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兎の眼 の商品レビュー

4.4

284件のお客様レビュー

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    145

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2021/06/20

教育こそが人を育み 経験に教育が伴うことで 本人の学び、気付きに変わるのだと 改めて思いました。 子供の頃読んだ際は、「三」の子ガンバレっ!とばかりおもってましたけどね。

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2021/06/02

小学生の時に好きだった本 内容は忘れてしまっていて、再読 外面だけお行儀良くなっていく世の中が、忘れそうになるものに気付く

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2021/05/08

冒頭部分の鉄三に、初め「なんてえげつない子なんや」と思った。だがそれは読んでいくうちに大きな間違いだと言うことに気付く。鉄三は本当はいい子なのだ。真面目な子も、少しやんちゃすぎる子も、障害を持った子も、小谷先生は分け隔てなく受け入れ心から向き合っていこうとする。それを批判する者も...

冒頭部分の鉄三に、初め「なんてえげつない子なんや」と思った。だがそれは読んでいくうちに大きな間違いだと言うことに気付く。鉄三は本当はいい子なのだ。真面目な子も、少しやんちゃすぎる子も、障害を持った子も、小谷先生は分け隔てなく受け入れ心から向き合っていこうとする。それを批判する者も少なくない。しかし、最後の鉄三の笑顔が小谷先生の行動が間違っていなかったことの証明であると思う。いい話だった。

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2021/02/16

教員免許取る人は一回は読む機会がある作品。教員になる上で大切なことが書いてあります。 授業で読んで感想文を書きなさいという課題が出たことがきっかけで手に取りました。「読んでよかった」の一言です。

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2021/01/11

あれ、これ登録してなかったっけ? たしか、12月に再読。 最初に読んだのが小4で三回目の読み直し。 好きなんだけど、手放しに好きになれない。当時、なんとなく自分は教師になるんだと考えながら、でもやっぱなんか違うんだよなぁと悩みながら読んだ記憶が蘇る、忘れられない一冊。 鉄三の...

あれ、これ登録してなかったっけ? たしか、12月に再読。 最初に読んだのが小4で三回目の読み直し。 好きなんだけど、手放しに好きになれない。当時、なんとなく自分は教師になるんだと考えながら、でもやっぱなんか違うんだよなぁと悩みながら読んだ記憶が蘇る、忘れられない一冊。 鉄三のイラストが表紙の、ハードカバーで読みました。 太陽の子、も読み返したい。

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2020/10/29

人を見つめる、見通す、見守る眼 "正解"を強制せず、対話・行動を通して共に考える。ひとりひとりと向き合う理想の教育を、小説といえど、ここまで描いた作品を他に知らない。 ■概要 問題児、ちえおくれ(表現は原文ママ)であっても、一人の人間。多様性、個性尊重…そ...

人を見つめる、見通す、見守る眼 "正解"を強制せず、対話・行動を通して共に考える。ひとりひとりと向き合う理想の教育を、小説といえど、ここまで描いた作品を他に知らない。 ■概要 問題児、ちえおくれ(表現は原文ママ)であっても、一人の人間。多様性、個性尊重…そんなきれいごとを言いつつ、他者にレッテルを貼って敬遠してしまうのが現実。 主人公の小谷先生も同様に、当初は問題児の鉄三に戸惑い、"常識"を教え込もうとして、反発を喰らう。(鉄三は無口なので顔面を引っ掻くという暴力をふるわれる)しかし、鉄三の真意に向き合うことと、"常識"ではなく真実を知ることを通して、問題児の鉄三が街を救うまでになる。 ■所感 足立先生の授業、生徒ととの向き合い方こそ教育。生徒に答えを教えるのではなく、いかに考えさせられるか、自ら考えること、行動することを放棄した者には厳しく(冷たく)する一方で、自力でもがくものには懸命に付き添う。 小谷先生はじめ、処理所の子たちを親の職業や見た目で判断せず、虚心坦懐に向き合い、丁寧に聞き語りかけることをあきらめない。教育者、親、すべての大人の心に叩き込んでおきたい姿勢であった。 処理所の人たち、子どもたちのピュアな心も忘れてはならない。卑屈になり、姫松小学校の先生に無下に反発していたら、なかなか心通わせるのもしんどかっただろう。 後半は若干プロレタリアのイデオロギー臭がするものの、私たちの生活が誰に支えられているか、自分たちの取得するもの、排出するものを自分達で始末する責任を忘れてしまっていることに気づかされる。 小学生の頃の師に20代最後の歳に勧められた本、育成に少しでも関わるものとして、また自分が親になる前に読んでおいて良かったと、心から思う。

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2020/10/05

中学生のとき、図書室で国語の先生から勧められた本です。実際に読んだのは随分後になってからでした。この作品の意味を理解したのは、実際に教職に就いてからです。教職に関心のある人に、ぜひ勧めたい作品です。 (数学科 ペンネーム「鮒一鉢二鉢」先生おすすめ) ※高校図書館に所蔵があります...

中学生のとき、図書室で国語の先生から勧められた本です。実際に読んだのは随分後になってからでした。この作品の意味を理解したのは、実際に教職に就いてからです。教職に関心のある人に、ぜひ勧めたい作品です。 (数学科 ペンネーム「鮒一鉢二鉢」先生おすすめ) ※高校図書館に所蔵があります。

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2020/08/01

So harmful story. I was so touched many times. especially the open class seen was terrific.

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2020/06/27

大学の授業で必要だからと買わせられた本。当時、まともに授業を受けず読まずに本棚に埋れていた。なんとなしに開いたら、思わず引き込まれて一気に読んでしまった。 足立先生の言葉が刺さり、鉄三の変化に胸を打たれる。苦労を避けて、安易な答えを求めがちな自分に喝を入れてくれる。久々に涙を零し...

大学の授業で必要だからと買わせられた本。当時、まともに授業を受けず読まずに本棚に埋れていた。なんとなしに開いたら、思わず引き込まれて一気に読んでしまった。 足立先生の言葉が刺さり、鉄三の変化に胸を打たれる。苦労を避けて、安易な答えを求めがちな自分に喝を入れてくれる。久々に涙を零しながら小説を読んだ。

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2020/06/07

初めて読んだのが小学校5年生のとき。 とてつもなく衝撃を受けた。読後しばらくは頭の中がこのお話でいっぱいになって、授業の中身がまるで入ってこなかったし、あまりにも強い衝撃に怖くなって、その後何年も読み返すことができなくなってしまった。 が、なぜそれほどまでに心をわし掴まれたのか、...

初めて読んだのが小学校5年生のとき。 とてつもなく衝撃を受けた。読後しばらくは頭の中がこのお話でいっぱいになって、授業の中身がまるで入ってこなかったし、あまりにも強い衝撃に怖くなって、その後何年も読み返すことができなくなってしまった。 が、なぜそれほどまでに心をわし掴まれたのか、当時の私はさっぱり分かっていなかった。今も、理解できているとは言いがたい。 学級文庫として置いてくれて良かった、出会えてよかったと心底から思う。なのに、あの衝撃の思い出が強烈過ぎて、お薦めするのに躊躇してしまう。

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