竜馬がゆく 新装版(一) の商品レビュー
これまで、司馬遼太郎の作品は「太閤記」、「最後の将軍」を読んできた中、自分にとって3作目として選んだのがこの「竜馬がゆく」である。 今、現在の自分が21歳でありちょうどこの巻の竜馬と同じ年代だということもあり、随所における行動において自分と比較しながら見ていた。その中で強引にも...
これまで、司馬遼太郎の作品は「太閤記」、「最後の将軍」を読んできた中、自分にとって3作目として選んだのがこの「竜馬がゆく」である。 今、現在の自分が21歳でありちょうどこの巻の竜馬と同じ年代だということもあり、随所における行動において自分と比較しながら見ていた。その中で強引にも自分との共通項を見出そうともした。 読む中で竜馬の育ちや性格についてこれまで、自分がイメージしていた竜馬像と異なる点が幾つかあった。 家柄:土佐の郷土と格式のある家柄だあということ。 性格:普段は無口であるということ。 個人的に、岩崎弥太郎について何頁が割かれていたことが嬉しかった。彼についても、商社という業界を志す自分としては非常に興味があった。 8巻に分かれている分、1ページあたりの内容の重さはこれまでに見た作品よりも軽い気がした。したがって、割と早いペースで読み切ることができた。これは、内容が薄いということではなく、著者の歴史的解説よりも、比較的登場人物同士のやり取りが多いことに由来していると思う。
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全8巻と長いが、飽きることなく読める。 竜馬と彼を取り巻く登場人物達にどんどん感情移入していって、思わず土佐弁が出かける。 自分で見たわけではない、この時代をこんなにも豊かに描ける司馬さんはやはり凄い。
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★評価は再読了後に。 意外に蘊蓄脱線話が少ないなぁ、その割にスピード感もない。桔梗つながりでここにやってきたのですが、長い旅路、果たしてどうなることやら。 もしかすると、この本の長さは竜馬の人生の追体験のための必要不可欠な要素かもしれず。
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もっと読みにくくて難しい本かと思っていましたが、全く違います。 時代を感じさせない読みやすさとストーリーでどんどん次が読みたくなります。 竜馬のこのキャラクターや他の人物のキャラクターも 現代のドラマなどのキャラづくりにもに影響を与えている気がします。
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龍馬と黒船が出会ってからの、龍馬の心の変化が変わっていく様がワクワクした。 龍馬は、社会的な評価などではなく、自分を"坂本龍馬"と表しており、自分の思いや考えを貫いている。 合わせて改めてこういう人が日本を動かしたのかすごいな、と感じるところは、敵であれ味方で...
龍馬と黒船が出会ってからの、龍馬の心の変化が変わっていく様がワクワクした。 龍馬は、社会的な評価などではなく、自分を"坂本龍馬"と表しており、自分の思いや考えを貫いている。 合わせて改めてこういう人が日本を動かしたのかすごいな、と感じるところは、敵であれ味方であれ、常に相手方の立場を考えられるところ。 そして、知らず知らずのうちに皆龍馬に借りができ、虜になっていく。
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お恥ずかしながら初めて読んだ。竜馬の若かりし頃の情景が鮮明に浮かんできて、私自身も何か駆り立てられるような思いになった。 最初は読み切れるかな、と不安になったが、のめり込んでいくと早かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何回目だろうか、また読んでいる。ほぼ、覚えているが、年を重ねて読むと、また新たな発見がある。 志士ハ溝壑ニアルヲ忘レズ 勇士ハソノ元ヲウシナウヲ忘レズ (天下を救おうとする者は、自分の死体が将来や堀に捨てられて顧みられぬことを常に想像し、勇気ある者は自分の首が切り捨てられることをいつも覚悟している。そういう人物でなければ大事を行うことはできない) 文明は前進させねばならぬ。おなじ命を捨てる気なら、その方で死ね。 生死などは取り立てて考えるほどのものではない。ただ、何をするかということだけを思えばよい。世に生を得るは事を成すにあり、と竜馬はいつも思っていた。 寺田屋を襲われ、材木小屋に逃げ込んだ時に一緒にいた三吉慎蔵は腹を切りましょう、と竜馬に言ったが、竜馬は、まだ、自分にはすることがある、逃げ道があるか、ないかは、天が考えることであり、自分たちはとにかく、逃げることだけに専念すればいい、と言った。切腹というのは、竜馬にとっては馬鹿げたこの国の風習の欠点だと言ったのだ。
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痛快です!司馬遼太郎大先生の語り口もさすが!これまで読まなかった自分を後悔してしまいます。幕末の大激動の時代をまだまだ読めると思うと、楽しみです!
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現代語でないものがたまに出てきますがスラスラと読めました。竜馬はモテます。女にばかりでなく男にもモテます。なんでだろ?読者もみんな竜馬好きなんでしょ?僕には竜馬の魅力がまだよくわかりません。
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とにもかくにも、司馬遼太郎に出会えてよかった。 お田鶴さんの女性像は、心惹かれる。理想のシチュエーションのひとつかもしれない。
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