竜馬がゆく 新装版(一) の商品レビュー
ワクワク感が止まらない。 竜馬の出立から、江戸での剣術の上達まで。 桂小五郎をたおす。 無骨だが、どこか人を惹きつけて止まない竜馬の魅力。
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土佐藩坂本龍馬が、剣術を学びに江戸へ5年間の留学へ。黒船の来航を機に、攘夷論と開国論が生まれてくる。 松下村塾で吉田松陰に学んだ長州藩桂小五郎(木戸孝允)との江戸での出会い。自分も剣術だけてはなくて何か成し遂げたいという野望を持つようになる。このとき20歳。土佐には牢屋に岩崎弥太...
土佐藩坂本龍馬が、剣術を学びに江戸へ5年間の留学へ。黒船の来航を機に、攘夷論と開国論が生まれてくる。 松下村塾で吉田松陰に学んだ長州藩桂小五郎(木戸孝允)との江戸での出会い。自分も剣術だけてはなくて何か成し遂げたいという野望を持つようになる。このとき20歳。土佐には牢屋に岩崎弥太郎、あとはご近所に板垣退助も。出てくる女の子(道場の娘のさな子、土佐お嬢様田鶴、あとはお冴も)はみんな感情がゆたかで素敵。友人の武市半平太。
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司馬遼太郎の代表作の1巻。竜馬20代前半、江戸での剣術修行を中心に描かれている。黒船の襲来からにわかに尊皇攘夷の機運が高まる中、 この時代の竜馬は一剣客に過ぎない。が、桂小五郎との出会いや武市半平太と同居するなど、歴史を動かす人となる土壌が作られていた。 また青春時代ならではの恋のエピソードも散りばめられてて、娯楽性も高い仕上がり。国盗り物語の1巻も同様のテイスト。 時代の先を行く考えを見出だすにはやはり、常識にとらわれない発想と行動力なくして成らない。信長もそうだったが、竜馬もそれを期待させる。 まだまだプロローグのプロローグで竜馬がこの後たった10年でどうやって日本を変えるのか先が気になりついつい読み進めてしまう面白さはさすが司馬作品!
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2018年1冊目は司馬遼太郎さんの小説。「坂本龍馬」という名前をよく耳にしながらも、どんな人生を送った人なのかあまりよく知らなかったため読んでみようと思ったのが動機。1巻目は竜馬が土佐から江戸の千葉道場に剣術修業に行く部分が文章の大半を占める。どんな人に会っても竜馬の「只者ではない」感が強調されていて、ちょっと表現過剰な気もする。でもこれまでの2作(「翔ぶが如く」「世に棲む日々」)よりかは人物にスポットが当たっていて読みやすい。全巻揃えていないが3巻までは手元にあるので引き続き読んでいきたい。
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幕末の大動乱期に偉大な功績を残した坂本竜馬の生涯を中心に、同じ時代を生きた若者たちの姿が時代背景と共に緻密に描かれた作品。1巻目では、郷土の土佐を離れ江戸で剣術の修行をする竜馬の姿が主に描かれている。当時から剣術の腕が抜きん出ているのはもちろんだが、江戸へ向かう道中や修行先で、竜馬の独特な人を惹き付ける力があらゆる場面で発揮されている。この頃から剣術に夢中になり腕を磨きながらも、剣術だけでは日本を変えることはできないことを心得ていた竜馬。しかし、土佐の郷士の次男坊で、学問にも明るくない自分に何ができるのか、この頃竜馬自身もまだはっきりと掴めていない。それでも自分は何かを成し遂げる男だという自信を持ち、周りからは法螺だ、夢物語だと言われてもブレることのない竜馬に、こういう人がいつの時代も世を変えるのだと感じた。
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米国出張を控え1巻を読了し、移動中(15時間以上)やホテルでの暇つぶしにと2巻以降を持っていった(文庫本とはいえ7冊は重かった)。結局テロ事件の影響により、現地滞在が4日から9日に伸び、ホテルで読了。現地の駐在員への土産として置いてかえることになった。@新しい歴史研究では、坂本竜...
