練所設立のための金を借りに行くところまで。竜馬はこの巻で考えが「日本、朝鮮、中国のアジア共同圏」まで飛躍。薩摩、長州など自分の国のことしか考えられていない人しかいなかった時代で、日本ではなく、アジアに目を向けてることがすごい。彼が維新後存命していたら、征韓論などは言わなかったろうな。もう一つ印象的なのが刀は武士の魂ではなく、ただの道具と見た点。物事をありのままに見るリアリズムだなーと思った。
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いよいよ勝海舟に出会い、神戸に海軍操練所?的なものを作る竜馬。名前だけは聞いたことのある幕末の有名人や、各藩と京都、江戸、諸外国の動きにまつわる様々な事件etc…やー我ながら何も知らなかったんだなと目から鱗の3冊目。面白くなってきた。
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この作品での龍馬は、どこか飄々とした蒼天のような印象を受けます。 また、どこかとらえどころがなく、周りからは何を考えているのかよくわからない感じ。 しかし、その胸の奥では、常に日本のあるべき未来を思い描いている。 その龍馬の描いてた未来が、今現在の社会の在り方に通じているというの...
この作品での龍馬は、どこか飄々とした蒼天のような印象を受けます。 また、どこかとらえどころがなく、周りからは何を考えているのかよくわからない感じ。 しかし、その胸の奥では、常に日本のあるべき未来を思い描いている。 その龍馬の描いてた未来が、今現在の社会の在り方に通じているというのが、非常に驚きました。 今では当たり前な「人間皆平等」というのも、江戸時代では非常識な思想です。 それをいち早く考え、そのために倒幕をしようとする龍馬の志は本当に素晴らしいです。 龍馬最大の功績は、やはり薩長同盟と大政奉還です。 この小説でも、当然そこでの活躍がありありと描かれています。 薩長同盟で見せた龍馬の怒り、大政奉還で見せた龍馬の涙。 どちらにも、龍馬の倒幕、日本の未来への想いが現れています。 そして、大政奉還の功績は土佐藩の高官に譲り、その後は一線から退こうとするその姿勢も、当時の時代背景から考えたら真似できる物ではありません。 龍馬については、今までは歴史の教科書に載っているような事しか知りませんでした。 それは龍馬のほんの一側面でしかありませんでした。 龍馬が何故こんなにも万人に愛されるのか、この小説を読んで本当に分かりました。 マジでカッコ良すぎます。 日本史史上、いや世界史史上でも指折りの傑物ではないでしょうか
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2013年11月23日 吉田東洋暗殺事件後、竜馬が脱藩してから、勝海周と竜馬が兵庫に海軍学校作りに奔走(松平春嶽に五千両を借りる)しているまでの話。
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前半、 (実が要るのさ) 竜馬にも、いまは身もふたもない。しかし、作り上げたい と夢想はしている。 といっていた竜馬が 勝海舟に出会い、ようやく一歩、階段を上ります。 そして後半ではいよいよおりょうと出会います。 そこで再び出てくる寺田屋のお登勢さんが実に格好いい。 「...
前半、 (実が要るのさ) 竜馬にも、いまは身もふたもない。しかし、作り上げたい と夢想はしている。 といっていた竜馬が 勝海舟に出会い、ようやく一歩、階段を上ります。 そして後半ではいよいよおりょうと出会います。 そこで再び出てくる寺田屋のお登勢さんが実に格好いい。 「伏見の寺田屋というのは、天下の共有でお登勢のものじゃありません」 という台詞は、私の脳内では魔女の宅急便の中のオソノさんに 変換されておりました。つまりは戸田恵子さんか。 今後もお登勢さんにも注目しながら読んでいきたいところです。 田鶴さんはかわいそうなところがあるけれども、 竜馬がおりょうに惚れた理由が書いてあり、 それが至極納得のいくものだったので、 こればっかりは仕方のないことなのかなと。 竜馬に惚れた女たちのその後、もどう描かれるのか、楽しみです。
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