坂の上の雲 新装版(三) の商品レビュー
主人公のうち1人の死…
主人公のうち1人の死を通じて、戦場へ向かうもの達の青春時代との別離を描いているように感じる。楽しかった時間の思い出を胸に、彼らはどこへ向かうのか。そして果たして向かう道は、目指す道なのだろうか。明治という時代。なぜか物悲しい。
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日本はロシアと開戦し…
日本はロシアと開戦し、緒戦は旅順口での戦いとなる。海軍の司令長官は東郷平八郎がなり最初は凡将かと思われていたが、実戦に入り人としての大きさを見せていく。カッコいい。
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とても緻密に描かれており、歴史の授業だけでは到底感じれなかった日露戦争開戦までの経緯と日本人の苦悩、また開戦に向けての準備とロシアの驕りがよく描かれていて面白かった。 途中から話しが横に流れて読みづらい側面もあったが、日本から見るロシアの強大さ。日露戦争に勝ったのは知っていたけど...
とても緻密に描かれており、歴史の授業だけでは到底感じれなかった日露戦争開戦までの経緯と日本人の苦悩、また開戦に向けての準備とロシアの驕りがよく描かれていて面白かった。 途中から話しが横に流れて読みづらい側面もあったが、日本から見るロシアの強大さ。日露戦争に勝ったのは知っていたけど、それがどんなに困難で奇蹟的なことだったのか。 念入りな作戦や準備とロシアから見るとまだまだ弱小新興国の日本に対しての驕りが交わり合ってどう進んでいくのか。 まだまだ8集のうちの3集目でどこに物語は向かっていくのか先が気になる。
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105ページ 『ロシア人は、民族としてはお人よしだが、それが国家を運営するとなると、ふつう考えられないようなうそつきになるというのは、ヨーロッパの国際政界での常識であつた。』 106ページ 『ロシア国家の本能は、略奪である』 108ページ 『忠告しておきますが、ロシア人といのはい...
105ページ 『ロシア人は、民族としてはお人よしだが、それが国家を運営するとなると、ふつう考えられないようなうそつきになるというのは、ヨーロッパの国際政界での常識であつた。』 106ページ 『ロシア国家の本能は、略奪である』 108ページ 『忠告しておきますが、ロシア人といのはいつでもその盟約を反故にするという信義上の犯罪の常習者です。伊藤候に、ロシアの冬の快適さにあまり浸らないほうがよろしいとおつたえください。』 なるほど、100年前から言われていたんですね。トランプさんは、本当にプーチンさんとディールが出来ると考えたのだろうか。
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ポイント - 相手を見下し追い詰めると痛い目を見る - 人事は過去の実績や感情ではなく合理的に判断する - 強大な相手にも弱点はあり、研究し、諦めないことで勝機は見える 感想 ロシアとの戦いが始まり、様々な視点で描かれる。 西郷従道の覚悟や、山本権兵衛の徹底した人事などが印象的...
ポイント - 相手を見下し追い詰めると痛い目を見る - 人事は過去の実績や感情ではなく合理的に判断する - 強大な相手にも弱点はあり、研究し、諦めないことで勝機は見える 感想 ロシアとの戦いが始まり、様々な視点で描かれる。 西郷従道の覚悟や、山本権兵衛の徹底した人事などが印象的。 どんな強大な相手にも弱点はあるし、どんなに弱く見える相手にも舐めてかかっては負ける。
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特に印象に残った場面。 1 正岡子規の最期。(正岡子規が好きなので、今後、登場しなくなると思うと残念!) 2 日露戦争に至るまでの、日露英の思惑。 3 広瀬武夫の人間性。(ロシア海軍人へに寄せる思い、友情にグッときました。恋人の女性がロシア語で送ってきた詩に漢詩で返し、ロシ...
特に印象に残った場面。 1 正岡子規の最期。(正岡子規が好きなので、今後、登場しなくなると思うと残念!) 2 日露戦争に至るまでの、日露英の思惑。 3 広瀬武夫の人間性。(ロシア海軍人へに寄せる思い、友情にグッときました。恋人の女性がロシア語で送ってきた詩に漢詩で返し、ロシア語の訳をつけるなど、粋なことする!と思いました。)
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2025.01.20再読 子規逝く 日英同盟 海軍は西郷従道と山本権兵衛 旅順口封鎖作戦と広瀬 マカロフ将軍戦死 東郷平八郎 まだ旅順口を囲ってる状態
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正岡子規は高浜虚子や碧梧桐などの同郷の後輩に見守られながら死を迎える。その時に虚子が詠んだ「子規逝くや十七日の月明に」という句が印象的。 西郷従道という人物に焦点が当てられていて彼のような上司だったら下の人たちもみんなついて行くだろうなと感じた。海軍には疎い従道が海軍大臣になった...