米国出張を控え1巻を読了し、移動中(15時間以上)やホテルでの暇つぶしにと2巻以降を持っていった(文庫本とはいえ7冊は重かった)。結局テロ事件の影響により、現地滞在が4日から9日に伸び、ホテルで読了。現地の駐在員への土産として置いてかえることになった。@新しい歴史研究では、坂本竜馬の実情はどうも違うようなのだが、司馬遼太郎さんの竜馬の魅力が衰えることはない。すこっぱ(無愛想)で汚くて、でも妙に人懐っこく、女性に好かれ。大志があるようで、なかなか立ち上がらず、最後の瞬間に一気に表舞台に飛び出していく竜馬。今回はゆっくり読み直しました。しかし、お田鶴さんは最後にどうなったのでしょう。気になってしまいます。
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桂小五郎に桃井春蔵登場での公式試合中にて勝利するまでの第一巻。竜馬の青春を活き活きと描いており、誰からも愛されるその人柄を全面に押し出した内容で、女性に対する純真や漠然とした将来に対する心持ちが見え隠れする。台詞中心であるせいかとても読みやすい。脇を固める有名人達との絡みのエピソ...
桂小五郎に桃井春蔵登場での公式試合中にて勝利するまでの第一巻。竜馬の青春を活き活きと描いており、誰からも愛されるその人柄を全面に押し出した内容で、女性に対する純真や漠然とした将来に対する心持ちが見え隠れする。台詞中心であるせいかとても読みやすい。脇を固める有名人達との絡みのエピソードはとても興味深いです。
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司馬遼太郎の長編時代小説の1巻目 この本では竜馬が剣術に見込みがあるから土佐から江戸へ剣術の修行へ行き,修行をしている道場周りで起こる出来事を司馬遼太郎流の絶妙な間,息をのむ描写で描かれていた.以前に作者の作品”国盗り物語”を読んだことがあったが,その作品と同様に非常に読みやすく,行間のバランスが良い.所々古い言い回しをしている所があり,それが当時の雰囲気を醸し出しているようで面白い印象を受けている.また,竜馬だけではなく,幕末を生きた人間(岡田以蔵,武市半平太,桂小五郎,岩崎弥太郎など)との関係を竜馬目線でも描きつつ,作者目線で補足して書いてあり,その辺についても興味がわいてよかった. 1巻目は情勢自体の混乱はそこまで大きくなく,社会的には黒船来航,大地震発生,尊王攘夷の声が上がってきた程度のことであった.幕末志士との関係は武市半平太と桂小五郎がぼちぼち書いてある程度でこれからの展開に期待をもてた.また青年期の竜馬は色恋も作中で盛んに触れられており竜馬を支えた人物がこういうところから出てくるのかなと感じられた.
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高校生の時に読んで以来、久しぶりに読み返している。あの頃読んだときよりもずっと面白く感じる。1巻はまさにはじまり、竜馬の青春時代の話。桂小五郎、岩崎弥太郎という主要人物も顔をだし、今後の展開は十分に知っているものの、それでも楽しみにさせる。寝る前のお気に入りの時間が最近はこれを読んでいるとき。
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土佐藩の郷士・坂本竜馬の成り上がり物語。 誰もが知る坂本竜馬の生涯について、あまりにも有名な当作ですが、実は過去に一度断念をしました。 再度改めて読み始めて、何でこんな面白いストーリーを断念したんだろう?と自分でも分からなくなってます。 坂本竜馬が故郷・土佐を離れて江戸に旅立ち、...
土佐藩の郷士・坂本竜馬の成り上がり物語。 誰もが知る坂本竜馬の生涯について、あまりにも有名な当作ですが、実は過去に一度断念をしました。 再度改めて読み始めて、何でこんな面白いストーリーを断念したんだろう?と自分でも分からなくなってます。 坂本竜馬が故郷・土佐を離れて江戸に旅立ち、名門・千葉道場で腕を磨く。 後に世を賑わす桂小五郎、岩崎弥太郎などもこの巻で登場する。
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