正岡子規は高浜虚子や碧梧桐などの同郷の後輩に見守られながら死を迎える。その時に虚子が詠んだ「子規逝くや十七日の月明に」という句が印象的。 西郷従道という人物に焦点が当てられていて彼のような上司だったら下の人たちもみんなついて行くだろうなと感じた。海軍には疎い従道が海軍大臣になった際は山本権兵衛に全てを任せ、それを国会で通すことに徹する姿は上司の鏡みたいなもの。これができるのは従道が人を見る目があるからで山本権兵衛が信用に足る人だと確信ていたからからなのか。それのおかげで少ない予算からなんとかロシア海軍に対抗できるように軍拡できたのだから、結果成功だったんだな。 日露戦争前から伊藤博文はロシアに勝てるわけないと思いいっそのこと協商することで難を過ごそうと考え、ロシアのウィッテも日本と戦争するメリットがないと考えていたのが意外。結果的には帝国主義的考えを持つロシア軍人たちに唆されニコライ2世もその気になり日本に対して強気な交渉をしたことで日本側も引けなくなり日露戦争へと発展して行く。この時代の流れ的にはしょうがないのかもしれない。ロシアの南下政策をあのまま見過ごしていたら、日本もタダでは済まなかっただろうし。 そんな中ついに日露戦争が開戦し、真之は海軍の参謀として好古は騎馬隊を率いて朝鮮半島へと出兵する。真之は米西戦争での経験を生かして沈没戦による閉塞を試みるも旅順の硬い守りに阻まれ、また機雷を仕掛けマカロフを破るものの同じことを仕掛けられ日本側も多くの痛手を覆うこととなる。
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【30年ぶりに読む「坂の上の雲」】 第三巻は「権兵衛のこと」「開戦へ」「旅順口」など。十七夜に子規は静かに逝ってしまった。一方で、日露はついに開戦。好古・真之兄弟は陸海軍でそれぞれ重要な任務を担うようになる。 「いまら、なんとかなる。日本としては万死に一生を期して闘うほか、残され...
【30年ぶりに読む「坂の上の雲」】 第三巻は「権兵衛のこと」「開戦へ」「旅順口」など。十七夜に子規は静かに逝ってしまった。一方で、日露はついに開戦。好古・真之兄弟は陸海軍でそれぞれ重要な任務を担うようになる。 「いまら、なんとかなる。日本としては万死に一生を期して闘うほか、残された道がない(p167)」 令和に読み返す「坂の上の雲」。四巻に進もう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
坂の上の雲、3巻。 以下、ネタバレ。 この巻の序盤で、正岡子規が亡くなった。 子規についての知っていたこと、そのイメージが、この小説によって大きく更新されることになった。 いろんなところへ出掛けて、自分の感覚でこの世界の様々を、見て触れて知って解りたいと思っていたのだろうか。 限られた字数で紡ぐその世界を、写実的であることにこだわったという事実が、夭折した彼を思う時、なんとも切ない。 さてさて、物語は遂に日露戦争開戦へと突入する。 秋山好古は陸軍騎兵のエキスパートに、 弟真之は海軍参謀に。 彼らの活躍はもちろんだが、 今回の巻も周辺の人々についての記述が大変多く、しかも充実している。 小説なら許されるはずのケレンみは本当に少ない。主人公に関わる人々の細かな描写やエピソードを重ねて彼らの人となりを浮き上がらせるような所もあるのだが、その効果以上に、とにかく出てくる人物についての記述がたいへん細かい。こんなにたくさん、よく調べたなぁ…。 だから時々退屈だなと感じる部分も正直あるのだが、海戦の迫力などはその確かな描写でしっかり引き込まれるので、なんだか情緒が忙しかった。 閉塞作戦に携わった広瀬武夫や、 露のマカロフ中将…、 既知の内容の隙間を埋める壮絶な最期だった。 ここから先、陸の戦いが激しさを増してくる日露戦争。 さて、どんなふうに描かれるのだろう…。 続きが楽しみ。
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